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頭の中を見える化する「マインドマップ」とは?正式インストラクターがレクチャーします

「頭の中がモヤモヤして考えがまとまらない」「やるべきことがたくさんあるけれど、何から手をつけていいかわからない」。そんな経験はありませんか?思考を整理する「マインドマップ」が、そうした悩みを解決してくれるかもしれません。タイムチケットでマインドマップの作り方を教えているアサコさんは、マインドマップの世界本部が認定する正式インストラクター。一度身につけると一生役に立つ「マインドマップ」とはどんなものなのか、教えていただきました。


目次

 連想しながら思考を整理する「マインドマップ」とは?
● ビジネスだけではないマインドマップの有用性
 マインドマップの基礎知識から実践までをサポート
 マインドマップをさらに多くの人に知ってもらえるように。指導者を増やしたい
 

⇒アサコ/キャリアコンサルタント&MindMap正式講師 さんのプロフィール

マインドマップ正式インストラクターとキャリアコンサルタント(国家資格)です。 ・帝国ホテル VIP担当〈6年〉(迎賓館勤務経験あり) ・製薬会社 人材開発部門〈4年半〉 ・ヨガインストラクター、ヨガスタジオ運営〈9年〉 ・マインドマップセミナー企画・講師〈2019年1月~現在〉 ・キャリアコンサルタント〈2020年1月~現在〉 【資格】 ・国家資格キャリアコンサルタント ・マインドマップインストラクター(TBLI) ・サービスマナー検定準1級 ・ヨガインストラクター(RYH200)

 

連想しながら思考を整理する「マインドマップ」とは?

マインドマップとは、自己分析や思考整理の手法の一つ。頭の働きを活性化してくれるノート法とも言われるものです。

その手法は独特です。マインドマップという名の通り、一枚のシート上に頭の中の地図のように描いていきます。

一つの大きな幹から思考の枝が伸び、さらに連想を繰り返すうちに枝は分岐して放射状になっていきます。そうしていくうちに、思考のプロセスがどんどんと可視化されていくというものです。

大きな特徴は、それがカラフルでまるで落書きのようであること。

マインドマップの歴史は古く、1960年代にイギリス人教育者のトニー・ブザンが考案し、進化を遂げながら現在のカラフルなスタイルへと成長を遂げました。

マインドマップを活用する人は欧米を中心に多く、著名人ではアメリカのアル・ゴア元副大統領やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏もマインドマップを活用しているのだとか。日本国内でも関連書籍が多く販売され、ビジネスパーソンを中心に、子どもから大人までさまざまな年代に広まっています。

ビジネスだけではないマインドマップの有用性

そんなマインドマップを生活に取り入れ、その技術を教えるインストラクターとしても活躍しているアサコさん。さまざまなシーンで活用する人も増えているというマインドマップですが、具体的にはどのような良さがあるのでしょうか。

「マインドマップの良さはまず、誰でも紙とペンがあればすぐに取り組めるということです。例えば、自己分析の分野は小難しく感じる方もいるかもしれませんが、マインドマップを使うとカラフルな色使いや、時には絵を描いたりしながら、楽しみながら頭の中が整理できるというのも魅力です。

また効果としては、明らかに物事が捗るようになるんですね。例えば、ToDoリストをマインドマップで書くようにしたら、一つの作業にそれまで1時間かかっていたものが10分でできるようになったり、その日にやろうと思っていたことが10あったとしたらその倍の20できるようになったり、ですとか。時間の使い方が上手になります。

私はマインドマップを主に仕事で活用してきたのですが、ミスが減ったと感じました。一つのプロジェクトについてマインドマップでまとめることで、頭が整理され、物事を組み立てるのが上手くなったと思います。

