文系出身、未経験、第二新卒で技術者に──自由度の高い環境だから描ける成長の未来図 | キャリコネニュース
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文系出身、未経験、第二新卒で技術者に──自由度の高い環境だから描ける成長の未来図

▲ 学生時代ダンスサークルに所属していた時の写真です。法学部での勉学とダンスに熱中していました!

2022年に第二新卒で入社した雨森 健太郎。現在は大手総合商社の物流プラットフォーム案件に携わっています。文系出身かつ未経験でITの世界に飛び込みながら、入社後さまざまなプロジェクトで活躍し、急成長を遂げてきた雨森。特異な経歴をもつ立場から見たフレクトの魅力を語ります。【talentbookで読む】

突如として芽生えたプログラミングへの関心からITの世界へ

学生時代は、官僚を志し法学部に進んだ雨森でしたが、就職活動するころには考えが一転。1社目では、若手のうちから裁量権が与えられ、やりたいことを自由にできる環境を求めてベンチャー企業に就職しました。

「それまで敷かれたレールの上を歩いてきたところがあったので、レールから外れて何か大きなことをしてみたいと漠然と考えていました。そこでまず身につけたいと考えたのが、主体的に行動するためのマインドセット。自分を追い込むつもりであえて大企業を避け、挑戦できそうと感じた環境を選びました」

入社後、雨森が配属されたのはインフルエンサー事業部。営業担当としてインフルエンサーマーケティングに携わります。

「YouTuberなどのインフルエンサーと企業のあいだに立ってもろもろ調整する、いわばクッション役。個性の強い方を相手にする機会が多く、高い水準の柔軟性が求められました。おかげで法人営業のノウハウが学べましたし、コミュニケーションスキルも身についたと思います」

その後、雨森は自ら志願して新規事業開発を担う部署へ。プラットフォームの開発によって営業業務を効率化する狙いがありました。結果的に思うように需要を掘り起こすことができず、新規事業の立ち上げには至らなかったものの、その過程で雨森は最もほしかったものを手にします。

「ビジョンを描いて事業化するためのプロセスを考えたり、新規営業をかけたり。事業をつくる難しさを肌で感じることができました。主体的に行動できたことは大きな収穫だったと思っています」

一方、仕事と並行して自らの手でアプリ開発を進めていた雨森。プログラミングの楽しさに目覚めたことがITの世界に入るきっかけになりました。

「複数のアプリに分散して格納された情報を手軽に一箇所にまとめられるようなアプリをつくるつもりでしたが、すぐにコンピュータサイエンスそのものに関心が移っていきました。そのうち仕事として本格的に取り組んでみたくなり、転職を考えるように。アプリをつくり始めてわずか半年ほどのことでした」

転職活動をする中で出会ったのがフレクト。文系出身で専門的な教育を受けていない雨森にとって、技術を学ぶ上で理想的な環境があることが決め手になりました。

「それなりに勉強はしましたが、独学で半年やっただけ。研修が充実している上、社内に優秀な技術者が多く在籍していて、勉強熱心な人が多いと知って興味が湧きました。

また、個人的に関心のあったOSのことを面接で話題にしたところ、面接官が興味深げに聞いてくれて。ここなら自分のやりたいことができそうだと感じられたことも背中を押しました」

入社後、ほかにメンバーがいなかったこともあり、3カ月を想定した新人研修プログラムを雨森はたった1カ月で受講し終えます。

「標準的に実装されているようなものを自力でつくって理解するような内容でした。トレーナーの方にもついてもらって、プログラミングを体系的に学んだことのない自分が基礎を学ぶには十分な内容だったと思います」

フロント開発からインフラ構築まで。1年足らずで駆け上がった成長の坂道

研修を終えた雨森が最初にアサインされたのは、建設企業の自動運転管制システムのアプリケーション開発でした。

「担当したのは主にReactを使ったフロント開発です。約3カ月の短い期間でしたが、少人数のプロジェクトだったため、バックエンドやデータベースも見る必要があり、メンバーとコミュニケーションを取りながら懸命にキャッチアップしていきました」

続くプロジェクトでも約3カ月フロント開発に携わった雨森。まとまった期間、同様の言語を使った開発に参加したことで大きな学びや気づきを得たと言います。

「ReactやTypeScriptによる本格的な開発を経験したことも、優秀な技術者の仕事を間近で見たこともそのときがはじめてでした。熟練のメンバーが作成するコードの正確さや美しさに圧倒される一方、これまで我流で書いてきたものと一致するコードも中にはあり、プログラミングの歴史をひとりで追体験するようなおもしろさがありました」

同じころ、社内で資格取得キャンペーンが実施されたのを機に雨森はAWSの資格を取得。そのことも評価され、2023年4月に昇格を果たします。入社からわずか9カ月後のことでした。

資格を取得したことで視野が大きく広がったと話す雨森。その後、大手総合商社の物流プラットフォーム案件に加わり、現在もインフラチームとしてAWS上での環境整備を担当しています。

