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「GTRACING」製・コスパ抜群ゲーミングチェアの使い心地は? 1年間使い続けたライターが本気レビュー

筆者が購入したゲーミングチェアは、GTRACINGの「GT099-red」というモデルです。

「価格破壊か!」と思った

購入価格は18500円と超激安でしたが、記事執筆時(2021年7月7日)のAmazonでの実売価格はセール特価で15980円とさらに安くなっています。

ただ、機能的には多彩で、「最大165度のリクライニング」「ヘッドレスト・ランバーサポート(頭や腰用のクッション)」「昇降回転アームレスト」など、2倍以上の値をつけるゲーミングチェアにも全く見劣りしません。1年前に見つけたときには、「価格破壊か!」と思ってしまいました。

思い切って買ってみることに

ただ、購入前に気になったのが、実物をこの目で確認できなかったことです。取り扱っている実店舗を見つけられなかったので、もしかしたらAmazonの中華製品にあるあるの「実物は低クオリティ」「サクラレビュー」のたぐいではないかと、不安がよぎりました。

しかし、引っ越し直後でどうしてもイスがほしかったこと、2020年はコロナ禍で椅子が飛ぶように売れていたため在庫アリの選択肢が少なかったこともあって、この値段ならと思い切って買ってみることにしました。

1年使ってみたメリット

結論から言うと、個人的には非常にいい買い物だったと思っています。

まず、純粋な椅子としての座り心地は素晴らしいです。肉厚な座面の効果で身体への負担が少なく、PUレザーを使った接触面の肌触りも良好。

いちいちソファに移動する必要なし

それまでは勉強机に付いていた椅子を使っていたのですが、それに比べると、長時間座る際のお尻の痛みがほとんどなくなりました。

また、多段リクライニングを手元で自由に切り替えられるので、「オンライン会議の際は姿勢がよくなるように90度」「休憩の際は少し椅子を倒して130度」と、簡単に使い分けられます。ちょっとした休憩の際、いちいちソファに移動する必要はありません。

まさに驚異的なコストパフォーマンス

アームレストやフットレストも取り外しが簡単なため、自分の好みに合わせた座位を実現できるでしょう。

私自身、ゲーミングチェアの購入はこの製品が初めてなのですが、機能面での不満は全くありません。まさに驚異的なコストパフォーマンスです。また、懸念されていた耐久性についても、1年と少々が経過しても致命的な不具合がないどころか、PUレザーの目立った劣化も確認できませんでした。

1年使ってみたデメリット

ただし、「完璧な製品」ではないことも事実です。

まず、この製品特有の問題は、価格の安さからくる全体的なクオリティの低さ。椅子としての機能自体には問題ないのですが、細かなところには雑な仕上げも目立ちますし、組み立てにはかなり苦労しました。説明書の日本語もたどたどしく、不安を感じる仕上がりになっています。

また、オンラインで注文する際に見落としがちな注意点としては、ひじ置きやリクライニングした際の全長を含めた椅子自体のサイズがかなり大きいこと。机の置き場所によっては、持て余すかもしれません。私の場合、座っているときには問題ないのですが、座っていないとき、机の下に収納しきれていない感が出てしまっています。

椅子自体のサイズがかなり大きい

もうひとつ、デザインがかなり派手なため、家具との調和に問題が出る可能性があります。オンライン会議などの際も頭部が映りこむため、ゲーミングチェアだとすぐにバレるのも、気になる人はいるでしょう。ただし、こうした弱点を補えるよう、黒一色のモデル(GTBEE-Black)も発売されています。

「安く快適なイスが欲しい」という方には最適

ここまで、GTRACINGの「GT099-red」をレビューしてきました。もちろん、高価な製品と比べればアラが目立つのかもしれませんが、座っているときの感覚にはとても満足しています。

特に純粋なイスとしての機能・性能は、この価格で買えるイスの中ではトップクラスだと思います。「安く快適なイスが欲しい」という方にはぜひともオススメしたいゲーミングチェアです。

【プロフィール】
齊藤 颯人
フリーライター・編集者。1997年東京生まれ。上智大学在学中より学生ライターとして活動し、卒業後はそのまま新卒でフリーライターに。歴史や働き方、旅行関連の記事執筆を行う傍ら、フリーランスメディアの編集者・個人で複数サイトを運営するサイト運営者としても活動中。

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