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お客様が本当に必要とするシステムを。“対話”に重きを置くプロジェクトマネージャー

▲ソリューション課 薦岡 倍雄

営業部ソリューション2課の薦岡 倍雄に仕事のやりがいや魅力を語ってもらいました。薦岡は株式会社シノプスの需要予測型自動発注サービス「sinops」導入の拡大を図るため、お客様の課題のヒアリングやデータの分析、店舗検証の実施、全体のスケジュール管理などを行うプロジェクトマネージャーとして活躍しています。【talentbookで読む】

入社の決め手は自社製品の魅力の高さ。「sinops」導入は人手不足解消に繋がる

――薦岡さんは2019年11月にシノプスに中途入社されましたが、それ以前はどんなお仕事をされていたのですか?

私は18歳でWEBプログラマーとして社会人生活をスタートしました。2年ほど働いた後に、前職場である受託開発を行っているアプリベンダーに転職し、16年間ほどお世話になりました。プログラマー、デザイナー、営業、事業企画など多岐にわたる業務に従事しましたが、業務改善提案などのコンサルティングがメインの仕事でした。退職直前は、営業マネージャー兼、受託開発のプロジェクトマネージャー(PM)をしていました。

――16年勤務した職場を退職し、シノプスに入社しようと決断されたのは何故ですか?

ずっと「お客様のコアな部分にまで関わりたい」という想いがあり、転職活動を始めました。自社製品に魅力がある企業を探している中で、需要予測型自動発注サービス「sinops」 の社会貢献度の高さに惹かれました。日本の人手不足問題は年々深刻化しており、地方の小売業の店舗にとっては避けては通れないものです。「sinops」はその解決の一助となる製品だと感じました。「sinops」を活用して「世界中の無駄を削減する 」ことで、人手不足や食品ロス削減という社会課題を解決できるというシノプスのビジョンに感銘を受け、入社を決めました。

お客様が本当に必要なものを見極めて提供したい

――長らくコンサルとして働かれた経験は、ユーザーごとにカスタマイズして導入する「sinops」とのマッチングが高そうです。

前職のときから、お客様からのご要望をそのままシステムに落とし込むのではなく、「お客様が本当ほしいものは何か?」を考えるようにしていました。そういったところは「sinops」との相性が良いと感じています。

お客様が穴開けドリルを買いに来るのって「ドリルが欲しい」のではなく、「穴を開けたい」からなんですよね。ドリルを購入した先に何があるのか……。「お客様が何を求めているのか」を本質的に見極めることが、常に求められていると考えています。

――お客様の業務や現場を知っていないと、なかなか難しそうですね。

そうですね。コンサルタントは実際にお客様の職場で働いているわけではないので、詳細な業務まではわかりません。なので、「そこで働いている人たちはどんな風に仕事をしているんだろう?」「現場にはどんな課題が存在しているんだろう?」と想像した上で、「どんなシステムが欲しいですか?」「どんな運用をしたいですか?」と、確認するようにしています。これらを実行して初めて、実用的な良いシステムが実現できると考えています。お客様が本当に欲しいもの、いらない部分を顧客視点でしっかりと想像して確認する。このスキルには自信があります!

――シノプスの導入担当は、小売業のお客様のコンサルタントということですか?

その通りです。「sinops」を各店舗に導入するために、お客様の課題と現在の運用方法をヒアリングします。そして「sinops」を導入するとその課題がどう解決できるのか、導入後の運用方法の調整を行います。また、データ分析やスケジュール管理なども担っています。

――1つの案件の導入には、大体どのくらいの期間が必要なんですか?

最初に行うのは事前分析レポートです。お客様の実際のデータを基に「sinops」の導入効果を算出するんですが、これは2週間くらいですね。その後、クラウド製品だと大体3カ月くらいかけて課題を洗い出し、数店舗で効果検証を行い、全店展開していくといった流れになります。パッケージ製品ですと、クラウドの倍の6カ月~1年くらいかかります。

――前職では金融業などのお客様とお仕事されることが多かったとのことですが、小売業のお客様もいらっしゃったんですか?

