同僚女性に告白して玉砕! 「毎日お茶入れてくれた」という理由で勘違いした男性のどうしようもない恋愛ベタぶり
大人になっての恋愛は難しいものだ。まあ理由は色々あるんだろうけど、普段は家と職場の往復。休日は自分の趣味の活動があるし、それならば職場でいい出会いを……って考える人もいるかも知れないが、これがなかなか危険なようだ。
先日、5ちゃんねるに「ワイ、職場の女に告白するも玉砕して咽び泣く」というスレッドが立っていた。
「駐車場で待っててもらって好きですって告白した。ちょっと待ってくださいって言われてその場で断られた」
スレ主は自分が振られるとは思ってなかったようで、「ワイに毎日お茶入れてくれてたのはなんやったんや」と書き込んでいる。(文:松本ミゾレ)
なぜそんな薄い根拠で自分が好かれてると勘違いしたのか
これだけじゃ好意を実感するには乏しいが、他にも告白に至る経緯はあったようだ。たとえば「いつも笑顔で接してくれた」だの「(自分を)好きだから優しくしたんだろ」だの……。
あんまりこういうことを書きたくないが、こういう恋愛のイロハについて誰にも教示されないまま社会人になっちゃった人は意外といるものだ。「なんでそんな薄い根拠で自分が好かれてると勘違いしたの?」と感じるが、本人は真剣にそう思っているのだから厄介だ。
好きとか嫌い以前に、相手にとって「村人A」でしかないのに、いきなりその村人が告白してきたらそりゃ引かれるよ。でもスレ主はそういうことが分かっていないので、デートにも誘わず、食事も一緒にしない段階でいきなり告白して玉砕したそうだ。
ただまあ、スレ主はこれまでの人生で、恋愛でこういうことをやったらまずいってことを学ぶ機会がなかったのだろう。両親が恋愛についてのノウハウをそれとなく教えておらうとか、恋愛ドラマでぼんやりイメージを掴むとか、友達の恋愛を影で観察するとか。そういった経験がないと、このスレ主のようになってしまう。なんと悲しいことか。
「相手のこと何も考えてない」「中学生じゃあるまいし」
こんな可哀想なスレ主への書き込みはいずれも辛らつ。匿名掲示板では、失敗をした人の心の傷にナチュラルに塩を練り込むのが通例だが、今回も厳しい声が多数寄せられている。
「うちの会社にもおるわ。ちょっと優しくされたらすぐ告白する奴。相手のこと何も考えてへんのやろなあ」
「童貞の勘違いレベルで草。しかも職場の同僚ってもうこれから死に体やろ」
「中学生じゃあるまいし告白から恋愛が始まると思ってるのが間違い」
と、こういう意見が多い。というかこういう書き込みしかない。ほぼ誰もスレ主を擁護していないってなかなか凄い。
ところで、このコラムを読んでいる人の中にも、きっと職場恋愛を目論んで玉砕した人もいるだろう。あるいは職場恋愛は経験したものの、結果的に別れてしまい、職場にいづらくなったという人もいるかもしれない。
職場恋愛なんて、いずれ気まずい思いをするのが関の山なのだ。告白からの玉砕コンボも当人はかなり気まずいが、職場恋愛をしたカップルが破局すると、職場全体で何か本来必要ないはずの気遣いを強いられる。
これは全く馬鹿らしい話だ。長期的に考えても職場での色恋はろくな部分はないので、そもそも職場で恋人を見つけようとなんてしないほうが良いように思えても来る。