その数か月後、「上司の親戚が亡くなり、またしても受付を頼まれた」という女性。
「知らない方なのですが一応、御香典を渡しました。全く知らない方の受付をしたにもかかわらず、やはりお礼もない」
一度ならず二度までもお礼がなかった。この上司は、部下やその妻に手伝わせるのは当然だと思っているのだろうか。すると今度は……
「1年後、主人の母が亡くなりました。会社の上司にはその旨を伝えました。仕事関係の方からは早々に御香典、お心遣いをいただきましたが上司からは何もありません」
必ずしも上司が部下の母親の葬儀に香典を包む必要はないが、この上司の場合、二度も自身の親族の葬儀の受付を部下やその妻に頼んでいるだけに、何かしらの心遣いはあってもよかったと思える。女性はさらに、
「上司のお兄さんからと上司から香典を渡されましたが中身は空」
と明かした。上司の兄との関係性は不明だが、「2人とも故意にしてるとしか思えませんでした」と語気を強める。この上司の行動は恩を仇で返すようなものだろう。
「香典を欲しいわけではないですが、いくら部下だからと言って受付させたり、香典の計算をさせたりしておいて、お返しもなければこちらが同じ様に母が亡くなったのに香典を空で持ってきたり出さなかったりは人間としてどうなんだろう?と思う出来事でした」
と吐露した女性。女性の夫はこの上司の下で一体どんな心境で働いているのだろうか。
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