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構想を実装しカタチあるものに──事業推進役として組織をけん引する事業トップの原点

2012年12月12日設立 共同創業者3名(左から田中、網野、花谷)

創業メンバーのひとりであり、現在は取締役兼Data-Informed事業本部長を務める花谷 慎太郎。事業の推進役として、また役員中もっとも事業側に近い存在として、プロダクトづくりや組織マネジメントに携わってきました。これまでのキャリアや、ほかの創業メンバーとの役割分担、求める人物像などを語ります。【talentbookで読む】

一貫して大切にしてきたのは、「ものづくりを通じて人の役に立ちたい」という想い

幼少期は引っ込み思案だった花谷。その性格が変わり始めたのは、自由な校風で知られる中高一貫校に入学してからでした。校風と個性豊かな友人たちとの出会いに支えられ、バスケ、野球などの部活に、勉強に、学校行事に、と全力投球するようになります。その後、工学部へ進学。背景にあったのは、ものづくりへの想いでした。

「幼少期のころは大工になりたいと思っていました。制作活動に没頭していたわけではありませんが、学生時代も節目節目にはものづくりに携わりたいと思って意思決定してきたように思います。

何かをつくったり、生み出したりすることは人間にとって根本的な欲求なんですかね。新しいもの、人の役に立つものを生み出したいという気持ちは、社会人となった今の自分にも根を張っているように感じます」

大学では土木工学を専攻した花谷。プログラミングを用いて土木関連の分析シミュレーションを行う研究室に所属したことが転機になりました。

「それまで、ものづくりというと“物理的にカタチにすること”と同義だと思っていたのですが、プログラミングに取り組み始めたことで“電子空間”にもものづくりがあることを知りました。そこで、ソフトウェアのおもしろさに気づいたのです」

花谷が最初のキャリアとして選んだのは、建設コンサルティング会社。研究内容だけでなく、大学時代の海外体験がキャリアの方向性を決める道標となりました。

「大学3年生のときに休学し、バックパッカーとしてスペイン語を勉強しながら中南米を旅しました。その後、大学院在籍時には、カナダでの交換留学を経験して英語を学習。こうした経験や大学院で学んだ知識を活かし、海外で土木系の分析シミュレーション業務に携わる仕事に就くことを考えるようになりました。

最初に就職した会社は、政府開発援助(ODA)プロジェクトに参画する、海外で働く機会に富む職場。25~32歳にかけての大半の時期をフィリピンやインドで過ごし、堤防やダムの建設を支援する仕事をしていました」

当時携わっていたのは、建設プロセスの中でも、最後の“つくる”工程にだけ関わる仕事でした。より上流のビジネスに関わりたいと考えるようになった花谷は、2008年に戦略コンサル企業への転職を決意。32歳で戦略コンサルタントへの転身を果たします。

「当時は、海外での仕事、分析シミュレーションの仕事に楽しさを感じる一方で、30年後の自分の姿がなんとなく想像できてしまうことへの物足りなさを感じていました。建設という1分野を突き詰めていくことは楽しい。でも、将来は現在の延長線上に見通せてしまう。自分の人生を考えたときに、『それは本当に、自分が望む未来なのか』という疑問にぶつかりました。

誰しも20代30代くらいでそういうことを考える機会はあると思いますが、私もそんな感じでした。今の延長線上にない、新しい未来を切り拓くべく、戦略コンサルの門戸を叩いたんです」

共同創業者たちとの出会いが切り拓いた道。ビジョンをカタチにする役割のもと起業

ギックスの共同創業者であり、代表取締役CEOでもある網野 知博と出会ったのは2011年のこと。当時、2人はコンサル企業の同僚でした。

「あるプロジェクトで網野と最初に仕事をしたときに、網野の仕事の進め方や発想などが全面的にすごかったんです。そんな人物に出会ったのはそれが初めてだったので、大きな衝撃を受けました。

発想については、とてもワクワクする、ただ普通にやったら実現できそうにない、とはいえ全く実現性がないわけではない。そんな境界にある魅力的な構想を描いていて強く共感したことを覚えています。

当時、網野はビッグデータやアナリティクスのサービスを提供する組織を拡大している最中で、チームメンバーを探していました。そのころの私は戦略部門にいたのですが、網野から声をかけられたときに、『こういう人と一緒に仕事をする方がおもしろいんじゃないか』と感じ、網野のいる部門への異動を決意しました。」

周囲の慰留もありましたが、新しいことに取り組みたいという気持ちの方が強かった、と花谷は振り返ります。異動後は、目標や進むべき方向性を明確に示すリーダーシップを備えた網野のそばで、自身の役割を徐々に見つけていきました。

「もともと私はものづくりが好きだし、ものごとをカタチにすることが得意でした。網野の“描いた構想”を実装する役割を担えばいいのではないか。そんな風に考えるようになりました」

また、ギックスのもうひとりの共同創業者、田中 耕比古も、このとき同じ部署に属していました。

「田中は、客観的に物事を見て俯瞰的な判断ができます。その上、上場してからはとくに重要性が増した、対外的なコミュニケーションの設計にも長けています。構想する人と実装する人と、そして俯瞰的に物事を見てアドバイスができる人という具合に、三者三様の特性がマッチして、バランスが取れているなと思います」

唯一無二といえるパートナーを得た花谷。網野から起業を誘われたとき、あまり迷わなかったと言います。

「正直、決断の大きさで言えば、戦略部門から網野のチームに異動するときの方が、大きかったなと思います。起業のタイミングでは、まぁ、なんとかなるんじゃないかと思いましたし、何よりまず『おもしろそう』と感じました。網野に会社を作ろうか、と言われたときは、それほど大きな迷いはなく『やりますか』と答えたと思います」

