初めて入る飲食店の良し悪しは何を注文して評価する? 清潔感や接客態度が重要という声も
ただ、唐突に「何を注文して評価するか」と聞かれても、その人の食や味付けの好みによって変わるため、簡単に「これだ」と言い切ることはできない。スレッドでは、自分好みと思われるメニューが続々と書き込まれている。
「メンチカツ」
「チキン南蛮」
「とんかつのキャベツ」
結局のところ、自分の好きなメニューが自分好みの味付けで出てくるか、が決め手になるのだろうか。中には次のような理由を書く人もいたが、やはりこれも個人の好みに大きく左右されそうではある。
「これはカツカレーやな。揚げ物の味、米の味、そして何よりカレーという日本人なら誰でも好きな食べ物。物差しとしてこれ以上最適なもんはないと思ってる」
「唐揚げ市販の唐揚げ粉と同じ味でがっかりした事がある」
別の意見としては、「オススメを聞いてみる」というものもあった。「なんでもオススメだと答える店はまずい」というのが理由だが、これなら使えそうではある。
「おしぼりから変な臭いがして食欲がなくなった」という人も
一方で、メニューではないものの「水」という意見が意外と多かった。確かに水から変な臭いがしたり、水の入ったグラスに汚れが付着していたりするケースはある。水もきれいに出せないような店では、料理もたかが知れている、ということだろうか。
スレッドでは定食屋とあるが、筆者(編集部S)は、対象を飲食店に広げて数人に話を聞いてみた。
取材で外出が多いライターの30代男性は、「料理よりも、店内が綺麗かどうかや、店員の接客態度で評価しますね」と語る。別の30代男性も、「店に入った時に『いらっしゃいませ』が無い店は苦手。店員が自分の存在に気付かず、席に案内されるまで時間がかかると気分が良くないので」と話し、同様に接客態度を挙げている。
20代の女性は「メニューに料理写真が載っているかどうか」を見るという。その理由は、
「文字だけでは、どんな料理かがパッとイメージできません。唐揚げ定食など馴染みのある料理でも、どれくらいのボリュームがあるのかわからないので、写真がある方が親切に思えます」
ということだった。女性は「おいしぼりから変な臭いがしないかも見ます。以前入ったお店ではおしぼりがとても臭って、食欲がなくなりました」とも付け加えた。
初めて入る飲食店を評価する際には、料理の美味しさ以前に、不潔ではないか、不親切な対応をしていないかなどを見ているようだ。