「テレワークで同僚をビンタするサービス」企業のエイプリルフールネタまとめ
4月1日といえばエイプリルフール。朝からユーザーに対して手の込んだ”嘘”を発信する企業が相次いでいる。アース製薬は「アース虫よせネットEX」を発売すると伝えた。ベランダに吊り下げると虫が集まってくる、というものだ。
グアドループ諸島の最高級樹液を使用し、パッケージには「ようこそ虫さん くつろぎといやしの楽園へ」と記されている。同社は、多様性が重視される世の中であるにもかかわらず、必要以上に虫をよけていることに気づいたとし、
「同じ地球上の仲間である虫さんたちを尊重すべく、『虫よけ』ではなく『虫よせ』ネットEXとして生まれ変わります。私たちは、虫と人がもっとなかよく生きていける社会の実現を目指します」
とコメントしている。
ビンタサービスで「部下に喝を入れたら、至らない部分を自分で考えるようになった」
タクシー会社の三和交通は『心霊スポット巡礼ツアーTHE MOVIE』の映画特設サイトを公開した。同社はタクシーでの心霊スポット巡りツアーを行っており、満を持しての映画化だ。
監督・主演はTikTokで”プチバズり中”の踊るおじさん役員、溝口孝英氏。心霊ツアー中に怪奇現象が発生し、真相を探っていくと……というストーリー。「禁断のサイコホラーファンタジー」とのことだ。なお4DXでの上演とのことで無駄に期待感を煽っている。
インターネットサービスプロバイダーを提供するインターリンクは、ビンタに特化したバーチャルビンタツール「BINTA!」(ビンタ!)をリリースした。同社は昨年6月に完全テレワークに切り替わった。
同商品は「リモートワークでも隣に社員がいるようにビンタ(平手打ち)をできないものか」ということから生まれた。特徴は「相手の状況(在席か否か、忙しいかどうか)を全く気にしないで、気軽にビンタできること」だという。
料金は月間ビンタ数が100までで月1000円。同じくビンタ数が101~1000までだと月3000円で、「100人以上のオフィスにも最適」としている。無制限プランは月5000円だ。
「雑談、声かけ、相談などは一切できません。『BINTA!で部下に喝を入れたら、至らない部分を自分で考えるようになった』、『コミュニケーション不足も解消できた』など、様々な効果が確認されています」
「陰謀や合戦に使っていた忍術を、これからは世界平和のために使っていきたい」
第一石鹸は柔軟剤ブランド「FUNS Luxury(ファンス ラグジュアリー)」の新しい香りとして「またたびの香り」を発売。同商品には”高品質なまたたびエキス”をたっぷり配合し、猫もうっとりするフワフワ極上の仕上がりになるという。
「お洗たくの仕上げにご使用いただくだけで、その香りに魅せられた猫たちが自然とスリスリしてしまう魔法のような柔軟剤です」
猫のお気に入りのクッションの洗濯時のほか「抱っこ拒否の最終兵器」としても使える。なお、同商品で洗濯した衣服を着用して猫カフェ利用は控えたほうがいいとしており、「やむを得ない場合は貸切でのご使用をオススメいたします。その際は猫に埋れてしまうことをご了承ください」とコメントしている。
名古屋城で忍者ショーを行う徳川家康と服部半蔵忍者隊は「これまで、陰謀や合戦に使っていた『忍術』を、これからは、世界平和のために使っていきたい」という声明を出した。
忍者は忍術を、私利私欲のために使わないようにする戒めの考えとして「正心」という考えを持っていた。ただ、漫画に出てくるフィクションの忍術・忍者ではなく「本当の忍術」「正しい忍者の姿」については、知られていないことが多いとコメント。
現在、同忍者隊は「まだ世の中に知られていない「本当の忍術・忍者」を、世の中に伝授すること」を”忍務”として、情報を発信している。そのためこの声明は”いつか叶えたい夢”として「エイプリルフールドリームプロジェクト」の一環として発表している。