さらに、箕輪氏は「みんなが仕事と言っていることは半分いらない」と一般的な働き方には無駄な点が多いと指摘する。
「わざわざ満員電車に乗ってストレス抱えて、会社着いて座ってパソコン起動してメール返信っていらないから。俺は毎回、布団の中でスマホでやってるよ」
と自身のスタイルを明かした上で、「みんなスマホでやらなきゃダメ。だって、無駄なことだもん」とバッサリ。意味のない拘束や会議、ルールのある会社には優秀な人材が入らなくなるため、企業側も必死になって”無駄”を省く改革に取り組む必要性を説いた。
若い世代の働き方については「今までみたいに入った会社でずっと安泰みたいなのはなくなる」という意見に同調。今後の働き方については「サラリーマンもアスリートや芸人と変わらなくなると思いますよ」と述べ、実力に応じて評価される時代が来ると予想した。
週休三日制について「日本もどんどん、そうなっていくと思いますよ」
また、米・シリコンバレーの企業のように、普段は労働時間が長くても、家族のもとに帰りたい時には自分で「ノー」を言える環境がスタンダードになるべき、と力を込める。
「それで、結果が出なければクビでいいんですよ。サッカーで言うと、試合に関係ないところでめちゃくちゃ走ってる選手が『俺はこれだけ走ってるんだから評価してくれ』って言ってるのと同じ」
と例え話を持ち出し、「昔からの日本の教育が通用しなくなってきた」とまとめた。
中国の働き方改革と比較する中で「(週休三日制について)日本もどんどん、そうなっていくと思いますよ」という。箕輪氏によると、企業側は今後、社員を週休二日に見合った給料を出しながら働かせることが厳しくなっていき、週休三日で働かせる企業が増えてくるという。
さらに、これまで通りの給払えなくなる代わりに、副業を促す企業が増えると推測する。
「サラリーマンは思考停止になりやすいから、小さなキーホルダーで良いから、そういった物を売ってみて自分の力で稼ぐ意識を持っておいたほうが良い」
といい、「誰もが一人の商売人という意識を持ったほうがいい」とアドバイスを送った。
ネット上には「本当に会社に行く時間て無駄よね。毎日じゃなくても、ある程度リモートワークで対応出来ると思う」と箕輪氏の話に共感する声が相次いだ。
ほかにも「働き方改革って、うちの会社だと本部とかデスクワークの人は進んでるけど、店舗で働く私たちは、未だに残業減らない」といった現行の働き方改革に対する不満も見られた。
転換点を迎えてはいるが、政府や会社に期待しすぎず、自分で考えて道を切り開かなければいけない時代になっていくのだろう。