「最近の新人は怒られたら会社に来なくなります。素直な新人が減っている」と会社の将来を憂う30代男性
「最近の若者は~」といった言説はいつの時代もあるものだが、それでも色々と言いたくなることもあるようだ。長野県の30代前半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職)は、
「私が入社した頃、まだまだ昔ながらの気質で、先輩から怒られて学んでいくというのが普通でした。怒られるのが嫌だ、だから反省して頑張る、結果成長していくというのが当たり前でした」
と回想。そのやり方がいいか悪いかは別として、最近の新人にはそれが通用しないという。30代前半の人が昔を懐かしむのは幾分早いような気もするが、先輩の立場になった男性は思いの丈を打ち明けた。(文:天音琴葉)
「先輩を全員悪者にし、自分が正しいと突き進むのはおかしいです」
「最近の新人は怒られたらもう会社に来なくなります。怒られた理由をよくも考えず、ただ怒られたという事実のみを受け取り、最悪は『怒ったあの人が悪い』という思考に変換します」
男性は「嫌な先輩もいるでしょう、だから100%先輩が正しいなんてことはありません」と付け加えるも、それを差し引いたとしても、今の新人は短絡的だと言いたいようだ。
「先輩を全員悪者にし、自分が正しいと突き進むのはおかしいです。周りの意見を一切取り入れない新人は全く成長しません。現にうちの職場にいる新人たちは『素直さ』があるかどうかだけで3年後の成長率が全く違います」
確かに、先輩に当たり外れはあるが、どんな相手からも学べることはある。しかし、そもそも先輩から学ぼうという謙虚な姿勢が、今の新人に欠けているらしい。
「ここ数年、この『素直さ』を持ってる新人がどんどん減っています。正直10年後の会社がどうなってしまっているか怖いです」
と、男性は危機感を募らせるが、それほどまでにひどいのだろうか……。最後に男性は、これから社会に出る若者にも「素直さ」を持って欲しい、と強調した。
「上司、先輩の意見というのは長年その会社で勤めてきたノウハウが詰まった意見です。納得できなくても、意味がわからなくても、むかついてもとにかく一度その意見を受け入れてみて欲しいです。そうすれば数年後、昔言われた意見の意味がわかる瞬間が来ると思います。この文章を読んで『なに言ってんだこいつ』と思う方は特に実行してみて欲しいですね」
この男性のような先輩であればいいが、なかには感情に任せて物を言う人もいる。指導する立場ならなおさら、感情を切り離して伝えるスキルが必要になるだろう。
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