このトピックは4500件以上のコメントが付いたが、そのほとんどがトピ主に対する厳しい批判だ。
「居酒屋で働いてたけど、こういう事する人、ほんっと迷惑。無料の水とお茶を何度も頼む」
「ディナーで飲み物を頼むのはマナーですよ。居酒屋でお水だけなんてもってのほか」
「レストランは分かるけど、居酒屋で飲み物注文したくないって何?何しに来た」
ランチなら頼まないこともある、レストランではお酒が飲めないなら仕方ない、としつつも「居酒屋で頼まないのはマナー違反」という声が圧倒的多数だった。同席した人が気まずくなるという意見も多く、「居酒屋なのに友達に水でとか言われたらもう誘わないかも」という人もいた。
また、「飲食店は飲み物がいい儲けになるのに、注文しないのはお店側からすると嫌でしょうね」という指摘も。確かに、以前取材したあるレストラン経営者の話では、ランチでは1テーブル2000~3000円だった売上が、ディナーでワインを飲んでくれれば、3万円くらいになるとのこと。夜の宴席がめっきりと減った4月は特に厳しい状況だったそうだ。
居酒屋は酒で利益を出すため、料理の価格を据え置く店もある。飲めないならば仕方ないが、「せめてソフトドリンクを」と諭す声が多いのも無理はない。
「ウーロン茶で400円も出したくない」
一方、トピックのコメントにはトピ主に共感する人も一定数いるようだった。
「飲み物頼むと損した気分になる。水で十分」
「堂々とお冷やくださいって言う」
「お酒飲めないのにウーロン茶で400円も出したくないから、居酒屋では温かいお茶くださいって言ってる」
これには「温かいお茶だってタダではないのよ」「一杯のウーロン茶すら頼みたくないほどお金がないなら居酒屋行かなきゃいいのに」というツッコミが入っていた。しかし、付き合いの関係上やむなく行く人もいるだろう。中には、カフェでケーキを食べる時すらコーヒーも紅茶も飲めないという人もいた。すべての人が水以外の飲み物を好むとも限らず、店が提供するものを美味しくいただければ、それでいいという考え方もあるだろう。
ただ、店側にすれば「ドリンクを頼まない残念な客」と見られることは覚悟した方がいいかもしれない。つい先日、飲食店支援策の「GoToイート」を利用して、居酒屋チェーン「鳥貴族」で1品だけ注文し、ポイントの差額を受け取る“トリキの錬金術”が問題になった。
制度上違反ではないが、店側がいい顔をしないことは明らかだ。そもそもこうしたやり方が横行する背景には、「外食するお金がない」という経済事情があるかもしれないが、食事はできるだけマナー違反と見られないように楽しみたいものだ。