点と点とがつながり、線に──ギックスの戦略と成長の背後にあるもの

2023年6月期 決算説明資料(抜粋)

現在、DIコンサルティング・DIプラットフォーム・DIプロダクトから構成されるData-Informed事業本部長を務める花谷。役員の中でももっとも現場に近い立ち位置にいる花谷から見て、これまでのギックスの歩みはもちろん紆余曲折あるものの俯瞰的に見ると順調に進んだようです。

「ビジネスが成長している理由は、一つ目は事業ドメインが成長分野であったこと、もう一つはギックスとしてやりたいことに沿う仕事を見極めて、それをつくり出してきたからだと思います。起業して自分たちでサービスをつくっているので、やらされているサービスというのはもちろんなく、自分たちがやりたいサービスを作れていると思います」

軽やかにそう語る花谷にとって、ターニングポイントとなる出来事がありました。2014年にラスベガスで開催されたAWSのイベントに参加したときのことです。

「とても刺激的な場だったんですよ。すごいな、世界は変わるな、と感じました。そして、同じ話を聞きながら、自分と同じように興奮しているエンジニアが会場に1万人以上いることにも心を揺さぶられました。ここにいる全員が新しい領域に興味を持ち、熱狂し、サービスをつくろうとしている??そう思うだけですごくワクワクしたのを覚えています。

カンファレンスで新しい技術情報をたくさん浴びたことが、DIプラットフォーム、DIプロダクト開発へと事業領域を広げることにもつながりました。こうしたきっかけと、それに触発された取り組みがいくつも積み重なった結果、より多くの企業にDIサービスを提供できるようになったのだと思っています」

もう1つ、花谷にとって印象的な思い出が数々のクライアントとの出会いです。

「ギックスのビジョンや提供サービスに共感してくださる、多くのクライアントと出会うことができました。聡明で活力のあるクライアントの皆さんと一緒に、魅力的で意義深いプロジェクトに共に取り組めているのはとても恵まれていると感じています。

ギックスに仕事を発注しようと考える方は例外なく、『会社をこんな風に変えたい』『こういう新しいことをやって、世の中を良くしたい』という熱い想いをお持ちです。そういう方たちの役に立ちたい、ご一緒に働きたいという気持ちが、創業してから変わらない大きなモチベーションになっています」

こうした過去と今とのつながりについて、網野と同様、“Connecting The Dots(点と点をつなぐ)”というスティーブ・ジョブズの有名な一節を引いてこう話します。

「クライアントもそうですが、社員やパートナーとの出会いも、とても貴重なものばかりです。当社のChief Architect 兼 Chief Technologistである岡と出会えたのはパートナー企業にご紹介いただけたからです。また、大学時代に学んだAIの知識は今も仕事に活かせています。過去に打ったたくさんの点どうしがつながって線になってきていると日々実感しています。

網野や田中とも『Connecting The Dots』の話はよくしていて、ギックス創業メンバーに共通する視点だと思います」

目の前の売上にコミットし、共に成長する仲間達と歩みたい

これからさらなる成長期に入り、企業規模の拡大をめざすギックス。

ビジョナリー型の思考で将来に向けて新たな価値提供を目指すCEOの網野と、目の前のクライアントに提供価値をしっかりとお届けし続けるCOO就任予定の花谷という役割分担によって、両輪での拡大・成長(“二兎を追う”)の実現に向けた経営体制の強化も予定しているなか、花谷は未来に向けて想いを馳せます。

「これまでと変わらず、“あらゆる判断を、Data-Informedに。”をパーパスに、網野が構想するおもしろいことを現実社会に実装することで、世の中をより良くしていきたいですね。企業規模が大きくなれば、これまで以上にお客様の役に立てます。それが積みあがれば、社会に大きな影響を与えることもできるはず。COOへの就任を予定していますが、 これからも事業推進の責任者としてブレない軸を持ち続けたいと思っています」

継続的に企業成長を果たすために欠かせないのが、メンバーの力。共に働く社員に向け、期待を込めて次のように話します。

「皆が同じ方向を向いて、それぞれ積極的に動けていると思います。本当に、良いメンバーが集まっています。とてもありがたい。とはいえ、今よりもおもろいことができるオポチュニティーはまだまだたくさんある。挑戦する機会もある。もっともっと貪欲に仕事を取りにいったり、やりたいことに手を上げたり、提案してくれたりしてくれたらうれしいですね」

そう話す花谷が考える、今のギックスに必要な人材は、好奇心があって自発的に学び続けられる人。新たな仲間に向けて伝えたいことがあります。

「過去の私のように、『自分の人生の先が想像できてしまって、その未来に疑問を感じている人』や、『今の会社で機会がなく、思うような力が発揮できていないと感じる方』にこそ、ギックスに来てほしいです。

ギックスには、DIコンサルティング・DIプラットフォーム・DIプロダクトと3つのサービスがあります。それぞれのサービスを伸ばすためのポジションもあれば、それらを横串で見て有機的につなぎあわせるポジションもあります。チャレンジの機会はとても豊富ですし、今はないポジションをつくることもできます。できて10年、上場して1年の会社です。まだまだ完成していません。どんどん変えていきたいと思っています。

いまいる環境で、思うように成長できずにもどかしさを感じている人にとっては、きっと楽しめる環境だと思います」

パーパスの実現に向けて、メンバーやクライアントを巻き込みながら、まっすぐに進んできた花谷。これからも組織と事業の推進役として、ギックスのさらなる成長をけん引します。

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