PS5の決定ボタンが「×」なのって意外と大英断だよね…という話
いつの頃からか、プレイステーションの決定ボタンは「〇」でなく「×」になっている。PS4で海外のゲームを遊ぶとなると、何年前からかデフォルトでは決定ボタンが「×」になっていて、最初は面食らったものだ。
なにせ僕ら日本人の中では、決定=〇という構図が確立されていたわけだし。なので「×」が決定になっていると、キーカスタマイズで変更したというゲーマーも数年前までは結構多かったんじゃないだろうか。
ところが今や、PS5からは、本格的に決定ボタンが「×」となっているため、さすがにもう慣れた人ばっかりだろうなぁ。僕なんて今ではプレステ4以前のゲームを遊ぶ際、キーカスタマイズが可能なら決定ボタンを「×」に設定するようになったし。
やっぱり、ゲームを遊ぶときにその都度キーの使い方で躓きたくないのだ。決定ボタンは「×」で固定してしまったほうが、もう混乱せずに済む(それでもやっぱり「決定は〇やろ」というモヤモヤは抱いてるけど)。(文:松本ミゾレ)
みんなも慣れた?
先日、5ちゃんねるに「PS5の×ボタン決定って大英断だったよな なぜなら」というスレッドが立っていた。スレ主も決定=「×」という図式がある程度すんなり頭に刷り込まれているんだろう。
その彼が言う、大英断だったとする理由は以下の通り。
「PS4だと洋ゲーやるたびに決定反対ボタンになってたからPS4だと常に混乱が起きていたが、PS5からは古いPS4ソフトを互換でやる時以外混乱は起こらない。それにたいしても古いPS4ソフトだから○決定だなという意識で間違うことはマジでない。PS5所持者としての感想です」
わがままを言えば、決定ボタンは「〇」のまま貫き通してくれれば、日本のユーザーも混乱しなかっただろう。だが、XBOX用ののコントローラーが普及している海外では、決定=「×」に位置するボタンを使うことが浸透していたようなので、この流れに日本も流された形だ。
昔やったゲームを遊ぶときに混乱する
前述したように、僕みたいなおっさんですら「×」が決定ボタンとして機能することに、もう慣れてしまっている。ただ、やっぱり困惑してしまうのが古いゲームを遊ぶ場合だ。
移植版とかリマスター版とかで、今は旧ハードのソフトが遊べる環境も整っているが、やっぱり昔遊んだゲームをいちいちキーカスタマイズするのも野暮だったりするよね。その場合、昔のようなキーの使用感のまま遊んでいくわけなんだけど、そうするとどうしても、決定を押したつもりでキャンセルを押しちゃうというミスが多発する。
やっていけばそのうち慣れるんだけど、これに慣れると今度は「〇ボタンが決定だ」という昔ながらの価値観が脳みその奥から引っ張り出されてきて、最新のソフトを遊ぶ際の咄嗟のキー操作を邪魔する。
これのせいで、シビアなキー操作が必須なタイトルを遊ぶ場合には、脳みそが「え~と今どっちのキーカスタムで遊んでんだっけ」ってなってしてミスることも。仕方ないことではあるんだけど、僕は了見が狭いので、そういうことがあるたびに「ややこしいやないか!」と舌打ちをしてしまう。しょうがないんだけどね。でもソニーも、いっそPS5出荷するときに「×」の記号を変更すれば良かったのになぁ……。