いえ、小売業のお客様はシノプスに入社して初めて担当しました。なので、業界の経験と知識はゼロからのスタートでした。

「信じて導入してよかった!」と言ってもらえることが一番の喜び

――導入担当として働いている中で、一番嬉しい瞬間を教えてください。

「sinops」が効果を発揮して、お客様が喜んでいただけるときが一番やりがいを感じる嬉しい瞬間です。発注業務を自動化する際、店舗の方々から反対されることが多いのですが、それは当然のことだと思っています。業務の効率化、自動化って聞こえは良いですが、当事者からすると「自分たちの業務をなくすってこと?」と、反発を買って当然だなと。さらに自動発注に対しての信用が低く、懐疑的な見方をされる方もたくさんいらっしゃいます。一度似たようなシステムを導入しようとして失敗した、というお客様もいます。だからこそ、「sinops」の効果や精度を丁寧に説明し、納得していただける瞬間が一番嬉しいです。

――納得して導入いただくまでの道のりが長い、ということがよくわかりました。

小売業は売るものがなければ商売になりません。売るものが多すぎても商売になりません。もし発注が間違っていても時は戻せません。たとえば、「卵をちょっとくらい多く仕入れても問題ないでしょ」って思う人もいると思います。数値で見たら大差は感じなくても、売場では大問題です。物理的に陳列・保管する場所がなかったり、賞味期限までに売り切れない場合は値引きしたり、廃棄したりする必要があり、それはお店の損失になります。なので、皆さんに「じゃあ『sinops』を信じて導入してみようか!」と思ってもらえたときは、本当に嬉しくてたまりません。「sinops」が効果を発揮してお客様が望むような運用ができてくると「業務の負荷が減って楽になったよ」とか「もう発注は細かく触らなくていいね」という言葉をかけてくださることもあります。

――仕事をする上で心がけていることがありますか?

「スモールスタート」です。私は「本当にできないことや、今できない(やらなくて良い)ことは、無理してやらない」と決めています。初めから100%のゴールを目指すのではなく、少しずつシステムを導入する方がスピーディーに進みます。少しずつでも運用が始まると「sinops」は必ず効果を発揮するので、お客様から「今度はこんなことできる?」「実はこんな課題もあるんだけど……」 と、どんどん広がっていくんです。「sinops」は優秀な製品で、一度導入したらやめられなくなるような効果を発揮していくんです。なので、実績がないのにあると言ったり、嘘ついたりせずに、胸を張って「導入してみませんか?」とオススメできます。

社内でナレッジを共有していけば、より良い仕事に繋がる

――シノプスの導入担当として活躍できる人って、どんな人だと思いますか?

実際に社内で活躍している人は、分析能力が高いと思います。自分は分析能力が低いので……。どちらかというとコミュニケーション能力が秀でているタイプなので、長所を伸ばすことを考えています。分析能力が素晴らしい人が社内に多くいるので、自分はそこに固執する必要はないなって思っています(笑)。

――役割分担って大事な考え方ですよね。

今までの社会人経験を通じて、自分がすべての業務を網羅している必要ってないよなって思うようになりました。無理してすべての知識や技術を身につける必要はないんですよ。それよりも、社内で自分が苦手とすることを得意な人は誰なのかを把握して、必要なタイミングでお願いする。組織で働く上で一番論理的で効率的な考えだと思っています。

とくに中途採用だと、すべての知識や経験を求められていると思う方も多くいらっしゃると思いますが、社内でナレッジを共有していけば、より良い仕事を効率良く行えると考えています。「社内で誰かがこんな話をしていたな」「●●の話題だったら〇〇さんが詳しいかも」「こんな提案なら他部署を巻き込めるかな」という考えができる人であれば、分析能力が低くてもシノプスで活躍できると思います。実際に私はその一例ですから。

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