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“最期”に会いに来てくれた家族「四十九日まで母の生活音が聞こえていた」

最期に会いに来てくれた

最期に会いに来てくれた

心霊体験や、説明のつかない不思議な経験などをしている人がいる。「幽霊」と一括りにすると恐ろしいイメージがつきまとうが、中には「亡くなった身内が最期に会いに来てくれた」「夢に出てきてくれた」といった人もいる。キャリコネニュース読者からも、

「母方の祖父母は、両方とも亡くなる前に会いに来てくれました。また祖父は、その後もちょくちょく会いに来てくれました。そして、10年違いでなくなった祖母と揃って、夢で旅に出ていきました」(40代女性)

といったエピソードが寄せられている。現れる幽霊が身内や知人なら、恐怖心は感じないだろう。今回は、「亡くなった身内」に関する心霊体験談をお届けする。(文:コティマム)

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亡くなった義父が、夢の中で教えてくれたこと

50代の女性は、20歳の時に体験した出来事を綴る。

「ある日の夜中。遠方に住んでいる母方の祖父が枕元に立っていました。『おじいちゃん!』と呼んだ直後、家の電話が鳴りました。母が私の部屋へ来て、祖父が亡くなったと……。最期に会いに来てくれたんだと思いました」

目の前にいるはずのない祖父が立ち、呼んだ直後に電話というタイミング。祖父は最期に孫の顔が見たかったのかもしれない。

60代の女性は、亡くなった義父が夢に出てきたという。

「義父が亡くなった後に夢に出てきた。会話はできなかったけど、ジェスチャーで自分の息子、すなわち私の主人ですが、”主人の頭を横に倒し倒れる”と言う仕草をしたんです。その後、主人は脳梗塞で倒れました」

亡くなった義父は息子の体調を心配して、妻である女性のもとへ伝えに来てくれたのだろうか。未然に防げなかったのが残念だが、義父はそれほど息子のことを思っていたのだろう。

亡くなった父が現れ1週間そばに「良い人生だった」

仏教の葬式には「四十九日法要」がある。これは亡くなった人が四十九日目に「極楽浄土に行けるかどうかの決断が下される日」とされてる。そのため、四十九日までは「故人の魂がこの世に残っている」と考えられている。

40代の女性は、母親が亡くなってから四十九日まで、実際に母の存在を感じていた。

「母が亡くなった日から四十九日の間、いろいろありました。停電したと同時に懐中電灯が点灯したり、母が買い出しに行く時間に車庫のシャッターを開ける音がしたり、浴槽に蓋を被せる音がしたり、仕事中にお線香の匂いがしたり……」

女性は「母の生活音が聞けて、怖さより近くにいる感じでうれしかったです」という。

「納骨後はパッタリと母の気配を感じなくなり、寂しさが込み上げました。またいつか会える日を楽しみにしています」

50代女性も、父親が亡くなった後もしばらくハッキリと父の存在を感じたそうだ。

「亡くなった父が、その次の日から私と一緒に1週間いました。鮮明に見えていました。生前は無口だったのに、亡くなってからいろいろな話をしました。大好きな鮮やかな水色のシャツを着ていました。『良い人生だった』という最期の一言はうれしかったです。母はそれを聞いて号泣していました」

鮮明にハッキリと父の姿を見て、会話までできたという女性。「亡くなった父は元気な頃の姿でした。全く怖くなかったです。たまに幽霊でいいから父に会いたいと思うようになりました」と綴る。

大好きな家族であれば、「幽霊」として出てきても怖いと言うより、愛おしく感じるかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き「幽霊はいると思いますか?」のほか「夫・妻に対する不満」「モンスター新人目撃談」などのアンケートを募集しています。

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