販売職から営業職へのチャレンジ。成長実感を求め続けた先に見つけた「派遣営業」のやりがい | キャリコネニュース
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販売職から営業職へのチャレンジ。成長実感を求め続けた先に見つけた「派遣営業」のやりがい

「自分にとっての成長とは?」というモヤモヤに向き合い、未経験の営業職に挑戦することを決意し、2021年5月にリクルートスタッフィング(以下、RS)へ入社した小林 真優。今の仕事は、前職の販売職で培った経験やスキルを大いに活かせる仕事だと語ります。そんな小林に、入社のきっかけや今の想いを聞きました。【talentbookで読む】

もっと成長したい。モヤモヤに向き合ったことで明確になった仕事選びの軸

前職は、大手スーパーマーケットチェーンで販売職をしていました。前職を選んだきっかけは、学生時代にアルバイトをしていた飲食店。そこで尊敬する先輩に、接客態度を褒めてもらったんです。

自分の工夫や接し方によってお客様に満足いただけたり、売り上げに貢献できたりすることが何よりもモチベーションにつながっていると感じていました。そのため、卒業後も大好きな接客の仕事をしたいと、迷いなく前職への入社を決めました。

ところが、最初に配属された店舗で、だんだんと仕事の進め方に疑問を感じるようになってしまって……。現場では、本社から商品陳列ひとつをとっても細かな指示があり、それに沿って業務を遂行することが求められました。でも、心のどこかで「これは私の成果と言えるのかな?」と、モヤモヤした気持ちに気づいてしまって……そこから「いまの仕事が本当に自分の成長につながっているんだろうか?」と、キャリアについて悩む時間が増えていきました。

当時は、就職してまだ9カ月目。転職するには早すぎる……と思いましたし、短期間で辞めてしまうことに対して大きな不安もありました。ですが、やっぱり「自分の成長につながる仕事がしたい」という思いが強まり、転職を決意したんです。

次のキャリアについて考える中で大切にしたことは、「自分で考えて行動し、その成果が見える仕事」でした。そこで興味を持ったのが「営業職」です。

RSは、そんなタイミングでエントリーした企業のひとつでした。人材業界、そして「派遣」という働き方について、最初は本当に何も知らなかったのが正直なところですが、事業や業務内容について詳しく聞くうちに、派遣スタッフの方の雇用機会を創るだけでなく、就業が決まった後も伴走させてもらえることに興味を持ちました。

営業職はまったくの未経験。不安がなかったわけではありませんが、この事業の特徴である「人と深くコミュニケーションを取る」という性質は、うわべだけのお付き合いではないからこそ、相手にも自分自身にもまっすぐに向き合いたい自分に合っているかもしれないと直感的に感じました。面接後、幸いにもすぐに内定をもらえ、縁を感じて入社しました。

心の奥で求めていた「自分で考えて行動し、その成果が見える」瞬間が営業職にはある

現在は、営業職として企業24社と約120名の派遣スタッフの方を担当しています。日々の業務は派遣先企業に対して人材派遣活用の提案を行ったり、就業中の派遣スタッフが安心して就業できるような支援、調整が主な仕事です。派遣先企業と派遣スタッフの方の間に立ち、必要なときに適切に支援を行えるよう、常に伴走することを心がけています。

転職してよかったなと感じるのは、これまで漠然と抱えていた成長実感を毎日持てていること。こうあれたらいいな、と思い続けてきた「自分で考え、行動したことが成果につながる仕事」ができた瞬間が、RSの営業職にはたくさんあります。

たとえば、派遣スタッフの方から相談をいただいたとき。キャリアアップや就業条件の相談も多いですが、仕事と子育て・プライベートとの両立や健康に関する相談なども頂くことが少なくありません。

モヤモヤした気持ちや漠然とした不満って、自分ひとりではなかなか整理するのが難しいと思います。私自身も、人に相談して言葉にすることで、自分の本心に気づくことも多いんですよね。だからこそ、派遣スタッフの方が本当に抱えている要望を引き出せるように、丁寧に質問を重ねていくようにしています。

