「子供の頃からです。母親は何々小町と言われた美人。 生まれた私は母親には似ずブス。 いつも、あんたは器量が悪いと子供の頃から言われて育ちました。 学校でも、社会に出てもいつもその言葉でおどおどとして隅に隠れるような性格になりました」
幼い頃からかけられてきた言葉が呪いの言葉になってしまったようだ。
「もう70代になって器量なんて関係なくなって、今思うことは、いくら自分に似てない娘でも許せません」
母と娘、相性の良し悪しがあるのは仕方ない。それでも言ってはいけないことはあるだろう。
「私の人生を狂わせた人。 何か良い所を見つけて褒めて育てることが出来なかったのかと思います。あの世までこの怒りを持っていきます」
と綴っていた。