「飲酒絡みの失敗ほど嫌なものはない」という人は多いのではないだろうか。酩酊状態であれば、当時の状況など知る由もない。しかし、時間とともに解き明かされる真実を知っていくのはジャブの連打で蓄積されるような、鈍くて思いダメージに近いだろう。
そんな酒で失敗した経験があるキャリコネニュース読者からは、電車内だったり、警察の世話になってしまったり、といった投稿が多かった。
「完全に記憶を失い、他人の家の玄関に粗相を……。そのまま交番に連行されました」(60代男性/青森県/契約社員/100万円)
「飲み過ぎてしまい、気づいたら新幹線で降り過ごして終駅。警察官に尋問されました。でも優しい警察官で、始発まで休める場所に送ってくれました。しかも朝になったら、わざわざ自家用車+私服で迎えに来てくれて、その駅まで送ってもらうという神対応」(40代男性/新潟県/医療/年収750万円)
他の声も見ていこう。(文:鹿賀大資)
「血だらけになった状態で椅子に座ってました」」
富山県の40代男性(エンジニア/年収900万円)は、以前深夜3時まで飲酒していた時のことを語る。その日の記憶について「始発で帰ろうと駅に向かって歩いていたはず」と振り返る。しかし、その途中で眠ってしまったようで、警察官に起こされた。
「気がついたら電話ボックスの中でした。命や財布がなくなっていない治安の良さに感謝しつつ、猛省しました」
千葉県の50代男性(公務員/年収900万円)は、大学時代に味わった酒席での苦い失敗談を思い返す。当時、百貨店でアルバイトをしており、その帰りにバイト仲間と居酒屋で飲むことになった。
「ちゃんぽんして飲んでいたら気持ち悪くなり、吐き気を催しトイレに行きました。そこでチンピラに絡まれ、蹴りを入れられました。そこまでの記憶はあるのですが、気を失ってしまったようで……。気がついたら、女子トイレの洗面台の前。しかも血だらけになった状態で椅子に座ってました」
「電車に轢かれなくてよかったです」
都内在住の30男性(正社員・職員/年収500万円)は「友人と飲んでいた時に途中から記憶がなくなり、気がついたら駅のホーム。救急隊員と駅員に囲まれていました」と綴る。しかも、目の上から流血していた。
「病院に連れて行かれそうになりましたが、『病院に行ったら仕事に行けなくなる』と思い、応急処置だけしてもらいタクシーで帰りました。しかし朝になっても血が止まらず、枕もとが血だらけに。仕方なく午前中だけ仕事を休み、病院で5針ほど縫うことになりました。頭部を損傷していたみたいで、人生初のMRIも経験しました」
男性は「未だに、どうやって怪我をしたか思い出せませんが、電車に轢かれなくてよかったです」とコメントしている。場所が場所だけに、命があったことは不幸中の幸いだろう。酒を飲んでも飲まれるな、ということを胸に刻みつけていただきたい限りだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「お酒の失敗エピソード」や「テレワークで快適なこと・つらいこと」などのアンケートを実施しています。