外出自粛で夫婦が一緒にいる時間が増加、そこで「コロナ離婚」しないためにやるべきこと | キャリコネニュース
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外出自粛で夫婦が一緒にいる時間が増加、そこで「コロナ離婚」しないためにやるべきこと

そこで「コロナ離婚」しないためにやるべきこと

そこで「コロナ離婚」しないためにやるべきこと

新型コロナウィルスの感染拡大で、当たり前の日常が当たり前じゃなくなった。仕事やプライベートの時間も今までとガラッと変わってしまいましたよね。そんな中、”コロナ離婚”という言葉が出てきました。

今こそ家族で協力しなければいけない時なのに、ストレスで関係性に溝が入るという悪循環。気が気ではない状況は外だけではなく家の中まで侵入してきているのか、という感じです。

人間誰しも変化した環境にストレスを感じるもの。それがたとえ家族間だとしても。だからといっていつまでもストレスを抱えていれば本当に”コロナ離婚”になりかねません。(文:ちばつかさ)

新型コロナ以前に、夫の”威圧”で夫婦間に亀裂が?

中年期の夫婦を対象にした発達心理学の研究論文(2001年、平山順子, 柏木惠子)によると夫婦間のコミュニケーションには4つのコミュニケーションがあるとされています。その4つは「命令口調などで言う”威圧”」「相談などにのる”共感”」「自身の悩みを伝えるなどの”接近・依存”」「いい加減な相槌をうつなどの”無視・回避”」。

中でも、夫に最も顕著な態度が「威圧」で、妻側に顕著なのが「接近・依存」なんだそうです。また、夫婦間のコミュニケーションに関しての満足度は、妻の方が夫より相対的低いとされています。

つまり、新型コロナの影響以前に、夫の威圧的な態度による妻への会話不足、逆に妻の「話を聴いて欲しい」という欲求が生まれている可能性があります。そのためコミュニケーションのアンバランスが夫婦間に亀裂をもたらしているのかもしれません。

さて、そんな中でのこの新型コロナによる自粛要請。そのままのアンバランスでは”コロナ離婚”もちょっと現実味を帯びてきてしまいますよね。

夫婦の満足度を上げる5つのポイントとは?

とは言っても「この状況の中でなんとかうまくやっていきたい」「仲良く楽しく過ごしたい」と願うのは当然のことだと思います。それなのにうまくいかない。僕も結婚12年目ですがそんな時はあります。

では、夫婦の満足度をあげるために必要な要素はなにか。それには5つのポイントがあります。

1.コミュニケーション
2.共同活動
3.安定した収入
4.性交渉
5.夫の育児参加や妻へのサポート

今この状況でできそうなものは、時間があるので「コミュニケーション」は多くとれるし、「共同活動」も探しやすい。「性交渉」のチャンスも増えるし「夫の育児参加や妻へのサポート」もできるチャンスです。「安定した収入」は今厳しい家庭もあると思うので、共同活動として力を合わせて乗り越える必要があります。

と言いましたが、これが簡単にできればどの夫婦も結婚満足度が高いですよね。これが簡単にできないから満足度が低いし、いま余計にストレスがたまるんです。じゃあ、もう諦めなきゃだめなの?

必要なのは”自己開示” 会話が難しいなら手紙でもOK!

実は、前述のポイントよりも大切なことがあるんです。それが「自己開示」。自己開示とは、見返りを期待せずにありのままに自分を相手に打ち明けることです。妻の満足度は「会話時間」と「自己開示」で大きく影響をする傾向があります。夫に関しても「妻への自己開示」の程度が満足度を高める要因になっているんです。

つまり、5つのポイントの前にこのせっかくのチャンスに、妻は妻として、夫は夫としてありのままの自分を相手に打ち明けることが必要です。

自己開示には多くの効果があって、感情を浄化する作用や、「自分がどのような感情なのか」の明確化などがあります。また自己開示をしてフィードバックをもらったとき、自分が妥当な態度なのか確認できます。お互い自己開示することで関係性が発展します。

自己開示は会話だけでなく、書くことでも有効性があります。無理やり会話しようと思っても、今までしていなければすぐにスムーズに対話することは難しいかもしれません。お互い手紙を書いてみるのも有効なのかもしれません。

面と向かって会話するのが恥ずかしいかもしれない。不慣れかもしれないので、手紙に自分の思いを書いて渡す、こんな状況だからこそこうしたい。こう思ってる。頑張っていこう。そんな手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

時間があるからこそ思い返しながら素敵な手紙ができあがるかもしれません。その一通の手紙に書いた”自己開示”が夫婦間や家族間の溝を埋めるパテになるかもしれませんね。

著者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で”野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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