桜井玲香が悩まされた「乃木坂46 初代キャプテン」というレッテル | キャリコネニュース
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桜井玲香が悩まされた「乃木坂46 初代キャプテン」というレッテル

桜井玲香さん(撮影:石井 隼人)

桜井玲香さん(撮影:石井 隼人)

俳優の桜井玲香さんが、芸能活動10年という節目を前に『シノノメ色の週末』(11月5日公開)で映画初主演を飾る。

誰もが知るアイドルグループ「乃木坂46」の初代キャプテンとして活躍し、2019年の卒業後も順風満帆のキャリアを歩んでいるように見える桜井さん。だがその「元・乃木坂」の強すぎるブランドイメージに苦しんだ時期もあったという。人知れぬ苦悩を本人が語った。(取材・文:石井 隼人)

自ら掲げた「キャプテン3か条」

(撮影:石井 隼人)

(撮影:石井 隼人)

桜井さんは乃木坂46の第1期生オーディションに合格し、2012年にデビュー。グループ内では初代キャプテンという大役を担った。在籍時は、自らが掲げた『笑顔、干渉し過ぎない、背中を見せる』からなる”キャプテン3か条”を念頭に、個性豊かな大勢のメンバーをまとめ上げた。

「乃木坂46のように大所帯だと、ハプニングやピリピリムードになるときだってあります。そんなときにキャプテンがあたふたしていたらみんなが不安になる。常に笑顔で、どんな時も穏やかにフラットでいることを意識しました」

「メンバーは思春期の女の子ばかりです。下手に距離を縮めすぎると逆効果。問題が勃発しても、母親のように見守るスタンスでいました。相談されたら話を聞き、アドバイスをするけれど、自分からは介入しない。そしてパフォーマンスは全力で行い、一つでもいいから『キャプテンすごい!』と思ってもらえるような何かを持ちたいと思っていました」

在籍時は「ポンコツ」「愛されキャプテン」とも評された桜井さんだが、当時からしっかりとした芯を持って役割を果たしていたのだ。

マイナスにもなる「元アイドル」のイメージ


映画画像

(C)2021映画「シノノメ色の週末」製作委員会

2019年に7年在籍した乃木坂46を卒業。現在は幼少期からの夢でもあった俳優業に邁進している。

だが、「なにをやっても『アイドル出身』『元乃木坂』という肩書きとイメージがついて回る。それはプラスにもなるしマイナスにもなる。一時期は『アイドル出身』という言葉に凄く敏感になっている自分がいました。他人が思っている以上に『アイドルと俳優はスタンスが違う!』と思い込んだりして」

しかし、出演作品を重ねる中で少しずつ感覚が変わってきた。

「準備して、パフォーマンスを完成形に持っていくまでのプロセスや目指すところは、アイドル業も俳優業も一緒。アイドルだった過去を背負いつつ、いかに『凄い!』と思わせることができるか。『今に見ていなさい!』という気持ちで取り組んでいます」

そんな意気込みが映画初主演を引き寄せた。

「まさかこんなに早くその機会をいただけるとは思っていなかったので、チャンスというか、スタートというか、ある種の記念碑のような気持ち。ここから勝負をしていかなければ」

桜井さんは力を込める。

映画は、取り壊しが決まった母校を舞台に、かつての思い出を懐かしむ親友3人の姿をセンチメンタルに描き出す。桜井さんは、思うようにいかない無名モデル・大月美玲を演じる。

「映画初主演ながらも、気負わずナチュラルに等身大で取り組めたのは撮影現場の空気感のお陰です。穐山茉由監督が女子高出身ということで意気投合。変に気張りすぎず、みんなで共に歩んで作れた気がします」

俳優を夢見ながらも突破口が見いだせず、「何かのチャンスに!」とアイドルの世界に飛び込んだ桜井さん。回り道だったかもしれないが、それも無駄ではなかったと胸を張る。

「アイドルなんて!と思っていた自分がウソのように、乃木坂46での活動は自分の可能性を広げ、数多くの選択肢を私に与えてくれました。それが結果的に今に繋がる。当たり前のことですが、動く事って大事です」

(撮影:石井 隼人)

(撮影:石井 隼人)

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