やばすぎる出玉性能……パチンコホールで牙狼が復権 栄光と挫折を手にするユーザーたち | キャリコネニュース - Page 2
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やばすぎる出玉性能……パチンコホールで牙狼が復権 栄光と挫折を手にするユーザーたち

そもそも『牙狼』とは、2005年からテレビ東京系列で放送されていた深夜帯の特撮ドラマ。結構ハードな世界観が人気となり、これまでに続編や派生作品も多数作られている。

その『牙狼』の名を一躍有名にしたのが、サンセイR&Dが2008年にリリースした『CR牙狼XX』というパチンコ台。この機種は大当たり確率が1/397.2で初当たりの50%が「魔戒チャンス」と呼ばれる連チャンモードに移行する。

そうなると1回の大当たりでおよそ1560発の出玉が82%ループするため、ツボにハマると大勝に繋がるマシンとして多くのパチンコファンを魅了してきた。

以降も『牙狼』シリーズはパチンコで何度も登場したが、今度の『P牙狼月虹ノ旅人』は、大人気機種だった初代にかなり寄せたスペックとなっている。大当たり確率は甘くなり1/319.68。初当たりの50%で「魔戒チャンス」に突入するのも初代と同様。

連チャン率こそ81%となり、出玉も1回の大当たりで1500発にはなったが、初代にのめり込んだファンが噂を聞きつけ、数年ぶりにパチンコに復帰する事態を生んでいる。さらに従来のパチンコを打ってきた、元々『牙狼』支持層ではないユーザーも噂を聞きつけてこれを打つようになっており、今や『牙狼』があっという間にホールのメイン機種と化しているのだ。

朝から夜遅くまで本機種を打つ人が多いのは、新台だからというだけではない。この台は大当たり間の所要時間がかなり短く、1500発当たりがジャンジャンバリバリループするのだ。そのため、遅い時間でも果敢に打ち続けては栄光や挫折を手にするユーザーがどこでも見られる事態になっている。

何度初当たりを引いても、50%を突破できずに単発終了ということが続いて、怒りを抑えられず大声を出すユーザーもこないだ見かけた。気持ちは分かる。パチンコユーザーって、50%って100%みたいなもんだって誤認する生き物だから。もっとも、導入からまだ日が浅いので、今後どれだけこのバブルが続くかは未知数だ。

爆発力はあるが、釘を締めて活かし切れてないホールも……

そんな起爆力を誇る今度の『牙狼』だが、実はそこまで人気があるにも関わらず、既に客が飛んでいるパチンコホールもある。導入以来、かなりの人気で実際黙ってても客が入れ代わり立ち代わり座るので、釘が渋いというホールも散見されているのだ。

釘が渋ければ当然回らない。回らないパチンコは、面白くない。だから機種の人気に関わらず、客足が遠のいている。そんなホールが既に存在している。

ちょっと今の時代に沿わないレベルに射幸性を強め過ぎてる気がするが、今度の『牙狼』は落ち目のパチンコ業界復権のフラッグシップみたいな台である。上手に使えば、客は一日中稼働してくれる。ちゃんと運用している店は、閉店まで大勢のユーザーが『牙狼』に夢中になっている。

だけど、結局店が慎重になって釘を締めるあまりにユーザーも冷めるという事態が発生しているのは、なんか勿体ない話だ。『牙狼』のスペックは恐ろしいので気持ちも分かるけども、せめて……せめて1000円で15回ぐらいの調整にしなきゃ、打ち続ける理由を作るのが得意な客も、流石に自分を騙せない。

ちなみに僕は既に本機種を2度打ったが、なんだか得体の知れない恐ろしさを感じて、現在は敬遠している。ヤバいのだ。魔戒チャンスの連チャンが確定した際に出る脳汁の分泌量が。あんなもの何時間も打ってたら、前頭葉がブッ壊れちゃうよ。この機種の毒気に当てられればおしまい、という気さえしている。それに、単発上等で数万円ぶち込んで血眼になってまで遊技を続ける資金力もないしね。

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