「家賃収入でタワマン暮らし」男性がはまった落とし穴 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「家賃収入でタワマン暮らし」男性がはまった落とし穴

これまで男性が妻と二人の子供と暮らしていたのは、湾岸の中層マンションだった。

「3LDKで築年数は20年ほど。購入したのは10年前です。特に不満はなかったですが、いつかはタワマンという夢をずっと持っていました」

男性は国家資格を持つ専門職。独立開業してから15年ほどになるが「いつかは、人が羨むほど成功したい」という漠然とした夢を抱いていたという。その夢の象徴が、タワマンというわけだ。実際話を聞いた際には、現在住んでいるタワマン暮らしの利点(自慢話?)がしばらく続いたが、それは割愛する。

タワマン購入の夢をついに叶えたのは、昨年のことだった。

「ご存じのように東京の湾岸タワマンは超高級物件です。子供の教育費のことを考えれば住居にそこまでお金はかけられない……」

それでも欲求を抑えきれなかった男性は、ときおり物件をチェックしていた。そんな中で出会ったのが、いま住んでいるタワマンだ。

「なぜだかピンときてしまった」という男性だが、当時住んでいたマンションもローンはまだまだ残っていた状況。審査が通ったとしても、二つの住宅ローン支払いは大変だ。そこで考えたのが「現在住んでいるマンションを賃貸して支払い分を確保する」というプランだった。

こうした皮算用もあって、「勢い」で購入を決めたという男性。しかし、現実は予定どおりにはいかなかったそうだ。

賃貸収入どころか、空き部屋に。

「マンションがずっと空き部屋のままなんです」

聞けば、貸し出したマンションの賃料は19〜20万円ほど。ところが、男性は22万円に設定した。

「不動産屋からも高すぎるとは指摘されました。しかし人口も増えているし、いけると思ったんです」

だが、入居者はなく、空き部屋のまま数カ月が経った。

「ならばと、冷蔵庫やテレビを購入して設置して“家具付き”にしてみたんですけど、ダメです……」

なんとしても家賃は下げたくないようだ。それなら「いっそ、売却すれば?」と聞いてみたが、これも男性は「ノー」という。

「まだマンション価格は値上がりが続いてます。それに、旧居のマンションも含めた地域の再開発計画があるんです。となると、将来、ここがタワマンになれば等価交換で立派な部屋が貰える……ハズなんです」

なんとも夢は壮大だ。聞いている側としては「行き当たりばったり」にしか思えないのだが……。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 【実録マンガ】外車ディーラーにジャージ姿、国産ワゴンで行ったら「いらっしゃいませ」もナシ! → 後日、別の車で行ったら衝撃の対応!
  2. 「しまむらファッション」で高級車ディーラーに行ったら塩対応→アンケートに「医師」と書いた瞬間、態度が一変!
  3. 「オープンカーに乗る覚悟がない」客を見下し続けたディーラーに「担当替えてよ」と言ってみた結果【後編】
  4. 「うどんがヌルかったぞ!」牛丼屋で衝撃クレーマー客 店員のまさかの一言で退散【実録マンガ】
  5. 「オープンカーを理解してない人は我慢できないかも」 異音を訴える客を小馬鹿にするディーラー、まさかの整備ミス【前編】
  6. 結婚式に元不倫相手を招待した女性「私の独身最後の晴れ姿見て!」――「悪い女」と自覚も「今の私を作ってくれた」のは彼…【後編】
  7. 世帯年収500万円の男性、税金に怒り「毎月9万円近く引かれる。国は車を長く大切に乗るには"金を払え"という」
  8. 外車ディーラーにジャージ姿、国産ワゴンで行ったら「いらっしゃいませ」もナシ! → 後日、手のひら返しの接客をされて憤る男性
  9. 【実録マンガ】「右脚、すごく短くないですか?」店員に何度も言われて困惑、怒った女性が反撃するも……
  10. 外車ディーラーで受けた屈辱 店員が「まだお若いのですから…」と売ってくれず、何十年経っても忘れられない男性

アーカイブ