友人に頼まれて子猫を保護したら「病院代、ミルク代、離乳食代」を踏み倒されて絶縁した女性
想定していないハプニングが起きたとき、人の本性が出るもの。それがきっかけで友人と絶縁したという投稿を紹介したい。宮城県の40代後半の女性(医療・福祉・介護/年収150万円)は、
「友達の家の前に生まれたばかりで目も開いていなく、へその緒のついたままの子猫が捨てられていました」
とショッキングな場面に遭遇した。このあと女性と友人は、どのように対応したのだろうか。
友人宅の猫の半数以上がパルボウイルスに感染、なのに子猫を「返してもらわなきゃ困る」
「すぐに保護しました」とあり、猫好きの読者はほっと胸を撫で下ろしたことだろう。しかし生まれたばかりの子猫の場合、保護しただけでは安心できない。体を温めたり、数時間おきにミルクを飲ませたりといった適切な対処をしなければ、子猫は死んでしまうからだ。できるだけ早く病院にも連れて行きたい。
結局、仕事を理由に「2時間おきにミルクをあげられない」と友人に言われ、ミルクボランティアを引き受けた女性。
「私が預かり生後3か月まで大切に育てました。もちろん子猫にかかる病院代、ミルク代、離乳食代などは、友達が全額負担するという約束で預かりました」
女性の献身的なミルクボランティアのおかげで、無事に成長した子猫。ところが……
「子猫を返す、となったときに、その子の家の猫の半数以上がパルボウイルスに感染&蔓延」
と不幸な出来事が友人の猫たちを襲う。
女性は「パルボウイルスは子猫の死亡率が100%」であることを説明したうえで、「子猫はまだワクチンも打ってないし、そちらの家の猫のパルボウイルスの感染が落ち着くまでは返せない」と伝えた。猫のパルボウイルス感染症の恐ろしさは女性の指摘する通りで、猫の飼い主なら知らない人はいないだろう。にもかかわらず「返してもらわなきゃ困る」と一点張りの友人に女性は、こう言い返した。
「『では預かったときの約束通り子猫にかかったミルク代や離乳食代、病院代を今、一括で払ってください。そうしたら子猫はお渡しします』と言ったら、めっちゃキレて帰ってしまいした」
これは5年ほど前の話だ。その後について書かれていないが、子猫は成猫になり、家のなかで暮らしていると思いたい。友人の猫たちにも元気でいてほしい。なお、猫のパルボウイルス感染症の予防には3種混合ワクチンが有効とされている。
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