TikTokライブで情報発信中!ラッパー「レイヴォルク」が新曲「もう1回」MVをリリース
ラッパーとして活動し、TikTokライブクリエイターとしても活躍中の「レイヴォルク」(Rei Volk)が新曲「もう1回」のMVをリリースした。今回はその楽曲やアートワークについての思いを語ってもらった。

●プロフィール●レイ・ヴォルク(Rei Volk)――1999年7月生まれ。神奈川県横浜市出身。2022年から地元横浜でラッパーとしてアーティスト活動を開始。ほぼ同時期にTikTokでのライブ配信もスタート。現在、Apple MusicやSoundCloudで多数オリジナル楽曲を配信中。2025年8月に新作MV「もう1回」をApple Musicよりリリース
最強のラッパーを目指して
――まず最初に自己紹介をお願いします。
「レイヴォルク」といいます。ラッパーです。アーティスト活動は2022年からスタートし、今年で3年になりました。楽曲プロデュースをすべて1人で手掛け、各配信サイトで、オリジナル楽曲を配信しています。ライブは地元横浜が中心ですが、昨年から地方各地も回るようになりました。また、自分の音楽活動の情報を配信するためにTikTokでも活動しています。
――レイヴォルクさんというお名前ですが、てっきり海外の方かと思いました。
実はみんなにそういわれます。しかし、僕は生粋の横浜育ちの日本人。名前の由来もよく聞かれるんですが「レイ」は僕の本名で、それに神話に出てくる神である「Volk」を付けて、ラッパー「レイヴォルク」となりました。この名前は「俺って最強じゃん」という楽曲をリリースした時に、「最強ラッパー」のイメージで、友達が名づけてくれました。
――ラップとの出会いはいつですか?
ラップが好きになったのは高校の時からです。海外アーティストの耳ざわりのいい、流れるような言葉使いとリズムに大きな影響を受けました。ラップ曲のテーマは、心の叫びだったり社会風刺だったり重い内容も多いのですが、そういった歌詞にも強く惹かれました。その後「KissShot」のファンとなり、自分もいつかこういう感じの曲を作って歌ってみたいと思ったのがはじまりです。しかし、最初から何でもできたかといえば、そのようなことはありません。ラッパーになるために、いろいろな挫折や試行錯誤を経て、1人でアーティスト活動を地道に続けてきました。そして活動を続けていくうちに仲間が増え、ラップについて教えていただける方もできました。どんどん世界が広がっていき、今では自由に自分のイメージを曲作りに活かすことができるようになりました。

――曲作りで大切にしていることについて教えてください。
最近は人の心に残る言葉やメロディにこだわって曲作りをすすめています。例えば、ドライブしている時、この歌を聞いたら最高だろうなとか、この季節の空間にぴったり合うフレーズが入った曲にしたいと思っています。ラップ好きの人に気に入ってもらうのはもちろんですが、ラップをはじめて聴く人たちも自然と聴き入ることができるような曲作りを目指しています。
――今回、新たにMVをリリースされましたが、どんな楽曲ですか?
新たなMVのタイトルは「もう1回」という楽曲です。誰にでもつらいことがあると思うし、自信をなくして立ちどまってしまったり、道に迷ってしまったり、そういう苦しい状態にある人に「もう1回がんばってみろよ!」「あきらめないで!」と呼びかけるメッセージソングです。
――今までの楽曲と方向性が変わったように思いますが。
僕の曲で、ちょっと前にバズった「君しかない」って作品があるのですが、その作品とくらべても「もう1回」は、自分の目指している路線に最も近い楽曲です。どの世代の人が聴いても、耳に残る曲だと思うので、もう一度沢山拡散されると嬉しいです。

――MV見させていただきましたが、音楽はもちろん、映像もスタイリッシュです。レイさんのファッションスタイルやアートワークに憧れてファンになる人も多いのでは?
そういってもらえるとうれしいです。実は高校時代に「モデルプレス」の「ミスターコン」のファイナリストになった経験があって「ポップティーン」や「セブンティーン」やTVなどへの出演経験があります。また、ブランドの洋服を着て、ZEPP新宿などのランウェイを歩かせていただいたこともあります。
――なるほど。しかし、今はラッパーとしての活動が中心なんですよね。
ミスターコンに出ていた頃から自分はラッパーとして、心の声を響かせたいという思いが強くて、多分モデルにはならないだろうなと考えていました。直近でランウェイを歩かせていただいた時も、やっぱり自分はモデルではないな、ラッパーだよなと感じていましたね。
――MVの撮影はどちらでされましたか?
今回のMVの撮影地は、地元横浜の人気の観光スポットを撮影場所に選びました。大さん橋や中華街など横浜ならではの景色を、世界中の人に楽しんでいただだければと思って制作しました。横浜には景色がいい場所がたくさんあり、町おこしやプロモーションに繋がりますので、これからも撮影地にこだわっていきたいと思います。将来的には観光地ばかりでなく、例えば「青葉区」など全国的にはまだ知られていない地域などもクローズアップし、最終的に横浜全体のプロモーションに繋げていく構想もしています。
TikTokアルゴリズムを利用し情報発信

