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誰もが働きがいを持てる社会を目指して──異業種から転職し、キャリア支援に挑戦

「高校時代から、キャリア支援に興味がありました」。そう話すのは、株式会社ライフワークス営業部の小野 葵です。旅行業界から転職し、2022年10月現在入社2年目。業種の大転換に苦労しつつも、憧れのキャリア支援の世界で、自分らしく躍進を遂げています。現状に満足せず、常に自己研鑽を欠かさない小野。その姿に迫ります。【talentbookで読む】

キャリア支援に漠然とした興味を持ち始めた、高校時代

小野 「高校生のとき、進路を考えるためにいろいろな資料を見ていて、ふと目にとまったのが『キャリア』という文字でした」

高校時代からキャリア支援に漠然とした関心を持っていたという小野ですが、その背景にあったのは、当時の社会課題です。

小野 「当時、『パラサイトシングル』という言葉が話題でした。親に経済的依存をしている未婚の大人が増えていた時期だったんです。そのころ私は高校生だったので、働くことがどういうことかという実態はわかっていません。

でも、将来は自立して、やりたいことを実現しながらいきいき暮らしたいという目標は、明確に持っていました。父の教えで、人生は、とにかくやりたいことを実現するべき。そんな価値観のもとで育ったからかもしれません。だからこそ、なぜこんな社会課題が起きているのか。人間の心理や組織にどんな問題が起こっているのか、漠然と気になったんです」

大学では、観光学を専攻。そのかたわらでインターンシップに参加し、キャリア支援の仕事に一歩を踏み入れます。

小野 「保育人材の育成事業を行う会社でインターンシップを経験しました。そこで感じたのは、多くの人にとって、働くことは生きることと密接しているということ。その中で女性はライフイベントが多いので、社会人になってから、別の働き方を模索する人も多い。転職でまったく新しいキャリアに挑戦する女性たちにもそのなかで出会い、刺激的な経験でした」

新卒で入社したのは、キャリア支援ではなく旅行代理店。大学での学びを活かし、営業アシスタントとして海外赴任・駐在や出張の手配を担当します。

小野 「海外に興味があったので、業務は楽しく遂行していました。ただ、内勤なのでお客様と直接顔を合わせる機会がなく、やや、自分の介在価値を感じにくい環境でした」

やりがいに悩みながらも働き続け、5?6年目のころ。偶然、海外からのVIPを招待する案件を任されたことで新しい経験の機会を得ました。

小野 「そのVIPの宿泊先や導線の提案を担いました。クライアントに直接、要望をヒアリングしたり、現地に足を運んで下見をしたり、準備を重ねましたね。そのとき初めて、クライアントと直接顔を合わせながら、その方々のために提案を練ることの本当のおもしろさを知ったんだと思います」

「より、自分の介在価値を感じられる仕事をしたい」その想いは次第に強くなり、小野は真剣に転職を考えるようになりました。

「外の世界にはこんな人がいたのか」1人の女性との出会いが、人生を変えた

▲前職時代、研修旅行のシンガポールにて

小野 「前職の旅行代理店では、私と同年代の20代の後半の女性たちのなかで、30代を目前にキャリアの展望が描けず辞めてしまう人が複数出てきた時期がありました。それもあって、自身の場合は、どうやったらこの社会で、自分らしく活躍できるのだろうと思い悩みました」

悩んだ結果、実は高校生の頃から興味を持ち続けてきた「人のキャリア」や「働くこと」について今こそしっかり学んでみたいと思った小野。キャリアコンサルタントの資格取得に向け、勉強を始めますが、そのころ、ある1人の女性と出会いました。

小野 「自分よりも5歳くらい年上の先輩の女性で、仕事もプライベートも両立させている自信に満ちた方でした。周囲の人を巻き込むような影響力もある女性でしたね。こんな魅力ある生き方をしている女性が外の世界にはいるのかと、驚いたのを覚えています。私も、彼女のいる世界に飛び出してみたい、と思いました」

偶然出会ったその女性は、ライフワークスの社員でした。仕事内容について聞いてみた結果、彼女の人柄やキャリアにかける想いに共鳴。ぜひこの人と働きたいとの想いが小野を行動に駆ることとなり、ライフワークスに応募しました。

職種も扱う領域も前職とは大きく異なる、大きなキャリアチェンジでしたが、小野は営業職として、既存・新規の顧客のキャリア課題を解決すべく、研修やコンサルティングなどのさまざまなサービスを提案、納品までを伴走しています。

小野 「責任感や使命感は、前職にいたときよりもかなり強くなりました。今の仕事では、お客様と直接折衝するので、お客様の声を直に聞きますし、期待も背負っています。しっかりお応えしたい、という気持ちで取り組んでいます」

現在入社2年目。転職したことでやりがいを得ることができましたが、その分、苦労もありました。

小野 「正直、1年目は本当につらかったです。多様なニーズや課題をお持ちのクライアントを前にしても、私にはまだほとんど知識がないので、うまく相談に乗れなくて。先輩についてもらいながら進めていましたが、ものすごく不安でした。

