「経営視点でバックオフィスの課題を解決」MBAホルダーのプロ人事 | キャリコネニュース
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「経営視点でバックオフィスの課題を解決」MBAホルダーのプロ人事

IT系ベンチャー企業で人事を担当しているHitomi Kanayaさんは、タイムチケットで人事業務全般のサポートを提供しています。労務管理から採用、教育のほか、経理や財務などバックオフィス業務の幅広い知識と経験を持つKanayaさん。これまでさまざまな企業の課題解決をサポートしてきたKanayaさんが見ている、人事の世界について伺いました。


目次

 バックオフィス経験15年。人事労務のプロフェッショナル
 こまかな人事労務の相談から経営視点の課題解決アドバイスまで
 ベンチャー企業が必要としているマネジメントの教育に着手
 

ITベンチャー企業で人事労務の仕事を9年ほどやってます。 給与計算、労務管理から採用、教育まで1人でやってきた知識を活かせたらいいな~と思っています。

バックオフィス経験15年。人事労務のプロフェッショナル

ITベンチャー企業のバックオフィス業務全般を担っているKanayaさん。これまでに4回の転職を経験し、人事労務領域を中心とした企業のバックオフィスに携わること15年というベテランです。

「新卒で入社したのはSES(システムエンジニアリングサービス)の会社でした。配属はバックオフィスでしたが、人手が足りないという理由で大手企業の情報システム部門も兼務していました。その配属先の上司の方から丁寧に指導していただいたことで、ITの基礎知識を身につける事ができました。

当時は採用業務との兼務でしたのでかなりのハードワークではありましたが、その経験が今でもIT業界のエンジニア採用に活かせていると思っています」

その後も大企業からベンチャー企業まで、さまざまな規模のバックオフィス業務を経験してきたKanayaさん。経営サイドに近い感覚で業務運営に携わっていくなかで、MBAも取得しました。

「(MBAを取得したのは)制度設計や人事全体の戦略策定を、事業や財務などの自分の専門以外の戦略と結びつけて考えられるように、と考えた結果でした。今も、ちょっと時間に余裕ができると『人事として、もっとインパクトを出せないか』ということを考えています。

上場を視野に入れている企業の場合、採用においても株主から非常に強いプレッシャーをかけられてしまうこともあるのですが、経営層に人事領域に強い方がいない場合は結構大変です。なので、人事領域に強いだけでなく、会社や組織としてどのように採用に関わっていくのか、ということも大切だなと思っています」

社内の重要な位置で仕事に取り組むKanayaさんですが、会社員として社内で活躍するだけにはとどまりません。これまでのキャリアで築いた人脈から人事関連業務を受託したり、タイムチケットなどのプラットフォームでも個人の相談に応じるなど、自身のスキルを多方面で活かしています。

こまかな人事労務の相談から経営視点の課題解決アドバイスまで

タイムチケットでKanayaさんが提供しているのは、人事部門全般の相談に乗ってくれるサービス。広い門扉でバックオフィスのあらゆることに相談に応じられるというのが特徴ですが、サービス提供の短い時間を有効に活用するために、事前に細かなヒアリングを実施しています。

「(チケットを)利用される方の属性や相談したい内容は本当にさまざまです。例えば企業の管理部門に所属している方からの実務的な質問だったり、個人事業主の方からの漠然とした相談だったり。

そういった『相談の目的』は事前にヒアリングさせてもらうのですが、内容によっては本格的な相談を受ける前に、ダイレクトメールで初歩的なことだけレクチャーしてしまい、それ以上についてはチケットを活用していただく、ということもありました」

事前のヒアリングによって、サービス本番の時間はゲストが必要としている知見の提供や課題解決に向けたアドバイスに集中することができているというKanayaさん。

「サービス提供時間を有意義に使い、課題解決に向けて的確なフォローやアドバイスができたらいいなと思っています」

実際にKanayaさんのチケットを購入したゲストの方からは、「こちらの状況を踏まえた上で、的確なアドバイスしていただけた」「話を親身に聞いていただき経験をふまえたアドバイスをいただくことができた」という満足感あふれるレビューが集まっています。

また、タイムチケットでの経験はKanayaさんにとってもプラスの側面があるといいます。

「タイムチケットでサービスの提供を始めてから、さまざまな企業の課題を知ることができて自分の知見も広がるし、その課題を解決できると自信にもつながります。自分では当たり前にやっている普段の仕事が、相手にとってはすごく価値があるっていうところが面白いです」

ベンチャー企業が必要としているマネジメントの教育に着手

バックオフィスのスペシャリストともいうべきKanayaさん。今後はマネジメントの立場にある方に向けて、外部コーチとしてコーチングの技術を伝えていくことにも着手していくといいます。

「社会人になってからコーチングの資格を取得しました。その背景には、今の企業と働く人を取り巻く環境への課題感があります。

ベンチャー企業にいると非常に高い成果を求められることがあります。会社によっては個人の自立に任せがちで、今まではそれがよしとされてきていました。その分、従業員の方がメンタルの不調に陥ることもあり、社会的なニュースになることも増えてきたと思います。

これは現職でも課題になっていることで、今後のベンチャーにおいてはマネジメントの教育が重要になってくると考えています。

この課題解決に向けて、マネジメント層のコーチングや経営陣へのコーチングなども行っていき、外の立場・スポットの立場としてベンチャー企業支援をしていきたいと思っています」

採用関連の困りごとを専門知識のある人に相談してみたい。課題解決のために客観的な視点の意見が欲しい。そんな方はぜひ一度Kanayaさんにご相談してみてはいかがでしょうか。状況を的確に捉えたアドバイスがもらえるかもしれません。

Hitomi Kanayaさんに人事の相談をする

ITベンチャーで人事総務を8年ほど経験しています。給与計算、労務管理、採用、教育など一通り一人でこなしています。また、精神保健福祉士を取得しており、その知…

 

Hitomi Kanayaさんのプロフィール

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