たまごっち、セガサターン、ノストラダムス…「90年代は楽しかった!」という人々の声 | キャリコネニュース
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

たまごっち、セガサターン、ノストラダムス…「90年代は楽しかった!」という人々の声

僕は1984年生まれの、34歳だ。昭和の終わり際から平成の初頭までにかけてが子ども時代になる。間もなく年号も変わろうかという今日この頃。このコラムを読んでいる人の中には同世代も多いはず。そこで今回は、過ぎ去った90年代に最後のスポットを当てようと思う。

……スポットを当てると簡単に書いてしまったが、思い起こせば90年代と一口に言っても前半と後半ではかなり世相が異なるんだよね。90年代の前半って、まだ日本がギリギリバブルだった時期だ。(文:松本ミゾレ)

「コロコロコミック全盛期だった」「ファミコン楽しかった」

たまごっち、セガサターン、ノストラダムス…「90年代は楽しかった!」

たまごっち、セガサターン、ノストラダムス…「90年代は楽しかった!」

冒頭からオタク丸出しで申し訳ないんだけども、たとえば91年の年末に公開された『ゴジラVSキングギドラ』では、未来の日本が米国やソ連以上の超大国として世界中を牛耳っているという描写がある。

この時期の日本は「24時間戦えますか」のキャッチコピーが眩しい栄養ドリンクが大人気だったし、国民が好景気に浮かれていた。そういった世相であったため、この映画においても当然”この調子で日本は超大国になる”という見方が当たり前のように取り入れられていたわけだ。残念ながら現代の日本は、とてもそんな気配すら見えなくなっているけど。

折しも、こういった話をする上で参考になりそうなものをネットで発見した。おーぷん2ちゃんねるの「90年代は楽しかった」というスレッドがそれである。

このスレッド、本文には「音楽も楽しかった テレビも楽しかった 友達と遊ぶのも楽しかった 携帯の進化も楽しかった」とある。ついノスタルジックな気持ちにさせられるものだが、まずはこのスレッドから、90年代の前半頃に子供時代を過ごした人々の、当時の思い出について語られている書き込みを、いくつか見ていただきたい。

「コロコロ(コミック)全盛期やったしな」
「ファミコン楽しかった。今のキャラありきのゲームつまらん」
「メダルゲームの麻雀。役満は500倍」

ほかにも「たまごっち、デジモン、PS、セガサターン、ノストラダムスの大予言、ネッシー、ルーズソックス、プリクラ、ポケビ、ブラビ」という書き込みも。どれも懐かしいものばかりだ。

90年代前半って、邦楽も今より勢いがあったし、何よりこの時代を象徴していたと思うのが、広告に用いられる斬新なキャッチコピーではないだろうか。特に『金曜ロードショー』あたりの、遅い時間にやってる番組のCM中で流れるテレビ広告って、珠玉の出来の作品が多かったと記憶している。

ほら、山下達郎の楽曲をバックにしたJR東海の「距離にためされて、ふたりは強くなる」とかその代表例じゃなかったっけ?

地下鉄サリン事件で徐々に混沌みが増してきた90年代中盤から後半…

90年代初頭は、未来に向けて希望が持てるようなコンテンツが多かったと、今更になってそう感じる。では、それ以降、90年代の終わり際にかけての日本はどうだったろうか。語るべきポイントはいくつもある。

95年にオウム真理教が地下鉄サリン事件を引き起こした。この事件をきっかけに、マスコミは大々的にオウムの異常な実態を連日報じるようになった。世紀末というワードに、ネガティブな色が掛かって見えるようになっていく。

大体ここら辺から、僕なんかは「空を飛ぶ車」とか、子供の頃思い描いていた、いわゆるレトロフューチャーな世界観が到来しないことを、強く意識するようになったのだ。

バブルは弾け、日本は少しずつ斜陽に向かいつつあったが、一方で邦楽シーンはかなり勢いがあったように思う。音楽番組は今以上に視聴率を稼いでいたし、モーニング娘。が大ブレイクしたり、小室ファミリーの楽曲が週間CD売上チャートを総なめにしたり。

当時はまだネットで音楽を聴くという習慣もないので、CDも売れに売れていたわけだ。さらに98年には椎名林檎、99年には宇多田ヒカルもデビューしている。90年代の後半は、こと音楽にかけては傑物よりどりみどり。大豊作だった。

それから、同じく99年にはドコモのiモードのサービスが開始された。これに伴って携帯電話ユーザーがどんどん増えていったことをよく覚えている。着メロに拘ったり、アンテナがメールを受信すると七色に光るように加工したり。機能が少ない当時の携帯電話を、工夫でどうにか楽しもうとしていた、ということだろうか。

90年代の後半は、色んなコンテンツが一気に押し寄せた、混沌の時期だったのかもしれない。経済的な部分では破滅の幕開けの予感がしていたものの、直近に控えていた新世紀を、ミレニアムだなんだと騒いで浮かれていた節はある。

僕としても95年から99年にかけては、結構楽しい思い出が多かったような気はする。まあ、ちょうど青春時代を被ってただけなので、バイアスがかかってるんだろうけど。

でも、ことさらに「90年代は何よりも良かったな~」とも思えない。そりゃあ今は不景気や少子高齢化やらで色々としょっぱいけど、なんだかんだ生活の利便性はあの頃とは比べ物にならないし。やっぱり人間というのは現金なもんだ。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー
新しい働き方バナー

アーカイブ