年末年始のパチンコ「出ない」は嘘なのか 元旦に「北斗」全台高設定の伝説も | キャリコネニュース
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年末年始のパチンコ「出ない」は嘘なのか 元旦に「北斗」全台高設定の伝説も

画像はイメージ

年末年始ということで、まとまった連休をどう過ごそうかワクワクしている方も多いであろう今日この頃。僕は連日寝正月で餅食って酒飲んでだらけるつもりなんだけど、本来怠惰なはずのギャンブル依存の連中はそういう過ごし方はしないようだ。

怠惰を求めて勤勉に行き着く、とはよく言ったもので寒いから家でじっとしてりゃいいのに、やれ有馬記念だ、やれ打ち納めだと理由をつけてギャンブルのために外出する賭博狂の、なんと多いことか。

特にパチンコ・パチンコ依存症の人たちにとって年末年始とは打ち納めだけでなく打ち始めの時期でもあり、さらにおみくじのような運試しも兼ねている重要な時期だ。

ある者はその年の黒字を少しでもプラスにするために。またある者は生涯収支を少しでもプラスにするために。またまたある者はシンプルに正月、居場所がホール以外にないために。
半ば義務感のようなものを背負い、ホールに向かうわけである。(文:松本ミゾレ)

「年末も普通に6ある」という声もあるが…

とはいえ、現在のパチンコホールってなかなか勝つのが難しい。釘や設定は基本的に渋いし、大当たりもボーナスも、獲得するまでの壁が年々高くなっている。

なのでシンプルに考えて行けば行くだけ負ける可能性が高いわけだが、そもそもギャンブラーたちにそんな忠告は古今意味を成さない。彼らは前だけを向いているので。

12月下旬、5ちゃんねるに「世間『年末年始のパチンコは出ません』」というスレッドが立っていた。一見すると注意喚起のようなスレに見えるがさにあらず。フタを開けるとスレ主は「実際これは大嘘」と書き込んでいる。スレッドの趣旨を把握いただくためにも、書き込みの一部を引用したい。

「クソ田舎は出る」
「スロ歴2年のワイから言わせるなら年末も普通に6ある」
「年末年始は客増えるから出さないと宣伝にならない」

などなど、こういった塩梅で楽観的な人の意見が目に付くのである。これは果たして事実か……というと、実は全部が全部妄想というわけではない。

中には年末年始に出す店もある。具体的には、この時期にお店をグランドオープンしたホールはこれに該当しやすい。たとえば12月30日にオープンした店などは、この日を開店記念日として集客するために、ちょっと普段よりも甘い調整にしているということはある。

また、これは2025年元日の話になるが、業界最大手の東日本マルハングループは、当時設置台数も多く主力機種であったスマスロ『北斗の拳』を全台高設定で営業していたとネット上で話題になった。

あくまでも打った人たちが高設定に気づいた上でネットを中心にバズっちゃっただけで、東日本マルハンはこれをダマで仕掛けたに過ぎないが、まあこんな感じで出すことはあるのだ。

年末年始にホールに行こうとしている人は結局行く

でも、やっぱり大抵のホールにとっては年末年始は重要な稼ぎ時。さっき引用した意見の中に「客が増えるから出さないと宣伝にならない」というものがあったけど、これはちょっと違う。

普段より客が多いからこそ、稼働マジックで出ているように見える台が増える。要は暇な人が出るまで回すとか、そういうことも結構あるのだ。釘が渋くてもラッシュにぶち込んで爆連させる剛腕暇人もいれば、設定1なのに上手く有利を切って万枚を出す剛腕暇人もいる。

客の数が増えればそれだけ上振れも目立ちやすくなるので、通常営業となんら変わらない状況であるにもかかわらず、よく出ているように見えるケースは珍しくない。みんなもっと冷静になった方がいいのである。

ただ、こういう事実を淡々と書いてみても、依存症には通じないんだよなぁ。彼らはもう、「年末年始どう過ごそうか」ではなく「年末年始どこの店で何を打とうか」という一段階進んだ段階にいる存在。

この時点でのこうした忠告ほど無駄なものはないのだ。もうウッキウキなのだ。たとえ店側が「この日は回収しますよ」とか正直に伝えたとて、朝早くから抽選に参加する。それが依存症だからね。結局行っちゃうんだ。それでいいんだ。

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