【食べてみた】カップ麺「スーパーカップ バニラ風味」は地雷? バニラが魚介の風味を引き立てる異次元の味わい
蓋をめくると、乾麺、かやく、後入れパウダーが入っている。まずはかやくを入れ、お湯を注ぐ。3分待つ間、シーフード系のにおいが漂った。食べてみると香りの通り、アッサリした魚介風味のカップ麺だった。普通に食べられるが、インパクトが弱い。
そこで後入れパウダーの登場だ。封を切るとバニラの甘い香りで、アイスクリーム。これをラーメンに入れるのは気が引けるが、投入していく。シーフードの上にバニラの香りが立つ。
味の方は、甘いコーンポタージュ味がするクラムチャウダーといったところだろうか。予想外だが、意外とイケる。パウダーを入れずに食べた時は物足りないと思っていたスープだが、パウダーを入れることで、より魚介風味や塩っけが引き立った。
あまり「ラーメン」という感じはしないのだが、かやくのキャベツ、カニカマ、卵のおかげでどうにかラーメン感をキープしている。スープは少しとろみが付いており、中太で縮れ気味の麺にしっかり絡んでいる。筆者としては麺より、パンを浸すかリゾットにしたい。
パウダーを調節し「控えめバニラ」「〆バニラ」で楽しむことも
結局、最後まで美味しく食べてしまった。というよりむしろ好きだ。筆者は最初にパウダーを全がけしてしまったが、半分だけ投入して甘さ控えめな味わいを楽しむ「控えめバニラー」、麺を食べた後にパウダーを入れシメとしてバニラ風味のスープを楽しむ「〆バニラー」なる食べ方もあるという。
夏に食べるのもいいが、少し寒い時期に食べると体中に染み渡るような優しい味わいだろう。しかし試食をした人の中には「匂いが苦手」と言う人もいたので、個人の好みもありそうだ。ただ「ラーメンにバニラ」という組み合わせが200円で楽しめるので、新しい世界が見てみたい人におすすめしたい。