東京都で暮らす30代前半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収750万円)も「QRコード決済や店舗クーポンの併用ができないか、必ず確認する」と明かす。ちょっとした工夫の積み重ねが支出を減らし、さらなる金銭的な余裕を生むのだろう。
そのほか、女性は次のような倹約テクニックを披露していた。
「定番のストック食材を買うために、業務スーパー含め近隣のスーパーの最安値品を狙って1日に4~5軒ハシゴする」
「ユニクロは割引品をチェックして、基本的にそこから服を選ぶ。子ども服はセール品かメルカリの中古品のみ。楽天スーパーセールを活用して得たポイントで、スーパーで買い物する」
定価での商品購入や現金決済を徹底的に避ける。まさに冒頭の男性がいう“バリューを気にしたチョイス”だ。お金はあるのに貧乏性な人たちの行動を見ると、どこか価値観が似通っているように思えてならない。