「木質ペレットを輸入するにあたって、原料調達から発電に至る物流リソースの情報を一元管理できるようなシステムを開発するプロジェクトです。先に担当していたプロジェクトがちょうどひと段落したタイミングで、『AWSに触れるポジションがあるんだけどやってみる?』と声をかけられたのが参加したきっかけでした」

インフラに関わることになったのは雨森にとって当プロジェクトがはじめて。技術者の仕事の醍醐味を感じていると言います。

「資格は取得していたものの、AWSもインフラもわからないことだらけの状態からのスタート。最初はとても苦労しましたが、危険な接続を防いだり、情報の処理を行ったり、情報を一時保存してアクセスの速度を速めたりと、仕組みがわかるにつれておもしろさがわかるようになってきました。あらゆる技術分野に通じた技術者になりたいと考えているので、いまとても充実しています」

挑戦を応援し、学びを奨励する文化こそがフレクトの魅力

2023年7月で入社して丸1年になる雨森。特異な経歴をもつ立場から、フレクトの魅力についてこう話します。

「研修が充実していること、顧客から直接請け負う案件が多いこともさることながら、私が最も気に入っているのは、社員の挑戦を後押しする風土。これまで携わってきたどのプロジェクトを取っても、私の意を汲んでアサインされたものばかりでした。

そもそも、手を挙げたからといって、未経験の技術分野の仕事に社員をアサインしてくれる会社はそうないはず。やりたいことを応援してもらえているのはとてもありがたいことだと思っています」

業務に励むかたわら、雨森は勉強会の企画にも積極的に取り組んできました。学びを奨励するフレクトの文化を大いに享受していると言います。

「皆さんから教えてほしいというスタンスで、入社してまもないころからコーディング技術や新言語についての輪読会を開催しています。最初に参加した案件に、自分と同じOSやコンパイラといった低レイヤーの技術に関心のある方や学ぶ意欲のある新卒のメンバーが集まっていて、『一緒に勉強しよう』と声をかけやすい雰囲気がありました。

勉強熱心な人が多いのもフレクトならでは。1カ月あたり1万円の書籍購入費が支給される制度にも魅力に感じています」

一方、未経験でITの世界に飛び込んだ自分だからこそ発揮できているバリューもあるという雨森。

「私のように文系出身は稀ですが、コンピュータサイエンスのバックグラウンドがない新卒の方もフレクトには少なくありません。経験者採用の方も同様で、技術者としてすでに活躍されている方でも、実は基礎的な部分で知らないことがあります。

社内ではさまざまな勉強会が開催されていますが、プロジェクトの成功事例を紹介するものが中心。輪読会を立ち上げた背景には、そうした基礎的技術もおさらいできる場所がほしいと思ったこともありました」

技術への情熱から生まれる大きなビジョン。フレクトだから描けるキャリアの道筋

高い技術力を備えたプロ集団として知られるフレクトですが、意外にも門戸の広さを感じているという雨森。情熱をもって技術に取り組む姿勢さえあれば、誰でも同社にフィットすると話します。

「プログラミングのおもしろさを知っている方、ハマった経験がある方なら、きっと楽しめる会社だと思います。会社側にもそうした技術に対する姿勢を歓迎する傾向があり、面接で技術について熱く語っても、白けた顔をせずに興味を示してくれたのはフレクトだけでした。

論理的思考力が必要という意味で数学の知識があるにこしたことはありませんが、挑戦する想いさえあれば、受け入れてくれる会社だと思います。スキルは後から付いてくるものですから」

そんな雨森がフレクトで目指すのは、CTOになること。大胆な目標の背景にある想いについてこう述べます。

「前職で法人営業に取り組んでいたのは、ビジネスをする上で法人相手のやりとりが欠かせないなと思っていたから。最終的にビジネス側のポジションに就きたいと考えています。一方で技術が好きなので、ずっと最前線にいたいという気持ちもあって。ビジネスと技術を掛け合わせたポジションを辿っていけば、おのずとその頂点にいるCTOがゴールになります。

公言しておけば、『CTOになるんでしょ?』と周囲が盛り立ててくれて、それだけチャンスが巡ってくる機会も増えるはず。優秀な技術者が多いフレクトだけにハードルの高さは承知の上ですが、あえて高い目標を掲げることで、自分を鼓舞するようにしています」

入社2年目の雨森にとって、いまはそのための足固めをする段階。一歩ずつ着実に、技術者としてのキャリアを積み上げていく段階です。

「CTOになるには、技術全般を知る必要があります。これまでフロントエンドとインフラに取り組んできましたが、バックエンドやオンプレのシステムはもちろん、AWS以外のクラウドも未経験。これから足りない技術を埋めていく予定です」

その情熱と野心が、すべての扉を開く鍵に。技術者として高みをめざし、これからも急成長を続けるであろう雨森の姿から目が離せません。

※ 記載内容は2023年6月時点のものです

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