「仕事が残っていても定時になるとすぐ帰る部下にモヤモヤ…」 管理職はどう向き合えばいい? | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「仕事が残っていても定時になるとすぐ帰る部下にモヤモヤ…」 管理職はどう向き合えばいい?

私が新卒で入社した平成一桁時代は、まだまだ右肩上がりの経済でした。なので、”今の頑張りが未来を明るくしていく”と思うことが出来ました。しかし、現在働いている方々の多くが右肩上がりの日本を見たことがありませんし、想像すらできないのが現実です。

そうなると遠い未来に対し、希望を見出すといったことが出来なくなります。私のように「ゆくゆくは良くなるから、今を頑張ろう!」とは思えないわけです。

定時になると仕事をそのままにしておいて、すぐ帰るメンバーの多くは、将来に希望を見いだせず、目の前の仕事に対する”自分自身のモチベーション”を見失っている可能性があります。ポイントは”やる気が無い”のではなく”やる気を見失っている”状態かもしれないということです。

やる気を取り戻す2つのポイントとは?

現代で働く多くの人が、目の前の仕事に対して意義や自分自身の充実を感じたいと思っています。しかし、現代社会は世代間ギャップやダイバーシティの広がりによりコミュニケーションが希薄化しがちで、仕事の意義や充実感を感じにくいのが実際です。

対策としては、次の2点が挙げられます。

1つ目は、瞑想や自分自身を振り返る時間を持つことです。Googleでは業務時間内にマインドフルネス瞑想を取り入れて有名になりましたね。必要なのは今という時間を感じ、自分自身の現在の状態を確認していく作業です。

2つ目は相互理解を促すコミュニケーション改革です。人は他者との関係性の中で自分自身に気付いていきます。お互いの本音を語り合える場を作っていき、本音のコミュニケーションを行うことで仕事の意義や充実感への気付きを与えていきます。

小さな階段の設計が一人ひとりのモチベーションを更に向上させる

仕事の意義や充実感をさらに上げるためには”成長実感”を演出することが大切です。以下の3つのステップを刻んでいきましょう。

STEP1:仕事を任せる(目標を決める)
STEP2:やり遂げる(達成経験)
STEP3:振り返る(内省)

管理職者はつい「今年は○○がしっかり出来るようになっていこう! 何かわからないことがあったら何でも聞きに来なさい!」と大きな仕事を、ざっくりと任せてしまいがちです。しかしコミュニケーションが希薄な社会においては、メンバーの方から聞きに来ることはなかなかありません。ふたを開けて見ると”何もできていなかった……”なんてことがよく起こっています。

そのため「今年の目標は○○」でも、それを小さく分解し、こまめに目標を伝えていくことが必要です。「小さな目標を決める→小さな目標なので達成しやすい→振り返りもしやすい」といった好循環を回していくのです。この達成経験が成長実感を上げ、モチベーションを更に向上させていきます。

今回は、仕事が終わってないのに業務終了の鐘が鳴るとすぐに帰ってしまう”やる気を見失った方”に対して、いかにやる気を取り戻していくかについてお伝えしました。

管理職の皆さんとしては、メンバー個々が自分自身を振り返る時間をとる工夫と、本音のコミュニケーションがなされる場の設計をしっかり進めてください。そのことが、モチベーションの高い集団を作り、組織成果を上げていくことでしょう。

筆者近影

筆者近影

【著者プロフィール】田岡 英明

働きがい創造研究所 取締役社長/Feel Works エグゼクティブコンサルタント

1968年、東京都出身。1992年に山之内製薬(現在のアステラス製薬)入社。全社最年少のリーダーとして年上から女性まで多様な部下のマネジメントに携わる。傾聴面談を主体としたマネジメント手法により、組織の成果拡大を達成する。2014年に株式会社FeelWorks入社し、企業の管理職向けのマネジメント研修や、若手・中堅向けのマインドアップ研修などに携わる。2017年に株式会社働きがい創造研究所を設立し、取締役社長に就任。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「社長の息子のビールグラスが空いていたから」頭を殴られた男性、歓迎会の翌日に退職【衝撃エピソード振り返り再配信】
  2. 「夫の給料が低くてイライラします。31歳で手取り20万円ボーナスなし」26歳SE女性の不満に注目集まる
  3. 有給を却下した上司に「随分と自分勝手な理論を展開してますよね?」と言い返した男性 退職届も強気で出す
  4. 入社初日に「ランチ行ってきます」と残して退職した新人 先輩は「何が気に食わなかったのか解りません」【衝撃エピソード振り返り再配信】
  5. 最悪!上司が重要データを勝手に削除→「責任は部下」となすりつけ その正体は「会長の古い愛人」だった件【実録マンガ】
  6. 「あなたの日本語おかしいわね、日本人?」と電話口でクレーム → 「ご予約いただかなくて結構です」とお断りした男性【実録マンガ】
  7. 退職の決め手になった出来事「緊急事態宣言が出ても未だに営業」「1か月の連勤で疲労困憊」
  8. 市役所のクレーマー「お前、高卒か?」 → 高学歴男性が「院卒です」と答えた結果【実録マンガ】
  9. サービス残業がひどいので「帰宅時にタイムカードを押さないように」してみた結果【再配信】
  10. 職場を1日で辞めた男性「残業は自己責任なので残業代を撤廃する」と提案した社員が最優秀賞に

アーカイブ