ポプテピピック最新刊の帯が「これはずるい」と話題 「店長おすすめ」自称、「おもレろいストーリ参照レてください」
人気4コママンガ『ポプテピピック』(大川ぶくぶ著、竹書房発行)の最新刊が3月7日、発売された。ポプ子とピピ美によるギャグ漫画で、2018年1月にアニメ化した際には、1話の前半と後半で声優を変えて同じ内容を放送するなど、斬新な試みで話題を読んだ。
読者の想像の斜め上を行く展開や工夫はいつも読者を驚かせている。最新刊の帯も同様で、ネットでは「センスある」「よく作れたな」「これはずるい」などの声が上がっている。
書店のリアル店長は「ポプテピはいつもそう」と呆れた様子
通常、漫画の帯には「〇万部突破の人気作!」などの謳い文句が並ぶことが多い。しかし、同作品最新刊の帯は、紫色の背景に辛子色で「店長おすすめ」の一言だけ。カラフルな文字やイラストなど情報量が多い平積みコーナーの中で、一際目立つデザインと配色だ。
裏表紙の帯は、文字や文法に間違いだらけの文言が並ぶ。
「たのしいし!目的にはピッタレ!非常に良い品質、美本は魅力的な!」
「これがポプテ比ックが2019年に発売の最新シレーズ。好まレい人気の正式な安心を設計されています」
「良いサービヌと.おもレろいストーリ参照レてください」
伝えたいことの大意は汲み取れるが明らかに表記が間違っている。フォントが混在し半角と全角が混ざっているなど、怪しげな海外製品で使われている不正確な日本語の注意書き再現したようだ。
まんがライフWIN編集部のツイッターは7日、「シリーズ最新刊『ポプテピピック SEASON THREE AND FOUR』本日発売です!横から見たときにも内容がわかりやすいように気を付けました」と、書籍の画像を投稿している。帯の横部分には「三流漫画」と書いてある。
同作品では1巻と2巻でも独自の帯を付けている。1巻では裏表紙側の帯に「数多くの名誉ある賞!」として、「このマンガがすごい!2016」「マンガ大賞2016」「第154回芥川龍之介賞」などを列挙。これらの賞をあたかも受賞したかのように思わせる仕掛けになっていた。
ちなみに最新刊購入時、書店の店長に「店長おすすめ」の帯の真意を確認したところ、
「うちがお薦めしている訳ではないです。ネタです。ポプテピはいつもそうなんです」
と真顔で答えていた。