タイムチケットで「コーヒーコンシェルジュ」として個人に向けたコーヒーに関するレッスンを提供している「おまめ」さん。バリスタとして約4年、コーヒーの本場であるメルボルンやホテル、カフェスタンドなど計8店舗を経験し、現在は都内のカフェに勤めています。

コーヒーに関する豊富な知識と技術を持つ「バリスタ」として活躍してきたおまめさん。コーヒーへの興味関心を深めたきっかけは、コーヒーがみせる多彩な表情にあったといいます。

「最初にバリスタの仕事に就いたとき、バリスタの主な仕事はラテアートだと思っていたんです。ラテアートが上手にできるとバリスタとしてすごいんだろう、と。

でも、バリスタとして勤めているうちに、ラテアートよりもコーヒーそのものの奥深さや淹れる技術の方に強く興味が湧いて。美味しく抽出する方が楽しい、って思うようになったんです。そこから、コーヒーのことを深く勉強するようになりました」

普段はカフェに勤めるおまめさんは、タイムチケットでコーヒーに関する相談に応じています。これまで様々なスタイルのカフェでバリスタとして働いてきた経験や知識、技術を生かし、バリスタならではの奥深いコーヒーの世界を教えています。

「タイムチケットでは個人に向けて、コーヒーを自分好みに淹れる方法などのアドバイスをしています。

コーヒーは人それぞれ好みが違うものですし、豆の生産地や鮮度、抽出方法や抽出の技術の良し悪しによっても味が激変します。豆の選び方や抽出方法など、その人にあった豆、その人に合った抽出方法や揃えるといいアイテムなどをレクチャーしています」

コーヒーの原産国や豆の種類、焙煎方法や抽出方法など、突き詰めていくと非常に奥が深いコーヒーの世界。専門知識を豊富に蓄えたおまめさんは、一般的な家庭でも美味しくコーヒーを淹れられるようにとコーヒー抽出理論を伝授しています。

「自宅で美味しいコーヒーを飲みたいという場合に、誰でも用意できるようなアイテムを追加することで、すぐに本格的なコーヒーを抽出することができるようになります。そうしたちょっとしたテクニックやコツを知ってもらえるのも特徴です。

コーヒーってちょっとした工夫でも味が全然変わるんです。それを楽しんでもらえたらいいなと思います」

コーヒーの魅力を溌剌とした声で語るおまめさんは、タイムチケットでのサービス提供の中でも「コーヒーを知りたいと思ってもらえることが嬉しかった」と話します。

「コロナ禍の在宅需要もあってコーヒーを趣味とする人は増えていますが、カフェの現場ではバリスタとお客様の間にある壁は厚くて、コーヒーの深い知識やレシピを共有する機会は少ないと思います。

また、カフェだと「おしゃれなカフェだから来店した」という、目的が美味しいコーヒーではないというお客様も多いです。

そんな中で、コーヒーを知りたい、もっと美味しくするにはどうしたらいいのかな、と思っている人に出会えて、その方の力になれたことが嬉しかったです」

コーヒーへの思いを熱く語るおまめさん。利用したユーザーからも称賛の声が届いています。

現在は個人に向けてバリスタとしての知見を提供しているおまめさんですが、今後は個人に限らず、コーヒーを提供する飲食店に向けてコーヒーのアプローチ方法をレクチャーしたいと考えています。

「今後は、『個人に合ったコーヒー選び』に加え『お店に合ったコーヒー選び』をサポートしていくのが私の目標です。

普段から色々なカフェを巡っているのですが、その中で本当のコーヒーの抽出の仕方を知らずに営業しているお店は意外なほどたくさんあることに気がつきました。

憧れのカフェをオープンして、エスプレッソマシンも用意したけれど正しい使い方がわからない。そういった方に向けてコーチングのような形で、バリスタの技術や知識を提供していけたらと思っています」

在宅時間が増えている今、普段の生活にある物事を楽しもうという人も増えています。その中でも手軽に始められるのは「コーヒー」という趣味かもしれません。

自分好みのコーヒーを知りたい。そんな人は、コーヒーのスペシャリストであるおまめさんに抽出理論を教わってみてはいかがでしょうか。毎日のコーヒータイムがよりスペシャルになるに違いありません。