バイオリニスト「SAKURA」初のTikTokイベント出場で ゴールドチーム1位を獲得! | キャリコネニュース
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バイオリニスト「SAKURA」初のTikTokイベント出場で ゴールドチーム1位を獲得!

●プロフィール●

SAKURA――さくら。1999年8月13日生まれ。4歳よりバイオリンを始める。第70回全日本学生音楽コンクール1位ほか多数受賞。桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として在籍し、東京を主に数々のリサイタルを重ねる。2025年2月よりタイムチケットプロダクションと契約し、本格的にTikTokを開始、アンバサダーに就任。TikTokアプリイベント「桜アンバサダーフェス」にてゴールドチーム1位を獲得。TikTokフォロワー数56万超(2025年4月実績)

●プロフィール●
SAKURA――さくら。1999年8月13日生まれ。4歳よりバイオリンを始める。第70回全日本学生音楽コンクール1位ほか多数受賞。桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として在籍し、東京を主に数々のリサイタルを重ねる。2025年2月よりタイムチケットプロダクションと契約し、本格的にTikTokを開始、アンバサダーに就任。TikTokアプリイベント「桜アンバサダーフェス」にてゴールドチーム1位を獲得。TikTokフォロワー数56万超(2025年4月実績)

リスナーが勝たせてくれた初イベント

――自己紹介をお願いします。

バイオリンの演奏家をしながらライバーをしているSAKURAといいます。TikTokライブクリエイターとして、本格的にライブ配信をはじめてまだ3か月です。

――今回TikTok「桜アンバサダーフェス」のゴールドチームで1位という成績を残されましたが、初イベントだったのですね。

ライバーの仕事を本格的にはじめていきなり大きなイベントが始まってしまったいう感じでした。TikTokイベントの面白さを知る機会にもなるのではと、所属事務所のマネージャーさんにすすめられて、よくわからないままエントリーすることになりました。イベントの名前が「桜アンバサダーフェス」で、私の名前が「SAKURA」。で、同じ名前だったのでラッキーだったと思います。

私の枠に来てくださる方は、音楽を楽しみたいと思ってきてくださり、バトルは興味がないという人も一定数います。そのため、私も最初の頃はバトルなどにあまり興味がなく、イベントにも出るつもりはまったくありませんでした。そんな時、リスナーさんたちが、私の気持ちをくんでくださりながら、ギフトを沢山投げて応援してくださり、引っ張ってくれたのが何よりもうれしかったです。

――実際にイベントに出てみていかがでしたか?

今後の配信で必要になってくる経験が今回のバトルで体験できたのがとても良かったと思います。その他にも、枠のまとめ方などで得るものがたくさんありました。はじめてイベントに出場して1位になるという成功体験を経験できとにかくうれしかったですし、枠のみなさんと喜びを分かち合いました。TikTokのトップライバーさんがよく使っている「団結」という言葉がありますが、その言葉の意味がよくわかるようになり、私の枠でも団結ができたという実感がありましたね。

ゴールドチーム1位を獲得できたことについては、自分が一番驚いているんじゃないかと思っています。私が何か頑張ったというより、リスナーのみなさんが取らせてくださった賞だと思っています。イベント参加を通して多くの感動をいただいたので、また、出場してもっと上を目指してみたいと考えています。

演奏家と配信者の間で葛藤を乗り越えて

――SNSでの配信に興味を持たれたいきさつについて教えてください。

TikTokで個人の演奏動画を流すようになったのは、2023年6月からです。私は4歳の時からバイオリンをはじめ、高校生ではコンクールで1位を取っています。それもあって、音大生になったときは、海外のコンクールに沢山出るのが夢でした。

ところが、時はコロナ禍の真っただ中で、出たいと考えていたコンクールがすべて中止になってしまったのです。目標も何もない中で動画配信に興味を持っていたのですが、先生に「卒業をするまではバイオリンの実技のことだけを考えて、動画配信などは控えるように」といわれ、それを守っていました。そして、私は音大を卒業し、専門系のソリストデプロマコースを終えた時に、ピアニストの友達とデュオを組むことになったとこで演奏動画の配信をスタートさせました。

動画も何度かバズったので、3か月でフォロワー数が2万ほどになっていました。そのアカウントに個人アカウントリンクも貼っていたため、そこから400人ほどのフォロワーさんがいらっしゃったのがはじまりです。

――個人のアカウントで活動するようになっていかがでしたか?

