「どうせ将来はパソコンで書くから字は下手でいい」に賛否 「いちいち本人捕まえて解読させるの迷惑」「全てデジタルになるから問題ない」
スマホやパソコンが普及した昨今、学生ならともかく大人が手書きの文字を日常的に書くことは少なくなっているだろう。とはいえ、字を書くシーンがまったくない、ということもないので、
「どんなに仕事ができても、でもこの人って字が下手なんだよな…と正直思ったりする」
「イケメンで頭良い人の字がめちゃくちゃ汚くてびっくりしたことある。自分の名前すら読めないくらい汚くて悪いけど笑ってしまったよ」
など、あまりに汚い字だとやはり印象は悪くなってしまうようだ。
職場に字が下手な人がいてウンザリしている人からは、
「メモすら字は書かないと思うなら練習しなくていいかもね。でも必ず他の人も読める字で書いてよね。 一緒に仕事する人が困りますから」
「字が読めなくていちいち本人捕まえて解読させるのクソほど迷惑」
と怒りすら感じるコメントも。
また、「育ちの良さがわかるよね 字のうまさとか、お箸での魚の食べ方とか」といった声もある。字が汚い人に対してちょっと見下す雰囲気も感じられた。「損得の話をするなら就活で有利です」など、字がきれいで得をすることはあれど、損することはないと力説する人は意外と多かった。
「何十冊もペン字本を買った」「悪筆に悩んで50年」等、字が下手で悩む人多数
つまりその逆で、字が汚いと損することもあるということだ。「字がきれいに書けるようになる」という類の本は多数出版されており、大人になっても字が下手なことに悩む人は多い。アマゾンレビューには、「何十冊もペン字本を買った」「悪筆に悩んで50年」「ものすごく字が汚くて、仕事の書類に書いた文字が読めないと何度も怒られたりする」といった声が並んでいた。
一方で、ガルちゃんのコメントはに、少数ながら「手書きの綺麗さにこだわる必要はない」とする人もいる。「字は下手で大丈夫だし、漢字書けなくても大丈夫だよ。これからは全てデジタル化していくから」「ちょっとした時すら書くことなくなるんだよ。わかってない人多いな」などの辛らつな批判もあった。
確かに字はきれいであることに越したことはないが、発達障害の一種で字を書くことが困難、という人もいる。ADD(注意欠陥多動障害)を公表しているモデルの栗原類さんは、著書の中で「二つの動作が同時にできず、習字のように思考が伴わない場合はそこそこ読める字で書けるけれど、通常は文字を書く場合は思考が伴うため、そうなると途端に字が汚くなる」という。(参照:『発達障害の僕が輝ける場所を見つけた理由』KADOKAWA)
頭の良さとは関係なく努力してもできないという人はいる。それこそ今はパソコンという代替えが利くのだから、あまり手書きにこだわるのも考えものだ。