趣味も高じれば”オタク”と呼ばれる昨今。彼らは一体どれくらいの金額を費やしているのだろうか。都内在住の40代男性(正社員/年収450万円)は美容オタク。男性曰く「通称”美活”です」といい、
「美活に使う金額は惜しみません。月10万円以上は軽く超えます。1日10種類以上のサプリメントを服用し、仕事帰りに銭湯で”美肌の湯”に浸かるのが日課です。シャンプーや洗顔オイルも、それぞれ5000円以上。もちろん食事にも気を使ってます」
という声を寄せている。さらに男性は美活にこだわり理由について「見た目が良いと本当に得します。第一印象は非常に重要です」と続ける。(文:鹿賀大資)
鉄オタの苦悩「切符を紛失するなど非常事態が起きれば、さらに万単位で出費」
男性は「実年齢より相当若く見られることがほとんどです」という。
「『肌が綺麗』なんて褒められると、とても嬉しくやりがいを感じます。私はもう初孫がいてもおかしくない年齢ですが、どうしても見た目がおっさん街道まっしぐらになるのが嫌で嫌で、40歳過ぎた頃から美活を始めました」
愛知県の30代男性(エンジニア/年収400万円)は鉄道オタク。子どもの頃から乗り物が好きだったものの、他人からは理解されなかったという。それでも鉄道に対する熱の入れようは「ちょっとしたアルバイト代で賄える金額ではない」と自負する。
「鉄道自体、そもそも運賃が高い。1枚1万円の乗り放題切符を使ったとしても、食費や滞在費などが高額になる。1回の旅行で2~3万円は軽く消費する。切符を紛失したり、盗まれたりしたなど非常事態が起きれば、さらに万単位で出費することも」
「遠征費用やイベント参加費、オフ会費なども含めるとトータル400万円くらい」
千葉県の20代男性(正社員/年収350万円)は”着ぐるみ”オタクだ。きぐるみを完全オーダーメイド品として発注するため「50~100万円単位の金が飛ぶ」と明かす。出費はそれにとどまらない。
「遠征費用やイベント参加費、オフ会費なども含めるとトータル400万円くらいは使っていると思う。それに誰かが新しいものを手に入れると、見栄の張り合いになるので金額は青天井」
そう語る男性だが「趣味を通して知り合った人も多く、楽しく活動できている」とコメントしている。
ほかには、
「Vtuberオタクです。学生でお金がないので、小遣いを全部オタ活に使っています。最高額は1回5万円、総額は20万円以上です。VtuberのASMRを買ったり、グッズを買ったりしています」(10代男性/千葉県/パート・アルバイト/年収100万円未満)
といった声も寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続き【アンケート】オタ活で貧乏な人や「年末年始は義実家に帰省しますか?」に関するアンケートを募集しています。