――話題を変えまして、TikTokライブでの活動についてもお伺いしてもいいですか?
TikTokは音楽活動をはじめたのと同時期にはじめました。TikTokのアルゴリズムや拡散力を使って、自分の音楽活動の宣伝ができればいいなと思ったのがきっかけです。SNSを通して1人でも多くの人に楽曲を聞いていただきたいと思いったのがきっかけでした。しかし、始めた当初は仲間に「TikTokやるラッパーなんて論外だよ」ともいわれたこともあります。それでも2年間コツコツ続けた結果、現在は当初考えていたように音楽活動のプロモーションの手段として使えるようになっています。
――現在はタイムチケットに所属していますが、ライバー事務所、プロダクション選びはどのようにされましたか?
TikTokについて、右も左も分からない中、30社ほどスカウトをいただいたのですが、自分で情報を集めてその中でここはいいなと思い、タイムチケットと契約しました。タイムチケットには僕の他にもたくさんのミュージシャンがたくさん所属していて、みんなライブ配信を通して、独自の世界観を作っています。アーティストとして自由にのびのび活動でき、良かったなと思います。
――ライブ配信をはじめて、一番良かったと思えることは?
一番良かったことは、応援してくれるリスナーさんがちょっとずつ増えていったということでしょうか。毎日来てくれ、高額ギフトを投げてくださる方がおり、心からありがたいと思っていて、楽曲制作にすべて使わせていただいております。また、自分の曲を1日200回もリピートして聴いてくれた人がいて、その話を聞き本当にうれしかったです。今ではライブ会場まで来てくれるリスナーさんも増え、自分の思いがいよいよかなってきたなと実感しています。
――反対にライブ配信をやっていて、つらいこととかありますか?
もちろん気分が乗らなかったり、曲作りがうまくいかなくて、落ち込んでいるときもたまにあります。そういう時は元気に振まっていても、心の深いところで、楽曲のテーマについてなどを考えていることが多いです。それが実はすごく重い内容だったりすることもあります。そちらに気を取られないように気をつけています。リスナーさんとのコミュニケーションが気分転換になって、よい結果を生むことも多いです。
――フォロワーを増やすのに何か取り組んだことはありますか?
TikTokではバトル機能がありますが、自分は積極的にやって音楽ファン以外の人たちともコミュニケーションをとるようにしていました。はじめたばかりの頃の対戦相手はなぜか海外の方が多くて、「本当に大丈夫かな?」と思ったこともありましたが、1戦1戦積み重ねて、だんだん応援してくださる方が増えていったように思います。最初は何を話せばよいのかもわからなかったけど、経験を重ねてトークもうまくなり、今では配信が楽しいと感じるようになっています。
――ライブ配信の内容について教えてください
ライブ配信をはじめた当初は、自分の音楽活動の宣伝や歌をメインにやっていましたが、最近は少し雑談寄りの配信内容になっています。リラックスした感じの配信内容にあえてして、リスナーさんたちとのコミュニケーションを取りやすくしたいという考えからでしたが、今回の新曲MV発表をきっかけに、また音楽配信寄りの内容に戻していくつもりにしています。
――TikTokライブの配信時間について伺ってもいいですか?
一番多い時間帯は夜23時頃からのスタートで大体朝4時頃には終わっています。そこから就寝し、朝9時過ぎには起床して、仕事場に出かけるというのがルーティンになっています。今のところ、ラッパーとの活動と仕事は両立できているので、当分はこのタイムテーブルで動いていきたいと考えていますので、お時間が合う方はぜひ遊びに来てください。

――最後にリスナーさん、ファンの方に一言お願いします。
性別、年齢、ラップのリスナー歴に関わらず、誰が聴いても「この曲いいな」といってくれる楽曲を作っていきたいと思っています。1人よがりではなく、より多くのリスナーさんに聴いていただける曲を目指しています。この数年は、音楽活動に本腰を入れがんばっていくつもりですので、ぜひ、最強のラッパーに進化していく姿を応援していただければと思っています。
――本日はありがとうございました。
