前述のように、パチンコもパチスロも負けるようにできている遊技機なので、普通にヒラ打ちしていればそりゃもう、あっという間にお金がなくなってしまう。多少の立ち回りで負けをカバーできると言っても、なかなかそんなの全てのユーザーができるものではない、そもそも立ち回り以前に打ったら負けみたいな調整の店ばかりだし。

それでもお金を入れるぞ！　と気合いを入れて乗り込んでくるのが我々なんだけど、一方で負け組個々人にはそれぞれのジンクスというものがある。つまり「これが起きてしまうと今日は厳しいぞ」と、長年の敗北経験から来る赤信号が点灯することがあるというわけだ。

ちょうどその事例が色々と寄せられているスレッドが5ちゃんねるにあった。「パチンコ屋で『あっ、今日負けるな』って思う時」というのがそれなんだけど、早速だしいくつかの書き込みの中から、まずはパチンコに関する話を引用させていただきたい。

「パチンコで低投資で当たったのにラッシュ入らなかった時」
「浅い回転で変な当たり方して単発」
「チャッカーに間違いなく入る玉に別の玉が体当たりして弾かれまくる」
「そこそこ出玉あるから帰ろうとしたときに甘デジで遊タイムまで残り100ちょっとの台を見つけて座ったら全然回らなかったとき」

パチンコというのは大当たりを射止めて、その大当たりからラッシュに繋げ、ラッシュ中にできるだけ多くの当たりを引かないと勝てない。だから低投資で当たったとしてもそれが単発だったり、ラッシュに突入したのにスルーして終了となったりすると「あ、今日はもうダメやわ」と思いがち。

実際、そのまま無理して次の当たりを狙うとそもそも次の当たりが来なかったりするということが関の山。これはパチンコをしたことがある人のほとんどが経験している事例だと思う。

あとはチャッカーに入る直前の玉が、横から別の玉に邪魔されて入賞できないってのもなんかこう、ゲンが悪く感じちゃう。「本当は今の入賞で当たりを引いてたんじゃないの？」とか思っちゃう。そんなことは多分ないんだけど。

ただチャッカーに入賞しなきゃ永遠に大当たりの抽選はされないので、その機会を目の前で弾かれるのってなんかその後の展開に暗雲がたちこめる気がしちゃうんだよね。

「合算が良い罠台が目の前で空く」

さて、続いてはパチスロに関する「あ、今日もあかんわ」となっちゃうパターン。
こちらも引用させていただいた。

「大事な時にホッパーエラー」
「合算が良い罠台が目の前で空く」
「自分より後に座った人が先に当たる　1万突っ込んでもペカらない、チカらない」

ホッパーエラーというのは、筐体側の異常。筐体の中にはメダルを供給するための入れ物があるんだけど、そこにメダルが入ってないと異常を感知してホッパーエラーが表示され遊技が一時中断となる。

昔はメダルも自動では供給されなかったので、よく見かけた光景だ。今もたまに見ることはあるが、そもそもメダル機が少なくなりほとんどメダルレスのスマスロに置き換わっているから、なかなか珍しい事例になってしまった。

が、払い出しありの特化ゾーンとかでホッパーエラーが出ちゃうと「ああ、なんかタイミングズレたわ」と不安になるんだよね。そんなことない……とも言い切れないのがパチスロ。
全てのフラグはレバーオンをするタイミングで抽選されるので、こうして水を差されるとその後の展開が総崩れになることもあったのだ。

最近はホッパーエラーも見かけなくなったが、特化ゾーンとか消化しているときに店員が「この後新台開放で～す」とか話しかけてきて気が削がれることはしばしば。

無視するのも感じが悪いので一応は応対するけど、内心「話しかけんなや」みたいなことを思うことしきりである。まあ向こうも話しかけたくてこんなおじさんに話しかけてるわけじゃないんだけどね。

あとは合算が良い台は高設定の可能性があるんだけど、単純に前に打ってた人がヒキ強ってだけだったパターンもあって、なかなかそのままの波を乗りこなすことができなかったりする。

そもそも今は高設定でもそんな一瞬で2万とか3万とか出る台も多くないので、余計に勝負は短時間では荒れやすいってのもあるけど……。

個人的な話になるけど、僕にも「あ、負けるぞ」と思うジンクスはある。僕の場合は、848という数字を見た時は結構な確率で負ける。朝8時48分の表記をニュース番組の左上で見てしまったり、ふと見た車のナンバーが848だったりすると、本当に負ける。

この数字が一番嫌いだ。みんなもこの数字を記憶して、僕と同じ気持ちを味わい、そして負けるがいい。