ペットの不思議なエピソード「スマホでホラー系の話を見ようとすると必ずウサギが邪魔する」
我が家には、3頭の猫。そして水槽に20匹ぐらいの川魚。さらにベランダでは、毎年アシナガバチが営巣して暮らしている(巣は毎年そのままにしており、年々サイズが大きくなっている)。他にも天井裏にはコウモリもいるし、おそらくムカデやゴキブリも潜んでいる。言うなれば生き物の巣窟だ。
こういった動物たちに囲まれていると、それだけで気分もアガる。元々動物が好きということもあるが、毎日が実に楽しいし、面白いし、刺激もある。
が、動物と暮らすということは、どうもそれ以外にも注目すべき経験を得られる可能性があるようだ。今回は、ペットとの暮らしの上で生じたという、不思議なエピソードについて紹介していきたい。(文:松本ミゾレ)
喧嘩した夫の持ち物に飼い猫が粗相「仕返しをしてくれたのかな」
先日、ガールズちゃんねるに「ペットの不思議エピソード」なるトピックが立っていた。主婦のトピ主は、先日旦那さんと大喧嘩をしたという。旦那さんに言いくるめられシクシク泣いたトピ主だったが、このとき不思議なことが起きたそうだ。
これまで一切粗相をしなかった飼い猫が、おもむろに夫の趣味道具のもとに赴き、トピ主を見ながらおしっこをした、というのである。彼女はこの経験をもって「仕返しをしてくれたのかな」と思うに至ったそうだ。
まあ、おそらく偶然なんだろうけど、事実なら面白い話である。猫という動物は、飼い主に代わって仕返しをする生き物ではないように思う。トイレ以外でおしっこをする場合は、大抵トイレが汚れているときだし、そもそもきれい好きな生き物なのでトイレ以外ではおしっこをしたがらない。
だから僕としては、猫の飼い主としても「そんなバカな」と一蹴してしまいたくなる。だが、世の中にはもっと不思議な事例もあるようだ。
「お腹を踏まなくなったと思ったら、私が妊娠してた。分かるんだ!ってびっくりした」
今回取り上げたトピックには、トピ主の書き込みに触発されてか、いくつかのペットに関する不思議なエピソードの投稿も見られる。印象的なものを取り上げてみたい。
「近所の外飼いの犬が、いつも首輪を外してうちに遊びにきたりしてすっかり懐かれてしまいました。普段は玄関先までズンズン入ってくるのに、ある時、道ばたからジーッとこちらを見てて。なんとなく違和感を覚えました。翌朝、亡くなったと聞きました。あれは挨拶にきたのか。撫でてあげたかったなとすごく悲しくなりました」
「認知症の祖母が夜中に家から勝手に出ていってしまったんだけれど愛犬が吠えて私達に知らせてくれた。祖母は道路で転んで頭から血を流していたけれど愛犬のお陰で命は助かった。その後、祖母が亡くなった時も祖母から離れようとしなかった。祖母の事、大好きだったんだろうな」
「実家の父が入退院繰り返してた頃のこと。ある日、全く父になつかなかった猫が父を見た途端『ハッ!』として父の足元にまとわりついてきた。それから2日後、再入院して自宅に帰ることなく亡くなった。もしかしたら最後の挨拶をしたのかもしれない」
「うちの猫。いつもは横になるとすぐお腹に登ってきて贅肉をふみふみするのに、突然しなくなって、『アレ? どうした?』と思ってたら私が妊娠してた。『わかるんだー!』ってびっくりした」
「うちのウサギは私がスマホでホラー系の話が載ってるサイトを閲覧しようとすると、毎回さっと隣にやってきてジャマをする。震度4の地震でも寝てるようなウサギなのに一体何が見えてるんだ……」
猫が登場するケースが割と目立った。やっぱり猫はこの手の話題と親和性が高いらしい。
ウチの猫たちは今のところ、不思議な事を引き起こしてはいないが、いずれそういうこともあるのかもしれない。……でもまあ、そんな体験をさせてくれなくても、それぞれ元気で長生きしてくれれば、それに越したことはないな。