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持ち家は不要?「35年もローンを払い続けるリスク」「築20年の戸建て売却に苦労」

マイホーム購入の意外なリスク

マイホーム購入の意外なリスク

よくネット上で話題になる「持ち家か、賃貸か」という議論。キャリコネニュース読者からも多くの声が寄せられている。

佐賀県の30代男性は、「購入後にもし身体を壊したら…?災害に見舞われたら…?隣人のトラブルは…?」など持ち家を所有することへのリスクを並べ、賃貸派を主張している。同じく賃貸派の神奈川県の30代女性も、長期にわたる住宅ローンの返済を懸念する。

「今時、35年のローンを払い続けるリスクを考えず、『賃貸料と同じ値段で買えますよ』と業者に言われるままに買う人が信じられない。確かに高齢になった時に家問題を考えると、家を買ったほうが安心ですが、それはローンを完済できたらの話」

引き続き、この女性の投稿を紹介しながら、今回は「持ち家不要派」のコメントを見てみよう。(文:鹿賀大資)

「結婚して子どもが出来たから家を買う」って、いつの時代?

女性は賃貸のメリットについて、「固定資産税や修繕費などがかからない点」を挙げる。また「気軽に引っ越しができること」も付け加えつつ、現住の賃貸についても「満足してる」と続ける。

「無理にリスクを背負ってまで、家を買おうと思わない。むしろ『家を買ったんだ』と自慢して、『(あなたは)賃貸だっけ?』と聞いてくる友人達の方が心配。反吐が出る。『結婚して子どもが出来たから家を買う』って、いつの時代?リスクとか全部考慮してる?って思う」

神奈川県の70代女性も現在、賃貸マンションについて「大変満足してます」と綴る。以前は持ち家を所有していたが、年齢的に階段昇降が辛くなり、売却の運びになった。

「築20年の戸建てを売却する決断をしましたが、その売却に大変苦労しました。もう二度と持ち屋は要らない、と感じるほどでした。自宅の不動産の資産価値は、売却して初めて分かるものです。持ち屋は10年に1度、見直すと良いかもしれませんね」

「マイホームは『人生の幅』を極端に狭める」

埼玉県の30代男性は、「人生100年時代が普通になりつつある中で、30代でマイホームを購入したとして、100歳まで同じ家で過ごせるのか」と建物自体の老朽化を懸念する。

「持ち家の最大のデメリットは、その土地に縛られることで人生の幅が極端に狭まる気がすること。よほど資産に余裕のある人なら別として、夢のマイホームという言葉は遥か昔の話ではないかと思います」

とも付け加えていた。「夢のマイホーム」という言葉自体は、確かに時代の変化とともに廃れつつあるのかもしれない。

※アンケート概要
■実施期間
2020年8月21日~
■回答数
595 ※7月14日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/53996RSF
■質問項目
・持ち家は必要だと思いますか?
・その理由を教えてください(実際に購入した人はご自身の返済状況、生活の満足感などのリアルな側面から教えてください)

※キャリコネニュースでは引き続き「持ち家は必要だと思いますか?」のほか「夏のボーナスいくらですか?」オンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。

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