まず、フォロワーさんの増やさなければなと思いました。そして、試しにライブ配信を2週間ほどチャレンジしてみようということになりましたた。その時は1日、1日1,2回程度の短時間配信だったんですけども、瞬間的にフォロワー数が1万人まで増え、その後、動画も順次出し始めました。

――短期間で非常に多数のフォロワー獲得されていますよね。

本当に驚きました。それから半年でフォロワーさんが一気に50万人まで増えました。しかし、当時の私はSNS初心者で人との距離などが難しく、SNSそのものが苦手だと感じていました。そんなことから半年間毎日活動し続けたところで、燃え尽きてしまって、1年間休む結果になってしまいました。

今となっては若手の中ではライバーをやりながら演奏家をやっている方は増えてはいますが、それが主流とは言えない状況が続いています。一流の演奏家はSNSをやらない方が依然と多いです。やっていたとしても、演奏ではなく、コンサートで花束をもらっているシーンの写真とかアンコールで拍手をもらっている部分の動画流す程度かと思います。クラッシック界では、SNSをやりすぎても「売れない」という暗黙の了解みたいなお堅い慣習があり、その狭間でこのままずっとやり続けるべきかどうかで悩んでいました。そんな中、ライブするにしても、バイオリニストとして配信する以上は、クラッシック奏者としての品位を絶対に落としたくないと思い悩んでいました。

そして今度は、クラッシックとは全く違う世界のライブ配信業界で頑張ってみようと思いました。そして、ライバー事務所に所属するかどうか考えていたところ、現在所属しているタイムチケットの各務社長の猛プッシュを受け、契約することになりました。

タイムチケットと契約しライブ配信を再スタート

――タイムチケットプロダクション入られたのは、2025年2月とお聞きしていますが、まさにその時だったのですね

はい。前年、2024年9月にもともと知り合いだった事務所の社長に打診を受け、ライバーとしての所属が実現し、今はアンバサダーです。どのような配信スタイルにしようか、いろいろ思い巡らせていた延長でこのようなチャンスをいただきました。しばらくTikTokから離れてたのでリスナーさんが戻って来てくれるかなと心配していましたが、たくさんの方が再び来て下さり、私の演奏やトークに耳を傾けて応援に来てくれるようになりました。

――現在の配信スタイルについて教えてください。

演奏家としての配信を基本にして、リクエストを軸にしていきたいと考えています。私のバイオリン演奏に対する対価として、ギフトをいただくといったスタンスで枠づくりをすすめています。そして、バトルも少しずつですが取り入れていきたいと思います。私が目標にしている音楽分野のライバーさんの中には、まったくバトルせずに上位にランクインされている方もいらっしゃると思いますが、実際はごく少数です。枠のイベントとしてバトルができれば、幅広いリスナーさんに向けて枠の認知度を高めることができます。来て下さるリスナーさんの数を増やすためにも、バトルやイベントは有効だと思っています。

――演奏する楽曲はどのように選んでいますか?

クラシックを中心にしたいところですが、ポップスやいろんなジャンルに挑戦しています。最初の3本ぐらいはパガニーニの超絶技巧とか、クラッシックでもバイオリンのテクニックをアピールできる作品ばかりを選んで配信していました。自分が練習を重ねてやってきた曲をみなさんに聴いていただきたいという思いが強かったと思います。しかし、配信を続ける中でそれだけではダメだと思い、今ではリスナーさんのニーズがある曲や、バズる可能性の高い曲選びについてかなり研究をし、クラッシックを聴かない人でも楽しめる楽曲も多数取り入れています。

枠に遊びにこられるリスナーさんたちがどのようなライブを求めているか見きわめるのは非常に難しいことに感じます。枠では日々雑談をしていますが、自分のライブ配信の1番の価値は演奏にあると思っていますし、みなさんにもそう思っていただきたいと思っています。例えばギフトを投げて下さった方のために、その方の好みの曲を演奏するなどを積極的にしていきたいです。クラッシックに興味がなくてもポップスなどは聴くこともあるかと思います。リスナーさんには曲を演奏して、バイオリンの音色を楽しんでいただき、お礼をしていきたいと思っています。

