ベッキー・ゲス川谷の不倫報道にウンザリ! マスコミは一番の被害者に無頓着すぎでは
いや恐ろしい。何がってマスコミのゴシップに対する貪欲過ぎる報道姿勢と、報道を受けて怒りを覚えるネットユーザーのことが恐ろしい。
ネットが普及する以前から、人気タレントが不倫すれば、連日のように週刊誌やワイドショーは当事者の人格を否定するほど、それはもう思いっきり批判していたもの。
ただ、その報道を知った人たちは、マスコミにまんまと扇動されてタレント同士のアンモラルな言動に怒りを覚えても、せいぜい雑談のネタにでもすれば発散できていたものだった。
ところが現在では、SNSなんかで大勢がゴシップに対してプロのコメンテーターばりに批判コメントを投稿する。そしてその批判の中に、的を得ているものもかなり多い。今や1億総批評家社会と言っても良いぐらいだ。
さて、ベッキー(31)と「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音(27)の不倫騒動が依然として話題だ。ネットユーザーの中にもかなりこの2人に憤りを感じた方もいたようで、ちょっと検索すると山ほど怒りのコメントが出てくる。
マスコミ、この騒動で失望したファン、そしてファン以外の大多数の人々が一体となって、ベッキーと川谷に対して敵意を見せているというのが、年明けからの流れだ。(文:松本ミゾレ)
食事が喉を通らないのはベッキーではなく川谷の奥さんの方!
一連の報道に追随する形で、ネットニュースでも様々な切り口で今回の不倫騒動の当事者は糾弾されている。僕はTwitterをやっているが、報道が最高潮に盛り上がっていたときには、タイムラインに「ベッキー」と「ゲス」というワードが多数見受けられた。
メディアも視聴者も敵に回してしまった感のあるベッキーと川谷は、まさに針のむしろ状態。スポニチによると、ベッキーはここ最近は食事が喉も通らず、そのせいで4キロほど体重が落ちたという。
一方で川谷も、17日に都内で開催されたライブで、ファンに対して「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪してみせた。このライブで川谷は、一連の騒動についての反省を覗かせる顔をしている。
集まったファンも暖かい言葉をかけているんだけど、僕はこの様子をワイドショーで知るまで、正直こういうコラムを書くつもりは毛頭なかった。だけど、なんというかこの2人は、騒動発覚後「そうじゃねえだろ」という言動しかしないんだな、と呆れてしまったのだ。
まず、そもそもの問題は、誘惑に負けた31歳の女と27歳の男が、不倫をした事実が明るみに出たことある。不倫が明るみに出なければ出ないで、ベッキーは食事を今もモリモリと食ってたし、川谷も謝罪なんかしていない。その一方で川谷の奥さんは、これまでの報道を見る限りだと、どうも夫の不倫には気がついていたようである。
食事が喉を通らないなんて話をして良いのは、ベッキーではなく川谷の奥さんの方だ。そして川谷が謝罪すべきはファンではなく、彼の奥さんだ。川谷のバンドは「人気ロックバンド」としてワイドショーが紹介しているけど、楽曲を披露したそのステージの上でファンに頭を下げるロックバンドなんてクソダサい。
マスコミもこの2人の動静だけに注目して、一番の被害者に無頓着すぎる。僕が奥さんなら、ベッキーが激やせ騒動で話題になればなるほど、支えていこうと誓った夫がファンの前で情けなく頭を下げれば下げるほど、そんな人々に裏切られた自分が惨めに思えてくる。
不倫の代償は大きい、後悔する前に再考を
散々メディアで取り上げられたベッキー、川谷騒動だけど、結局のところ奥さんがいるけど不倫することになった男と、奥さんがいる相手と不倫をしてしまった女の、よくある火遊びでしかない。こんなことはタレントやアーティストだけがやることじゃなく、世間にはこういう危険なロマンスがありあまっている。
しかし、不倫ってそもそも誰かが必ず騙され、傷つくものだ。今回はまさに、その不倫のテンプレートのような事態が発覚してしまっただけに過ぎない。バレてしまえば周囲からは失笑、失望、中傷の的にされ、社会的な信用もなくなる。
また、バレなければOKというわけでもなく、大体の場合は何か月、何年と不倫関係が続いているうちに、どちらかが「この関係はいつまで続くんだ」と疑心暗鬼になるもの。関係にほころびが生じれば、秘密の関係を共有することも苦痛になる日が来る。因果応報、いずれは後悔するということだ。
もしも現在、不倫をしているという人がこれを読んでいるなら、悪いことは言わない。決して対岸の火事だなんて思わないことだ。不倫をした時点で、同じ穴の狢。発覚すれば家族や友人、会社からも、人間的に信用されなくなる。恋愛事においては成功者には学ぶことが少ない。失敗した人間に学ぶほうが良い。不倫をして伴侶を裏切ったら、ああなる。
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