かさむ子どもの医療費 年収1500万円の女性「補助のすべてが対象外でした」 | キャリコネニュース
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かさむ子どもの医療費 年収1500万円の女性「補助のすべてが対象外でした」

「多少の体調不良では(子どもを)病院へも連れて行かない」

子どもの医療費助成は自治体や所得制限によって受けられない世帯もあるため、不公平感を覚える人もいる。今回は、キャリコネニュース読者から寄せられた、子育て経験者の「税制に対する不満」を紹介する。(文:福岡ちはや)

子育てが終わり「やっと私はパートで働けるようになりました」

世帯年収1500万円、広島県在住の50代前半女性(その他/パート)は、「子育て終了に近い年齢です。乳幼児医療費・学費無償、すべてが対象外でした」と不満を訴える。

「子どもは喘息などの治療をしていましたから、毎月の医療費は削れるものではありません。重度の症状なら補助が出ますが、そこまでではなく、入院を毎月10日程度すれば落ち着く状態でした」
「保険に入っていましたが、入院費以外の出費もかさみますし、いつ入院かと私は仕事もできませんでした」

子どもの気管支喘息治療には自治体ごとに助成制度があるが、この女性は対象外だったようだ。持病のある子どもを育てるのは、経済的にも労力的にも大変だっただろう。女性は、

「子育てが終わる頃に薬からも解放されて、病院通いは落ち着きました」
「やっと私はパートで働けるようになりました」

と胸をなでおろす。「年収に応じた税金をしっかり払っています」と自負を語った上で、

「統一して保障をしていただきたいと思います」

と不平等感を訴えた。

年収1300万円台でも「多少の体調不良では(子どもを)病院へも連れて行かない」

兵庫県の40代後半男性(その他/正社員/年収1300万円台)も、子育て支援を十分に受けられなかったことを嘆いている。

「医療費補助もなかったので、多少の体調不良では(子どもを)病院へも連れて行かない。私立幼稚園の補助、高校の授業料無償化などもまったく関係なく、税金の取られ損」

男性は、「ラクして税金で補助を受けてるほうがよかったかもしれない」と本音を綴っていた。

※アンケート概要
■実施期間
2020年10月26日~
■回答数
1027 ※9月8日時点
(記事では、2021年7月30日から8月9日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/6FE3D7NZ
■質問項目
・現在の世帯年収でどのような生活を送っていますか? 満足している点、不満な点、エピソードを教えてください。

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