また、自分自身、気が散りやすく集中力が続かない面があるのですが、そういう部分もかなり解消できています。そういったタイプの方のもお勧めですよ」

そもそもアサコさんがマインドマップを知ることになったのは、仕事で人材開発に携わったことがきっかけでした。

「マインドマップを知ることになるきっかけはコーチングでした。製薬会社に勤めていたときに、グループ会社全体の人材開発を担う部署に配属されて、社員研修のサポートとかをやっていたんです。そのとき、コーチングを勉強する機会があり、とても興味が湧いたんですね。

先生に『自分をコーチングってできないですか?』と、素朴な質問をしたときに『マインドマップというものがあるよ』と教えてもらって。インターネットで調べて、何か面白いなと感じました」

マインドマップの有用性を実感したアサコさんは、さらに「これを人材開発や社員研修に行かせないだろうか」と考えました。

「自己流で2年ほど書いていたのですが私自身効果を感じていたので、マインドマップのやり方を伝えたいなと思ったんですね。でもそれには実は資格が必要だとわかって。そのとき初めて正規のマインドマップの書き方があることを知って、自分の独学の書き方は結構間違っていたことにも気づきました」

マインドマップの世界本部が発行する正規のインストラクター資格(TBLI)を取得したアサコさんは、現在はフリーランスでマインドマップを教える講師として活動しています。

マインドマップの基礎知識から実践までをサポート

普段は複数人のグループに対してレッスンを実施しているアサコさん。タイムチケットでは、主にマインドマップをこれから始めようという人に向けてマンツーマンレッスンを実施しています。

サービス提供はどのような流れで行われるのでしょうか。実際の様子を教えていただきました。

「このレッスンの内容は『マインドマップとは何か』という基本的な概要と、手書きのマインドマップの基本的な書き方を知ってもらうことです。

ゲストの方に用意してもらうのは紙とペンだけ。まずはマインドマップの歴史や概要とを説明し、マインドマップが活用される場面などを紹介したあと、書き方について実際に書いている動画を使いながら一つ一つ解説していきます。

基本的な書き方をお伝えしながらお好きなテーマでマインドマップを作成していただきます。さらにそれをフィードバックし、お一人でも書けるようにサポートしていきます」

短い時間でも有意義な学びを提供しようと気を配るアサコさん。レクチャーが終わった後は、当日使った資料とともに参考書籍の紹介や、書き方の復習に役立つ説明動画を共有してくれるのだそう。

「これまでチケットを活用してくださった方からは、『考えが整理されて目指す道が見えてきた』『楽しく書けた』『いろいろ活用したい』といった声をいただきました。疑問点はその後も受け付けています。

タイムチケットでは継続的なサポートはまだ行なっていないのですが、作ったマインドマップの添削をしたりといったアフターフォローのサービス展開は、今後の課題として考えているところです」

マインドマップをさらに多くの人に知ってもらえるように。指導者を増やしたい

日本に300人ほどしかいないマインドマップの正規インストラクターとして、さまざまな場面でマインドマップを教えているアサコさん。今後は『マインドマップを伝えることができる人』を増やしていきたいと考えています。

「私はこれまでマインドマップを教えることを中心に活動していたのですが、今後は教える人を増やしていくことにも注力したいと思っています。私の持つインストラクター資格では、企業や学校などの組織内でマインドマップを伝えることができる資格を与えることができます。

マインドマップの手法はビジネスシーンに限らず生活の中やいろいろな場面で非常に役に立ちます。多くの人がマインドマップを知り、豊かな生活につながればいいなと思っています」

頭の中の見える化で、考えることが楽になるというマインドマップは、一生物の思考整理術と言っても過言ではありません。少しでも興味が湧いたら、まずはアサコさんのレクチャーを受けてみてはいかがでしょうか。懇切丁寧なアサコさんのレクチャーで、マインドマップを最大限に活用する方法を知ることができるでしょう。

アサコさんにマインドマップを教えてもらう

⇒75分で分かる!初めてのマインドマップ

マインドマップってなんとなく聞いたことある、本で読んだことがあるけど実際に書いたことがないという方、普段使っているけどこれ合っているのかな?という方、正式…

 

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