有吉、謙遜しすぎの風潮に苦言「謙遜が強すぎてムカつく奴いる」「私なんかが…って話し始め方は邪魔」
2月6日の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、「謙遜」にまつわる悩みが紹介された。ある30代の会社員は、会社の先輩に「自信ありすぎな態度は敵を作る』と叱責されて以来、謙遜を心がけるようにしていたというが、別の上司から「自信のないやつは出世しない』と言われ、困惑してしまったという。
悩みを聞いたマツコ・デラックスさんは「自信満々で来られても、謙遜すぎてもどっちも信用できない。ようはバランスじゃない?」ともっともなコメントをしていたが、有吉弘行さんは「謙遜が強い人がイマドキは多い」と指摘。ネット上で叩かれるリスクを考慮してか、自信過剰な人は少なくなったと分析していた。(文:石川祐介)
マツコ「応援してる98人はわざわざネットに『頑張れ』と書き込まない」
有吉さんは、謙遜しすぎるあまり、どこか取り繕った態度でしか接してこない人に腹を立てているようだ。
「『謙遜家にしーとこ』と思って、謙遜が強すぎてムカつくやつはいる。『こんな僕が本番中にすいません。お茶飲むの生意気なんですが、どうしても喉乾いたので飲ませてください』みたいな」
確かに筆者も、テレビを見ていて、「CDを聞かせていただいたんですけど」のような、「させていただいた」を使う出演者は増えたように感じている。
マツコさんも謙遜が強すぎる最近の風潮には違和感を覚えているようだ。特に、過度な謙遜は女性に多いと感じているという。「いや本当、私なんかあれなんですけど」を冒頭に付けて話し始める女性の話し方に、有吉さんは「あれ、邪魔だね」と同意していた。
有吉さんは「100人中2人の『お茶飲んでんじゃねぇよ』を気にして、謙遜入っちゃうやつがいる。98人はなんとも思ってないのに」と苦言。マツコさんも
「ネットに書き込んでる人は、その2人が多いしね。98人の普通に応援してる人は、わざわざ『頑張れよ』は書き込まない」
と頷いていた。
ただ、有吉さんは「謙遜のほうが安全策なんだろう」と、時代の流れに一定の理解を示し、マツコさんも「難しいねえ」と呟いていた。有吉さんが
「自信家……俺も1億円ばら撒きてぇよ」
と漏らす一幕もあった。
ネット上では、「謙虚になりすぎて気にしない98人の言葉が入ってこない」、「今日のかりそめ天国めっちゃいいお話してる……100人中2人の声を気にしすぎ…たしかに…」と2人の話に共感する意見が目立った。