礼儀正しい隣人、実はヤバい人だった マンションの宅配ボックスに自分の靴や衣類を詰め込んでいて……
男性が住むマンションには、住民の不在時に配達物を保管するための「宅配ボックス」が完備されていた。しかしあるときから、宅配ボックスが埋まり荷物を受け取れないことが頻発したという。
「再配達を頼んでも、ボックスがいっぱいのため持ち帰りとなることばかりで、結局いつもコンビニ受取をする羽目になり、とても不自由していました。 数か月その状態が続いていたので、私も耐えきれず管理会社にクレームを入れたところ、同様のクレームがかなり来ているとのこと」
男性は原因が気になり、いけないとは思いつつも、宅配ボックスに付いている小さな窓から中をのぞいてみたそうだ。すると驚くことに、すべての宅配ボックスの中に「本やCD、靴、衣類など、明らかに宅配されたものではない私物」が入れられていたという。物置代わりにしていたのだろうか。
「その状態が半年ほど続いたある日、オートロックの横にある宅配ボックスがすべて空になっていました。ついに管理会社が動いてくれたのかと思い、自分の部屋に帰ると、隣の家の扉に管理会社からの貼り紙があり、『宅配ボックスの中にあった私物はすべてこちらで預かっていますので、至急下記までお電話ください』と書かれています」
驚くことに、犯人はあの「ものすごく感じの良かった」隣人だった。
「管理会社も相当なクレームを言われていたのでしょう。本来であればポストに投函しておけば良いものを、わざわざその方の家の扉に張り紙をしていたのですから、静かな怒りが伝わってきました」
男性は昔、「宅配ボックスをトランクルーム代わりに使っている住人がいる」という記事を読んだことがあるという。そのときは「そんな人間は、どうせ普段からだらしがない人間なんだろう」と思っただけに、大きな衝撃を受けたようだ。
「あれだけ礼儀正しく感じの良い人が、まさかそんな非常識なことをしているとは夢にも思ってもいませんでした。(中略)都会は隣人の素性などわからないという好例だと思いました」
と驚きを書いていた。
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