武井壮「偉い人達が全権握ってるようなスポーツに未来はない」 ボクシング連盟の助成金不正利用疑惑に怒り心頭
![武井壮さん](https://news-careerconection-image.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2018/07/0711takeieye.jpg)
武井壮さん
武井さんはアマチュアのスポーツ団体の運営が成り立っているのは
「(アマチュアの)選手の無償の活動じゃないですか? 選手たちは給料もらってるわけじゃない」
と指摘する。その上で、スポーツ団体の収益モデルについて、
「その選手達が毎日、何時間もかけて研鑽した技術だったり、そういったものを試合で試す場を(団体が)提供して、選手達の肖像権を管理してるからスポンサーに買われて、お金が集まって経営できてるわけでしょ?」
と語った。団体は、たしかにスポーツをビジネスとして収益化しているが、あくまでも選手たちの努力の上で成立している、というのは間違いない。そして、「全員で作ってるものだと思うんです、スポーツって。偉い人達が全権握ってやるようなスポーツに未来はないと思います」と日本のスポーツ界の未来を案じた。
勝間和代「透明性や民主制を保たれない仕組みって必ずこうなる」
現在、ボクシングが東京五輪の種目から外される可能性が囁かれており、このことに武井さんは「団体を出場停止にするとかじゃなくて、選手の保護を最優先してほしい」と選手は関係ないと語る。
勝間和代さんは「透明性や民主制を保たれない仕組みって必ずこうなる」と組織の根本に問題があると指摘。個人の責任を追求しても何の解決にもならないとし、「ある程度、IOC(国際オリンピック委員会)などの仕組みで強制しないと厳しい」と徹底した管理が必要になるとコメント。
最後に武井さんが「誰が偉いとか…『我々が動かしてるんだ』みたいな思いを持ってスポーツを触らないでいただきたい」と、あくまで組織は選手のために存在するものであると強調していた。
ただ、「ビジネスが成立してなきゃ絶対に飯は食えない」とスポーツがビジネスとして扱われることを容認している姿勢を見せるが、
「ビジネスをすることと不正をすることは全く違う」
と語気を強めた。