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「化粧品の研究員の夢を持っていた」化学を修めたリケジョ
タイムチケットで「理系美容家かおり」の名で美容の相談に応じているかおりさんは、一般社団法人 美容科学ラボの代表理事を務める美容家です。
「2019年5月に会社員をやめて独立しました。
独立する前は、自動車関係の企業でケミカルエンジニアとして開発や生産技術に関わっていました」
美容科学ラボを法人化してから1年半ほど。会社員を辞めて美容の仕事に舵を切ったのは、「高校生の頃からの夢があったから」なのだそう。
「高校生の頃に化粧品の研究員になりたいという夢を持っていました。大学と大学院を化学専攻で選んで、その夢に一直線に進んでいたつもりだったのですが、研究員という狭き門というところ就活でうまく行きませんでした」
その後、就職した自動車関係の会社で勤めながらも「化学視点で美容を見るということに未練があった」とかおりさん。独学で学びを継続します。
「会社員をしながら、美容に関する民間資格を複数取りました。
資格勉強をしていると美容に関するキーワードや要点が見えてきます。それさえ見えてしまえばあとは自分で論文や専門書を読むことができるので、知見を深めて専門性を高めていきました」
■使命感を持って理系美容家になった
自動車関連企業に勤めながらも独学を続け、美容への思いを馳せていたかおりさん。会社員2年目には集英社の美容雑誌「MAQUIA」の公式ブロガーとして活動し始め、副業として美容に関わるようになります。
「美容の仕事もやりたい」と思い始めてから約3年、独立という大きな一歩を踏み出すきっかけは「使命感のようなところがある」とかおりさん。
「独学で美容を学びながら、消費者の目線から美容のことを知ることがどれだけ大変かを身をもって体感しました。それと同時に、化粧品や美容法を選ぶときに『綺麗になれそうだけどお金と時間ばかりかかって本当に綺麗になれるのかな』という迷いに対して、知識がそれを全部払拭してくれたんです。
迷いなく商品を選べたり、広告に惑わされずに自分で選ぶ軸っていうのが知識によってできたので、そのことによって自分も美容に自信を持てるようになったっていうところが大きくあります」
しかし、「一般の人が知識を得ることの大変さも同時に感じた」と続けます。
肌悩みの根本原因を分析して美容法を提案
そんなかおりさんがタイムチケットで提供しているのは、主に男性に向けた肌悩みの悩み事の相談に応じるチケット。直接の対面のほかオンラインでもアドバイスをしています。
チケットを利用した人は4、50代の世代の高い人が多いのだそう。
「主に男性向けにスキンケアの相談に応じていますが、シミや皺といったエイジングケアについて相談されることが多かったですね」
これまでタイムチケットに限らずさまざまな場面でスキンケアの悩みにアドバイスをしてきたかおりさん。タイムチケットでのサービス実施の様子を教えていただきました。
「まずゲストの方には、サービスを実施する前にどのようなお悩みがあるのかと今お使いの化粧品を教えていただきます。化粧品の成分を下調べし、お悩みとの因果関係について照らし合わせるなどして当日のサービスに挑みます。
対面の場合、お会いした時にお話しするのは主にライフスタイルのお話になりますね。いつから悩んでいて、それが何由来なのかを詳しくお聞きします。
普段使っている化粧品が合っているかどうか、また、お悩みに対してライフスタイル的にポイントになっている部分や解決策をお伝えしていきます」
■年月とともに変化するお肌。継続的なサポートも
サービスはオンライン・対面の両方で実施可能ですが、対面の方がより的確なアドバイスをしてくれるのだそう。
「お肌悩みについては、やはり直接見ないと分かりにくいところがあります。また、男性は本当にスキンケアの基本的なやり方、塗り方からわからない人も多いんです。化粧水などを塗布する圧も大事ですが、対面だとそうしたことも伝えやすいですね。
また、場合によってはそのままお買い物に同行して、ドラッグストアで一緒に成分を見ながらスキンケア用品を選んだりもできます。対面の場合はそういった良さもあります」
初回はオンラインのサービスを実施した人が、対面のチケットでリピートしてくれたこともあったといいます。
「地方にお住まいの方が、都心に来るときに対面のチケットを購入してくれていたこともありました。リピートしてもらえるというのは嬉しいですね。
年月とともに肌は変化して、肌悩みも変化します。その都度相談したい、と思ってもらえたらいいな、本当は継続してお肌を見たいなという気持ちはありますね」
化粧品の情報を正しく届けたい
美容家として独立して約1年半。科学的根拠のある正しい美容知識を届けるべくまい進するかおりさんは、これからの目標に「もっと発信力をつけること」を挙げます。
「美容法や化粧品について、有名な方がメディアでネガティブなことを伝えたら、その商品のイメージが悪くなったり誤解を受けてしまうことがあります。声の大きい方が話すことが消費者にとっての正解になってしまうんですね。
正確な情報を元に判断してもらうには、誰かが声を大きくしないと化粧品の誤解が解けないままユーザーが迷ってしまうので、それを解きたいのです。『メーカーと消費者の思いをつなぎたい』というのが私の気持ちなので、自分が有名にならなきゃなと言うのが私の目標です」