また悩みにただ寄り添うだけではなく、ベストな解決方法を一緒に見つけられるようなコミュニケーションも心がけています。まずは現在の状況について詳しく伺いつつ、理解を深めていく。そして「現場の事情ですべての希望が叶わない場合でも、どういう状態になれたらよいか」まで一緒に考えるんです。

派遣スタッフの方の考えや価値観は十人十色。決まった正解のない仕事だと思いますが、そうして自分で考え、良いと思う行動を積み重ねた結果、「いつも話しやすいです」「小林さんが担当でよかった」と、派遣スタッフの方に言ってもらえるのが嬉しく、やりがいにつながっています。

振り返ると、とくに入社直後は拙い対応だったのではないか……と反省する場面も多くあります。ですが、自分が相手のことを思って発した言葉って、やっぱりちゃんと伝わるものなんですよね。単純な法人営業ではなく、法人も個人も対応する派遣営業だからこそ身につく力であり、やりがいだと感じています。

相手の期待を正確に捉え、良い方向にモチベート。身についたコミュニケーションスキル

初めて挑戦した営業職でしたが、前職での接客経験を大いに活かせる仕事だと実感しています。

スーパーマーケットの店頭では、一人ひとりのお客様と接する時間はそう長くありません。だからこそ、その場で十分にご満足いただけるように第一印象を良くすることや、スピーディかつ臨機応変な対応が肝心です。これまでの接客で培ってきた瞬発力・対応力は、派遣スタッフやクライアントの方々にも安心感をもっていただける大きな要素になっていると思います。

さらに、RSに入社してから、もう一歩踏み込んで関係を築くためのコミュニケーション能力が身につきました。「派遣」という働き方をサポートするにあたっては、派遣スタッフの方とも派遣先企業とも、長い期間ご一緒させていただくことになります。だからこそ、その場でのすみやかな問題解決だけでなく「いかに良い関係性を築くか」といった中長期的な視点でお付き合いする必要があるんです。

「コミュニケーション能力」は、もしかするとそれほど特殊で専門性の高いスキルだと捉えられていないかもしれません。

ですが、相手にきちんと伝わるように話したり、相手の要望に応えられるように対応したりすることは、意外と難しいものです。RSでの経験を通じて、その方が何を求めてるのか、先を見越して行動するだけでなく、相手の状況や心境も汲みながら丁寧に接することができるようになったと感じます。こうしたコミュニケーション能力は、どのような仕事にもきっと活用できるスキルなのではないでしょうか。

社内外問わず、もっと多くの人に良い影響を与えられるようになりたい

日々派遣スタッフの方と接する中で、入社前はまったく知らなかった派遣という働き方の意義も感じています。

未経験でもチャレンジできる案件から、プロフェッショナルとしてスキルを活かせるお仕事まで。また、働く時間や場所など、働く上での条件面の希望に合わせた多様な選択肢があります。目指す働き方、キャリアも十人十色。派遣スタッフの方が「今後はこんな経験を積みたい」「こんなキャリアを叶えたい」と考えたときに、前向きな選択をできるように、自分自身もこれまで以上にサポートできたらと考えています。

RSに入社してからの2年間は、とにかく目の前の相手に対して全力で向き合うことを大切にしてきました。その結果、派遣スタッフやクライアントの方々の期待に応えられるようになってきたと思います。

今後はもう少し視野を広げて、社内の同僚や後輩たちに良い影響を与えられる存在をめざしたいです。RSで一緒に働く先輩方は、自分の仕事で成果を出すだけではなく、周りの応援もできる人たちばかり。立場や年次を問わず、お互いに仕事のアドバイスをし合うこともできる環境です。

ずっと憧れていた「自分で考え行動し、私だからこそできる仕事をすること」。今の私は昔のように、成長できているか不安になることはほとんどありません。でも、これで満足しているわけでもありません。営業として培った「コミュニケーション力」をより磨き、まだまだ自分のできることを増やしていきたいと思っています。ひとりでも多くの派遣先企業と派遣スタッフをつなぎ、ひとつでも多くの就業機会を創っていきたいです。

株式会社リクルートスタッフィング

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