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「面接はスーツでなくても構いません」 そう注記する会社の意図を読み解いてみる

「面接は、スーツでお越しになる必要はありません」。選考の案内メールなどに、このような一文が添えられていることがあります。一見「慣れないスーツで来る必要はないよ」という会社の優しさを感じられる一文に思えます。

ところがこれ、就活生をこの上なく悩ませる一文なのです。これは言葉通り私服を着て行ってもよいものか、それとも……。まずは会社ごとに、どういう意図でその一文を添えているのかを考えてみましょう。(文:ユズモト)

就活生が実力を発揮できるよう配慮している会社もある

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マンガ:ユズモト

1つめは「就活生の服装を見たいから」。その人の私服を見ると、どのような人なのかが何となく分かりますよね。派手な感じなのか大人しそうな感じなのか、お化粧の感じはどうか。そういったところから会社に合った人材を見つけ出そうとしているのでしょう。

このよう会社はアパレル系などに多いようです。その会社のブランドとかけ離れた服装をする人よりも、同じテイストの服装の人の方が会社とマッチしやすそうです。「スーツ禁止」「私服でお越しください」とハッキリと書いている会社は、このタイプであることが多いので、私服で面接に行くべきです。

2つめは「就活生が自分の力を発揮できるようにするための配慮」。普段はしっかりと意見を言える人でも、着慣れない就活スーツを着ると必要以上に緊張してしまい、面接で力を発揮できなくなることも多々あります。それを防止するために、学生がリラックスして選考に臨めるように、服装をスーツに限定していない会社もあります。

このような場合、何を選べばよいか分からずうろたえるよりも、自分が安心できる服装の方がいいでしょう。「スーツでも私服でも構いません」「ご自分がリラックスできる服装でお越しください」というニュアンスで書かれていたら、おそらくこのタイプです。

3つめは「就活生をテストしている」。2つめのパターンのように、自分は安心できるからといってスーツで行くと、「スーツである必要はないとあえて言っているのだから、私服で来るのが常識である」と否定的に考える会社もあります。

逆に、「面接はフォーマルな場なのだから、『スーツである必要はない』と言っていてもスーツで来るのが常識である」と考え、学生を試す目的で私服可の文言を入れている会社もあるそうです。このような会社はあまり好きではないですが…。

もし行きたい企業がこのタイプなら、就活生向けサイトなどで過去の選考の様子をチェックしてみると安心かも知れません。万一服装が周囲と浮いてしまっても、服装だけで決まる会社はほとんどないので堂々としていることも大事なことでしょう。

あわせてよみたい:「服装自由はワナ」という都市伝説

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