「当時私は22歳で、周りは30前後の方ばかりでした。そんななか積極的に話しかけてくれた男性が2人」と女性は振り返る。

「私はそのうちの1人と成立しました。そこまではよかったのですが、成立しなかった方の男性があとから電話をかけてきました。（今のパーティーがどうかは知りませんが、当時はカードが配られ、そこに名前と年齢、メールアドレス、電話番号を書いたものを相手と交換してました）」

10年くらい前は個人情報が軽く扱われていたようだ。かかってきた電話に女性が出てみると、

「出て早々『しまった、取られた！って思ったよ。きみのことは俺が先に目を付けてたのに。あいつ（成立した方）はやめといた方がいいよ、きみとじゃ歳が合わないから』などまくしたてられました」

女性は「取られたと言われても、私もいい人だと選ばなければ成立しないのに……」と呆れた様子。

「しかも年齢は、成立しなかった人は36歳で、カップルになった男性は30歳でした。何をもってして合わないと言ったんだろうと未だに不思議です。年齢差はありますが、36歳の方が離れているのに」

謎の言い分に引く女性だったが、「その後こちらが朝が早いから早く寝たいと言っても何時間も電話を続けたり、仕事中にメールをしてきてすぐ返さないと顔文字だけのメールを何通も送ってきたり」と面倒なことをしてくる相手だったという。そのため女性は

「着信拒否をしてメールアドレスも変えました。LINEのIDを教えていなかったことは幸いでした。本当に、今思い出しても彼の全てがドン引きです」

と今思い出しても不思議な様子で顛末を綴った。