また、ビジュアルについてもリスナーさんが飽きないようにちょっとした工夫を重ねています。毎回衣裳を変えるなどの気も配っています。演奏はプロとしてしっかりやるのが前提ですが、リスナーさんが見続けたいと思っていただける動画を作成しようと日々思考錯誤しています。動画を見て私の音楽を聴いてライブ配信にも来てくださる方が増えるといいなと思っています。

ライブ配信を元気に継続するために

――ライブ配信活動していく上で大切にしていること、気を付けていることなどで、ルーティンがあれば教えてください。

実は最近ライブ配信を終えた後、日記を書くようにしています。配信のことだけでまとめています。どんなことがあったか、何をしたのか、その時の気持ちなどを振り返るのに便利です。ライバーの仕事は、メンタル維持が大事だと思っています。

また、毎日ライブ配信をやっていると、日によってはモチベーションがさがったりすると思いますが、そんな中でしっかり休むことが大切だなと思い「メンタルをどう持ち直すか」を意識しながら過ごすようにしています。

私はヴァイオリニストなので、子供の頃から毎日休まず練習をやってきたので、やり続けることに比較的慣れていると思います。しかし、そんな私でも、配信で身も心も削れる時もあり、適度な休みが必要になったりします。疲れた時はしっかり休んでリフレッシュをし、元気になったらまた続けるというふうにしてライブ配信を続けていくつもりです。

――ずっとライブ配信を続けると、TikTokAIからも「休みましょう」とメッセージが出ますよね。

そうですね。私の場合もライブ配信続けていると、どんどん入り込んで集中してしまってハイになり、配信が終わった後も眠れなくなってしまうことがあります。配信時にスポットライトをメチャクチャ浴びているというのもあるのかもしれません。つい楽しくて長く配信してしまいがちですが、朝には日光を浴びて、夜に寝るという習慣をつけていきたいです。まだはじめたばかりですので、こういうふうに配信スケジュールを組んでいるというのは確立していませんが、元気な姿をいつもお届けできるように、体調管理をしていきたいと心掛けています。

――音楽系ライバーを目指している方に一言アドバイスをお願いします。

音楽系ライバーは演奏力だけではできない仕事だと思います。音楽一筋だった人は、トーク力などをつける努力も必要になります。メンタルの状態が悪かったり、モヤモヤしているときには、演奏が上手くできないのと同じように、配信も上手にできないことが多いです。

長く仕事として続けたいのであればメンタル管理が大切になり、私も今一番それに気を配っています。ライバーはリスナーさんをもてなす側だと思いますので、リスナーさんに気を使わせたり、何かしてもらったりというのが当たり前と思わないように気をつけています。

また、バトルやイベントへの出場ですが、最初の入口のところでうまくいかなかったり、ギフトがもらえなかったりしたことだけで落ち込んで、プロのライバーになることを諦めるのはもったいないことだと感じます。ライバーをやってみたいと思った気持ちをあきらめないで、継続してチャレンジすることが大事だと思います。

目標はファンミーティング!

――今後の目標について教えてください。

オフ会、ファンミーティングをぜひやってみたいですね。また、ライバーの仕事と並行して、バイオリン教室をはじめたいという夢があり、どちらも実現まであと一歩というところです。枠に来て応援してくださるリスナーさん1人ひとりとしっかり向き合って、トップライバーと呼ばれる存在になりたいと思っています。いろいろな枠に遊びに行かせていただき、勉強させていただいています。有名な演奏家さんの枠などに憧れて通ったりもしています。臨機応変に良いものに影響を受けていきたいです。リスナーさんたちと一緒に、どんな方でも楽しめる枠づくりをしていくつもりです。

――貴重なお話をありがとうございました。

  • SAKURA受賞歴●

・第12回日本管弦打楽器ソロコンテスト弦楽器部門金賞グランプリ

・ウィーンベートベン国際コンクール第2位

・ポーランド国際コンクール3位

・第18回日本演奏家コンクール1位、および横浜市長賞

・第2回K弦楽器コンクール1位

・第7回、第9回Kアンリミテッド音楽コンクール1位

・第70回全日本学生音楽コンクール1位

東儀賞、兎束賞、かんぽ生命奨励賞、サントリー芸術財団名器特別賞

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