「全てを諦めてベンチで始発まで寝ました」上野から宇都宮線に乗った大学生、気づいたら深夜の栃木・間々田駅にいて……
仕事終わりの疲れた体で電車に乗って、「目が覚めたら知らない場所だった!」という経験をしたことがある人もいるのでは?今回は、キャリコネニュースに寄せられた寝過ごしエピソードの中から、埼玉県の10代男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)の体験談を紹介する。(文:コティマム)
栄えていそうな終点・小金井駅を目指すも「何もなさすぎでした」
男性はその日、「上野駅始発の宇都宮線に乗りました」と振り返る。JR宇都宮線は、東京から埼玉県南部、北東部、茨城県を通り、栃木県の宇都宮や那須方面まで続いている長距離路線だ。
「終電の1本前とかだったのですが、埼玉の浦和駅で人身事故があったようで出発が1時間ほど遅れてました」
ただでさえ終電前の遅い時間の電車が、人身事故で出発自体が遅れていたという。
「大学のサークル終わりで疲れていたこともあり、出発する前に眠ってしまいました。起きることなく出発し、家の最寄駅も通り過ぎて、起きたら間々田駅という所にいました」
東京の上野駅から乗ってすぐに眠った男性が目を覚ましたのは、埼玉県も茨城県も通り過ぎた栃木県の間々田駅だった。上野駅から70キロ近く移動したことになる。
「眠気と焦りの中、現在地を調べると終点の小金井駅が近かったため、そこに行けばカラオケやホテルがあるだろうと知らないながら考え、いざ小金井駅に着くと何もなさすぎました」
ひと駅前の小山駅までは「徒歩で1時間30分」
男性は再び調べ、「ひと駅前の小山駅の方が栄えてることがわかった」という。しかし……、その時点ですでに上り電車の運行は終わっている。
「(小山駅を)目指そうとするも徒歩で1時間30分。全てを諦めてバッグを枕にベンチで始発まで寝ました。少し栃木の小金井を深夜に散策できたので楽しかったです」
結局、始発まで小金井駅で寝て待ったという男性だが、普段立ち寄らない駅周辺を散策できて、意外にも楽しかったようだ。
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