エリクサー症候群? ゲームなのに希少アイテムやお金が使えない!という人々の声 | キャリコネニュース
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エリクサー症候群? ゲームなのに希少アイテムやお金が使えない!という人々の声

画像はイメージ

最近、初代プレステの『チョコボの不思議なダンジョン2』にハマっている。1998年リリースのソフトで、発売日に予約して遊んだものを再びやってるんだけど、マジで当時の記憶がほぼ消失してて、新作みたいに遊べている。

おっさんになると色々とデメリットも多いけど、一般的にその範疇にあるとされる記憶力の衰退も、過去に遊んだゲームをもう一度記憶をなくしてやってるもんだと考えればそんなに悪くない。むしろメリットみたいに感じられる。

このゲームは装備に耐久度があるので、これを回復させるアイテム“リペアカード”は貴重品。そのせいでリペアカードを手に入れるたびに倉庫に送ったりして、気付くと50個ぐらい貯め込んでいた。俗にいう、エリクサー病とか、ラストエリクサー症候群という奴だ。

エリクサー。FFシリーズに登場する、使用者のHPとMPを完全回復させる凄い薬である。 そんな便利なエリクサーは貴重品ということもあって、ケチなプレイスタイルの人にとっては使用するなんてとんでもないと感じられる一品。使うのを渋っている間にとうとう全クリしてしまうというのも、割とあるあるなのである。

僕も考えてみれば、エリクサーはまず使用することがなかった。今やってるゲームでもエリクサーは登場するが、やっぱり使ってない。今日は、ゲームの中でもケチケチしちゃう人たちの習性をちょっと掘り下げてみたい。(文:松本ミゾレ)

使うとなくなる通貨、貴重品。使うの勿体ないもんね!

先日、ガールズちゃんねるに「ゲームでもケチケチしちゃう(雑談)」というトピックが立っていた。これを立てた人物は、課金の話とかではなく、ゲーム内の金銭の使い方がケチである自覚を持っているという。 

ゲーム内通貨を貯めることに重きを置いているタイプで、最低限の量の消費アイテムや装備を購入するというロールプレイに血道を上げているというのだ。

個人的には、なかなか趣旨のしっかりした立派なロールプレイだと思う。好感も持てる。 やっぱり普通に遊ぶだけじゃなく、こういうプレイヤーの個性みたいなものがあるといいよね。

その上で「銭投げ」みたいなお金が減る技はいくら便利でも絶対封印、とも。以降、ゲーム内の金銭の使い方についての意見も募集しているという様相になっているので早速寄せられた書き込みを引用させていただきたい。

「極力温存してたくさん在庫あるのをニマニマして見てる」 「ラストエリクサーどころかエリクサーすら使わない」 「あつもりで貯金を延々にしている。何も買わない。わらの服着て頑張って魚・虫・作物・植物・化石とって全部換金してる」
「次のダンジョンで拾えるから武器防具もほとんど買わない。MPも節約してたたかう一択」
「お金もだけど、MP消費もケチってしまうw基本物理攻撃ばかり」

と、このようにゲーム内通貨だけでなく、アイテムやMPまで極力温存するスタイルで遊んでいる人たちは結構いることが分かった。やっぱり、素寒貧で冒険するよりは、元手があったり、アイテムの在庫も多い方がいいもんね。貯めすぎも極端ではあるが。遊び方としては地味だけど、そういう地味な攻略でクリアできれば万々歳だもの。

バンバンアイテムを使って攻略するのが王道!でも邪道でも遊べるからゲームって楽しいよね

ここから、エリクサーとか勿体なくてなかなか使えない僕自身が、特に好む遊び方をちょっと紹介したい。それは、最序盤からステルスプレイを徹底するというもの。

ジャンルはこちらを探知して接近するタイプの敵がいて、アイテムが手に入るなら何でもいい。特に単純なHPだけじゃなく空腹度なんかも設定されていて、銃器も登場するオープンワールド系とかでやると臨場感が増す。

やり方はこうだ。とにかく序盤から弾丸や食料、水、回復アイテムの使用を惜しんで、ステルスプレイに終始する。敵に見つからなければ被弾しないし、無傷でどんどん先に進むことができる。

こうすることで自分もレベルアップせずに進行するから、回避不能なイベント戦になったら登場する敵が強い強い。この理不尽な強さの敵を相手にするのが、なんというか、たまらないのだ。

『エルデンリング』序盤の、まだお馬さん貰ってない時に遭遇するツリーガードという敵なんて、思ってもいなかった最高の強敵だった。あれにノーアイテムで挑むのは好き者のすることだろう。素晴らしいと思う。

僕は勝てなかったから馬ゲットして再戦したけど。それでも聖杯瓶を使わずにどうこうできる相手でもなかったし、腕も悪いので、さすがに回復には頼った。ただ聖杯瓶は無料でチャージされるので、流石にセーフかな? などと、自分の理想とするロールプレイと、現実的なスキルとの間で生じる齟齬に妥協して、ゴールポストを前に持ってったり、後ろに下げたりする。こういうのが楽しいのだ。

もちろん、大抵のゲームって普通に進行するだけで充分楽しいんだけどね。いわゆる縛りプレイみたいなものを意識すると、その面白いゲームはさらに癖のある楽しみ方を構築できるというか。

今はゲームも攻略に自由が利く時代。逆に不便を強いる遊び方を色々と考案していって、自分で難易度を上げてみるというのも悪くないんじゃないだろうか。前項の金銭をなかなか使えない人だってそうだ。あれは無意識に縛りプレイを楽しんでいるのである。

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