今もまだ、完全に独り立ちはできていません。それでも、徐々に自分の力で進めながら、現在、40社程度のクライアントを担当しています」

キャリアチェンジ直後は焦りもありましたが、 丁寧なヒアリングと親身な提案を続けてきた小野。クライアントからの信頼を得て、着実に成長しています。

キャリアの専門家として胸を張れるように、自分を磨き続ける

そんな小野には、印象に残っている仕事があります。

小野 「クライアント企業で働く50代後半の社員に対して、『定年までのキャリア』『定年後のキャリア』を自律的に考えるための研修を行ったことがあります。そのとき、当社の定型のプログラムでなく、カスタマイズすることを経験しました。

カスタマイズで研修に組みこんだのは、定年以降も再雇用で働き続けている方、転職を選んだ方など、いろいろな人生のコースを選んだ方に、ありのままのお話をしてもらうという時間。準備はとても大変でしたが、研修受講者の方々から『今後のキャリア形成のヒントになった』という感想を複数いただきました。

また、クライアント企業の人事部の方からも『いいプログラムだった』との感想を頂戴することができました。役に立つことができて、本当に嬉しかったです」

顧客である企業が持つニーズと課題を確実に捉え、アウトプットに落とし込んだ結果、研修は大成功を収めました。

小野 「商談でお会いする人事の方には、現在の課題を言語化できている方もいれば、課題の特定自体に悩みを抱えている方もいます。本質を掴むためにも、今、従業員がどのような状況に置かれているのか。それにはどんな背景や理由があるのか。従業員に、会社としてはどういうことを期待するのかを丁寧にお聞きするようにしています。

これは営業のヒアリングの基礎なのですが、何度もこの基礎に立ち返って、丁寧にお聞きすることが大切だと考えています」

課題をヒアリングする際には、人事制度などの専門知識も必要です。知識をつけるために、小野は専門書を読んだりセミナーを受けたりして、自己研鑽を続けています。

小野 「正直、今はまだ、目の前のことを進めるだけで精一杯な部分もあります。もっと余裕が出てきたら、さらに幅広い知識を身につけたい。3年目には、先輩方のサポートなしでも動けるようになっていたいと思っています」

キャリアの専門家として、クライアントから相談を受けることも多くある立場。だからこそ、足りない視点を身につけて、これからも専門性を磨いていきます。

組織づくりを支援することで、人と社会を結んでいきたい

小野 「当社は立ち上げ時の2000年には、50代社員が、定年後のライフプランを考えるための研修を提供していました。そうした経緯からも、その後時代が変わり50代に求められることが変わった今でも、そのターゲットの研修に強みがあります。

現在は私自身が50代に達していないので、ミドルシニア(40から50代)の皆さんの悩みを理解したり想像したりすることに苦労することもあります。けれども、ミドルシニア社員が、社員の人員構成比の中で多くの割合を占めている会社はとても多くなっています。

生きる時間が長くなるにつれて、働く時間も伸びているので、ミドルシニアの皆さんの活躍に対する企業からの期待が大きくなっています。一方で、定年まで終身雇用で働くことが前提の時代から働いているミドルシニアの方々の意識と行動を変えていくのは簡単ではありません。そうした部分の支援にもっと向き合い、貢献していきたいです」

終身雇用が保証されず、先が見通しにくい昨今では、どの年代でも自らのキャリアについて真剣に考える人が増えています。そこでライフワークスでは、数年前からミドルシニアに限らない、幅広い年代のキャリア支援に注力しています。すべての年代の人が自分らしく人生を歩み、所属企業で価値を発揮できることに向けて、支援をしています。

小野 「私個人としては、やはり自分と同じくらいの女性の活躍を支えることにも興味があります。女性特有のキャリアプランの難しさは、この時代にもまだまだ存在するので、自らも考えつつも、女性の支援にも自分らしい貢献ができたらいいですね」

働き方もライフプランも多様化する時代。小野は、多様な人が活躍できる組織づくりを支援することで、人と社会を結んでいきたいと考えます。

小野 「今は、会社が人を選ぶのではなく、会社と個人が互いに選び、選ばれる時代です。多様な社員の強みを活かす取り組みをしている会社は、そうした環境を魅力に感じる人材を引きつけやすいですし、逆にそれができないと、人材を惹きつけることができないという課題を抱えることになります。

私は、企業がキャリア支援を推進するための伴走しかできません。でも、そうした伴走により、一人でも多くの社員が活躍するきっかけづくりを積み重ねることができれば、個人と会社がwin-winの関係になり、多様な人が活躍できる組織を作れるのではないかと思っています。それが、一人ひとりが自分らしく人生を歩む社会の実現につながるとも考えます」

学生時代から興味を抱いていたキャリア支援の世界で、より良い社会の実現を目指す小野。自分の知識とスキルをさらに磨きながら、これからも躍進していきます。

株式会社ライフワークス

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