「最近の若者はUFOやUMAを信じない」ネットで嘆く声 心霊番組が低レベル過ぎるのも影響か
先日、匿名掲示板2ちゃんねるに「なぜ最近の若者はUFOもUMAも心霊も信じなくなってしまったのか?」というスレッドが登場した。
本文には短く「ロマンなさすぎですやん」の文字。このスレッドを立てた人物は、最近の若者たちがロマンがないものだから、未知の飛行物体や未確認生物の実在を端から信じていないと考えているようだ。
……果たしてそうなのか、個人的には疑問ではある。というのも、UFOやらUMAなんてものの実在って、若者よりも大人たちの方が信じていないような気がするからだ。ただ、これはあくまで僕の所感である。統計をとったわけでもない。
ただ、僕がもしも10代、20代の若者だったら、今の時代で仮にUFOの実在を信じているとしたところで、それを人に言ったりする気にはならないはず。だってわざわざそんなことよりも楽しいことがたくさんある。
山でツチノコを追いかけるより、スマホを持ってポケモンを追いかけた方が結果も出るし、面白いだろう。わざわざ未確認の何かについて熱っぽく論争をするよりも、手軽で面白い娯楽は無数に増えている。
最近は宇宙人よりもパラレルワールドの方が受けがいい?
このスレッドに面白い意見が寄せられていた。
「いまの流行はタイムマシンとか世界線の移動とかじゃね」
「最近の心霊番組胡散臭過ぎるよね。毎回毎回スタッフが乗っとられててお笑い番組になってるよ」
「マスゴミが毎回胡散臭いのばかりやってきた結果だろ」
印象的なのはオカルト的なものにも流行があるという観点から書き込まれたであろう意見だ。最近は、アニメや映画のおかげで、タイムトラベルやパラレルワールドといった概念がウケている。これらはオカルトというよりも若干SFに近いが、若者の支持するジャンルが変化した、ということだろうか。
加えて、昨今の心霊番組ではSNSで適当に拾った画像を勝手に加工してオンエアして、しかもそれがバレるという失態をやらかすこともある。ああいう低レベルな加工のトリックがネット上で晒されると、若者たちもおおっぴらに「幽霊は居るよ」とは言いにくくなる側面はあるだろう。
というか今も昔も、「UFOを見た」とか「私、霊感があってぇ~」みたいなことを言う人って、ちょっと周囲から距離を置かれてしまうもの。オカルト的なものの存在を信じていたとしても、だからと言って周囲に熱っぽく主張しない。そういう人なら、今もそこそこいるような気がする。