事故物件を内見したら「お風呂場で“気配”が強くなりました」 何かを感じ取った女性 | キャリコネニュース
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事故物件を内見したら「お風呂場で“気配”が強くなりました」 何かを感じ取った女性

画像はイメージ

「幽霊はいないと思いますが、思念の残滓みたいなものは残るのでは?と思います。それを幽霊と呼ぶ人もいるかも」

こうした持論を語るのは、40代前半の会社員女性だ。というのも、女性は10年前に中古マンションを購入しようと物件探しをしていたときに、事故物件の内見で「心のようなものが残っている」のを感じたからだ。(文:福岡ちはや)

「風呂場で死んだ方は、彼氏に見つけてほしかったのかもしれませんね」

その物件は価格がやけに安かった。不動産屋は「前の人が自殺した」と言い、事故物件であることを隠さなかったが、女性が「その物件を見たい」と電話で話すと「え……?」と明らかに嫌そうな感じを出してきたという。

内見当日は現地集合だったが、電話で話した男性担当者は「1人だと怖いから」と女性上司を連れて来ていた。よほど事故物件が怖かったとみえる。それはさておき、3人で部屋の中に入ると、不気味なことに「誰かがいる気配」がしたと女性はいう。

「ついさっきまで人がいた会議室に入ったときのような感触がありました。しかし、何しに来た!というような攻撃的な感触ではありません。なので、ひととおり室内を見たのですが、お風呂場で“気配”が強くなりました」

女性は思わず「自殺場所はここなのですね」とつぶやいた。予想は当たっていたようで、女性の言葉を聞いた男性担当者は、

「事件のこと知ってたんですか!そうですよ、何かいるんですか!?」

と、うろたえて騒ぎだしたという。

一方で女性上司は「何か感じたのですか?ほかに『玄関に入ると寒気がした』とか言う人もいましたよ」と至って冷静だったため、女性は男性担当者を放って置いて彼女と会話を続けた。

「玄関では何か残ってるなという程度でしたが、ここにはなんか残りものがある感じですよ。(中略)よほど発見が遅れましたか?」
「多分数日。だからこの風呂に少し匂いがあって、リフォームしてます」

淡々と話し続ける女性陣とは対照的に、男性担当者は「なんでそんなに冷静なんですか!?」などと騒ぎ続けた。女性はそれを「事故物件適正がないなあ、この方」と思いながら見ていたそうだ。なお、当時女性は臨床心理士として働いたので、「自殺には割と詳しい」と自認していた。

結局、女性はその事故物件を購入しなかった。即金で購入できるほど破格の安さだったが、親戚に止められたり、部屋のオーナーが家具の引き取りを拒否したりで、最終的に別の中古住宅を選ぶことになったからだ。女性は、

「その風呂場で死んだ方は、(恋人と別れたか喧嘩をして自殺したと聞いたので)彼氏に戻ってきてほしかった、見つけてほしかったのかもしれませんね」
「今でもそのマンション近くを通ると、あの思念はもう残っていないといいが……と思います」

と綴っていた。

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